拡張型心筋症
Dilated cardiomyopath



<所見ポイント>
a)壁運動の低下と心腔の拡大
 拡張型心筋症では心筋の全周性壁運動低下と心腔の拡大を認める(図18,19)。

 
b)左室内血栓の有無
 壁運動低下に伴い血流の欝滞を生じ血栓を生じやすい環境となる。
c)僧帽弁のb−b’ステップの有無と左室流入血流A/R比の評価
 心筋梗塞時と同様に左室拡張障害に伴い
b-b'ステップの出現とA/R比の増加を生じる。