アジア・アウトリーチ・AR223


腐った日本の復活! ~預言~

「日本よ! 多くの者たちはあなたの時はすでに終わった、今すでに終わってしまっていると考えている。 日本に何かが起ころうなどということは、不可能である、と。しかし、主は言われる。『あなたが墓の中に4日間も 入っていたとしても、そして今や悪臭を放つほどになっているとしても、主が今にもあなたを呼び出そうとしている、と。 出て来なさい! そして、あなたは、墓の中に入れられた服を着たままで出てくるのだ。
 そして、わが民(教会)は、あなたからその墓の着物を取り去るであろう!』」

神が遣わされた器、リック・シーワード師

 2018 年2月、日本で働く牧師、宣教師、働き人たち602 名を迎えたJPF カンファレンスが、静岡県の浜松市 で開催された。今回の主講師として立てられたのは、リック・シーワード師であった。リック師は、アメリカからシ ンガポールに送られた米国人宣教師夫妻の息子として、シンガポールに生まれ、シンガポールに育った。そして、シ ンガポール最初のメガ・チャーチと言われヴィクトリー・ファミリー・センター(VFC)を開拓し、成長させた。 そればかりか、リック師の重荷はVFC を世界宣教の教会とすることであり、至るところに出て行って教会を開拓す ることであった。それゆえ、リック師は早々にVFC の主任牧師を後任者に譲り、世界に広く出て行って、聖霊様が 導く最先端の働きに携わってきた。
 そのリック師は、主から日本に関する大切な預言を受けた。2011 年のことである。その内容が冒頭に記されたも のである。この預言は非常に鮮明なものであった。リック師はこれから「日本が変わる」ことを真剣に受け止め、シ ンガポールはもとより、遣わされる先の国々で「これから日本の時が来る! 日本へ宣教チームを送りなさい!」と 言い続けてきたのである。けれども、「ここ数年間、自分の周りに起こった様々な問題に対処するために、日本に力 を集中することができなかった、これから日本の働きに力を入れます。」と聖会の中で語ったのである。
 私は今回、リック師と初対面であったが、通訳をさせていただく特権をいただいた。メッセージのために個人的に お交わりをさせていただく時間も持たせていただくことができた。そして、カンファレンス第3日目の晩に、この日 本への重荷の動機付けとなる預言についてお語りになった。私もこれを真剣に受け止め、アジア・リポートに掲載 してもよいかを打診させていただいた。リック師は慎重な方で、「カンファレンスの委員会の方々に吟味をしていた だき、承認してくださったらいいでしょう」と、その晩お話しくださったが、翌朝、私に掲載の許可をくださった。

リック師の事故死

 アジアに生まれ育ち、宣教に重荷を持ち、教会開拓を通して神の国を前進させ、主の御心を実現していらっしゃる リック師の働きは、同じヴィジョンを持つ私に大きなインパクトを与えた。それゆえ、既に決まっていたこのアジア・ リポートの原稿の予定を変更しても、このメッセージをお伝えすべきであるという思いを抱いていた。その矢先のこ とである。「3月24 日、リック・シーワード師ブラジルで事故死」の信じられないニュースが飛び込んできた。大 きなショックだった。
 パウロはこう語った。「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬこともまた益です。しかし、もしこの肉体の いのちが続くとしたら、私の働きが豊かな実を結ぶことになるので、どちらを選んだらよいのか、私にはわかりませ ん。私は、その二つのものの間に板ばさみとなっています。私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。 実はそのほうが、はるかにまさっています。しかし、この肉体にとどまることが、あなたがたのためには、もっと必 要です。」(ピリピ1:21-22)リック師もきっと同じ気持ちであったことだろう。そしてリック師は、天に召されイエ ス様と共にいることだろう。一方私たちにとっては、彼が肉体にとどまって日本のリバイバルが起こるまで励まして くださることが必要だったように思える。リック師がこの地上から取り去られたことによって、主からの預言の重み が増し加わったように感じるのは私だけだろうか。
 神様は、リック師を用いてその預言を日本のリーダーたちの前に残された。今やそれを実現するのは、ただ神様ご 自身であり、それを受け止めるのは日本のクリスチャンである。

