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Let's try!(体験記いろいろ)

キャッチセールス(海外編)
・・・というよりぼったくり話

体験時期 2年前  2002/4/8 write 


会社の友人と3人で夏期休暇を利用して
シンガ&バリ旅行に行った時のこと。

3人ともシンガは行ったことがあったが
バリは今回がはじめてである。

テレビの旅番組かなんかでバリが紹介されて
「バリに行きた〜〜い(^o^)丿!!」
となったのである。
(毎年まんまと旅行社のワナにはまるミーハー3人組であった。)

意気揚揚と憧れのバリの(デンパサール)空港に
到着したのは夜であった。


事件はさっそく起こった。

治安のいいシンガで一泊した後のバリ入りであったので
日本で予習してきたことが
吹っ飛んでしまっていたのであろう。

予習  ぼったくりに注意!!

予習  ぼったくりに注意!!

予習  ぼったくりに注意!!

旅なれた3人が一緒ということで油断もあったかもしれない。


入国審査の後で、ターンテーブルから出てくる
荷物を待つがいっこうに出てこない。

そもそも国際空港とは名ばかりの
どっかの集配場のようなおそまつな風景だ。

赤いちょうちんが飾ってあるのもうさんくさい(-_-;)。
(両替屋らしいが、換金時に誤魔化されるうえ
レートも悪いらしいので
よ〜く確認するか、ここでは止めたほうがいい。)


しかもみんな私服っぽくて
どれが空港職員かも不明である(-_-;)。

外からの出入りも自由そうで、簡単に
置き引きされそうだ。

この時点で「バリをあなどるなかれ!」
を思い出すべきであった。


果たしてちゃんとシンガから運んでもらえたのか、
もしやすでにかっぱらわれたのでは?と
疑いだしたところ

「イナバ様ですか?」
流暢な日本語で話しかけられた。

「はい、そうです。」

「お待ちしておりました。ガイドの○○です。
 荷物はあちらでよろしいですか?」

見ると私たちのスーツケースが既にピックアップされており
そばに男性が立っていた。

「はい、そうです。なんだ出てこないから心配した。」

「旅行社のステッカーで見分けてピックアップします。
 さあ、車のほうへご案内します。」

ガイドと荷物もちの男性の後ろについて車へ移動。
車に乗り込むと、ガイドがいきなり




「彼にチップを払ってください」

「???!!!」
(サービスじゃないのか!!しまった!)

まだバリのお金(ルピア)に両替前だったので、
米ドルか円しかない。
相場は2〜30円相当でいいのだが
日本円は単位が小さいと小銭なので
(小銭はルピアに両替できないため)
仕方なく1ドルを渡す。
(シンガドルではなく米ドルの残り・・・
当時130円くらい。相場の3倍以上である。)


「サンキュー」荷物を100mだけ運んだ兄ちゃんは
また空港の方へ向かっていった。


これが普通なのかぼったくられたのか
まだ判断できないままホテルへ。

ホテルのロビーはオープンで豪華で
南国の香りが漂い、さっきの件は忘れ
3人ともうきうきしていた。

ウェルカムドリンクとガイドのひとしきりの説明をうけたあと

「ではお部屋まで案内します。彼女についていってください。」

ガイドに言われた通り、
民族衣装に身を包んだお姉さんに連れられて部屋についた。

お姉さんは部屋についてかぎを開けてくれ、
中に通すと簡単に設備の説明をしてくれた。
(説明を聞くような内容ではなかったが・・・)


「サンキュー」私たちは満面の笑顔で感謝を示したが

彼女は「スマイル=0円」はお気に召さないらしく
手をだしてはっきりと



「チップをください!」と言いやがった。

「?!!!!!!」
(またやられた(-_-メ)!)

仕方なくまた私が1ドル(相場の3倍以上)を出すと
他の2人に向かっても手をだした。

「?????」

「それ3人分ですが・・・」

一人30円としても3人で90円。
それでも相場以上はある。
ここがいくら最高級ホテルとは言え、
さすがにそれはおかしいだろ。


不満げな顔の彼女に
日本語の意味が通じてないのかと思い

「Together で One dollar」

と身振り付で言ってみたが、

はっきりと



「一人づつください!」と言いやがった。

300mほどあるいてカギ開けて「3ドル」かよ(-_-メ)!

相当むかついたが、出て行きそうにないのと、
もしそれが超高級ホテルのマナーなら
遵守しないと日本の恥じ(?)だと思い仕方なく渡した。

(この後その女のことを「3ドル娘」と呼ぶことにした(-_-メ))


バリは恐ろしいとこだ。

米ドルは使い果たしたし、
これ以上ぼったくられたら円しかない。
円の札の最低単位は1000円だ。
相場の30倍以上払う羽目になる。

3人に緊張が走った。

だって今見回しても荷物が部屋にないってことは
ポーターがもってくるってこと?
しかも3人部屋なのにエキストラベッドもまだ来てないし。

「もうこれ以上絶対払わへんで!」

「あの3ドル娘から分けてもらえ!って言お!」

「無い袖はふれん!」

鼻息荒く3人は誓った。


数分後、緊張の中、ポーターと
ベッドメイキングの担当が来たが

「スマイル=0円」と「サンキュー」
でこころよく帰って言った。
(直前まで私たちが般若のような形相でいたこととは
無関係だろう、多分 (-_-;))


ほっ・・・・。いい人達だ。
当たり前のことなのに妙に感動してしまった。

はっ!!

それまで半信半疑だったがここで確定。

やっぱ、空港と3ドル娘にはぼったくられたのね。




旅なれていると勘違いが認識できた
MIOうさぎの体験でした。
っていうか治安のいい国ばかり行ってたし・・・

TO BE CONTINUE
キャッチセールス(海外編)2に続く
(工事中 m(__)m)