預言的メッセージ

 リック師は語るメッセージをすべて準備していらっしゃった。私には、メッセージのアウトラインが渡されて 説明を受けた。こうしたことは説教者によって異なるので、いつも通訳者がアウトラインや原稿を渡されるわけではな い。しかし、リック師は絶えず聖霊様の導きを真剣に祈りながら求めていらっしゃった。聖霊なる神様の導きによっ て、変更が行われた。メッセージを語っている中で多少の変更がなされることはいつもあったが、説教すべての完全 な変更が一度行われた。それゆえ、冒頭の預言だけを取り上げて語るのはリック師の意図ではないことを明言してお きたい。
 ただ、紙面が限られているため、この預言が含まれたメッセージの概要だけをここに紹介したい。そのタイトルは、 「不可能を信じる!──私たちの都市に、国に」というものであった。主題聖句は、第2歴代誌16:9「主はその 御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるの です。」
 神様のみことばは、私たちが信じるようにと促してくださるのです。
 神様は、国々を贖いたいのです。国々は神様を見捨てましたが、神様は国々が癒されることを願っておられ、イエ ス様の血潮はこの国々のために流されました。それゆえイエス様は、あらゆる国に出て行って福音を宣べ伝えるよう に命じられました。
 そうした国々の中には、羊の国と山羊の国がありますが、日本は羊の国です。「わたしは問わなかった者たちに、わ たしは尋ねられ、わたしを捜さなかった者たちに、見つけられた。わたしは、わたしの名を呼び求めなかった国民に 向かって、『わたしはここだ、わたしはここだ。』と言った。」(イザヤ書65:1)神様は、この国(日本)を、将来世界 の国々へ遣わすようにご計画なさっています。
 神のこの国に関連することば──前述の日本に対する預言──ラザロは葬りの着物を着ていました。希望がなく、 終わった状態でした。教会はこの着物を取り除きます。教会が、この国にキリストのメッセージと希望をもたらしま す。ただ、日本が神の前にひざまずく前に、もう一つの大きな災害が起こります。
 神は日本に国家的なリバイバルをもたらします。神様ご自身が収穫の主です。大いなる収穫が日本にもたらされま す。神様は世界の教界の焦点を日本に向けさせます。
 神様のしるしと不思議が約束されています。神様は、信じる者たちに聖霊の9つの賜物を与え、油注ぎをください ます。
 五役者の働き(エペソ書4:11)の賜物を与えられます。主は新しい教会を立ち上がらせ、聖霊の満たしとみ力 によって、教会は前進します。
 神様は新しい世代を起こされます。

預言と現実のギャップ

 果たして日本に国家的なリバイバルが来るのか? 特に日本に住んでいる私たちにとっては、信じがたいことであ る。それは、目に見える現実とリバイバルの間に、大きなギャップがあるからだ。昔エリヤは、大雨のきざしがない 時に大雨が来ることを、それを見る前から知っていた。
 「若い者は上って、見て来て、『何もありません。』と言った。すると、エリヤが言った。『七たびくり返しなさい。』 七度目に彼は、『あれ、人の手のひらほどの小さな雲が海から上っています。』と言った。それでエリヤは言った。 『上って行って、アハブに言いなさい。『大雨に閉じ込められないうちに、車を整えて下って行きなさい。』」(列王記 I18:43-46)
 実はリック師が受けた預言の中には、私たちが信じたくない部分が含まれていた。それは、日本にもう一度大きな 災害が来るという部分である。これについて、集会後個人的に質問をなさった日本人の牧師がいらっしゃったし、私 自身も尋ねたのである。リック師はそれがどのようなものであるかについては、神様が明らかになさらなかったと、 それ以上自分の想像で勝手に語ることに関しては躊躇なさった。
 実は、日本に国家的なリバイバルが来るという預言は、私が知っているだけでも、リック師にだけ特別に与えられ たものでない。ここ数年の間に、多くの信頼できる預言者たちを通して語られており、その頻度は増えていると言え よう。しかも、その中に同様に災害に関しても言及されたものが他にあることも事実である。
 私たちは、預言を吟味して真剣に受け止めつつ、日本を贖ってくださろうとしている神に大いに期待をして前進し ていかなければならない。




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