

南湖と北湖の分かれ目、琵琶湖大橋の西岸
西岸の舟木崎沖をいつもは北西の風に切りあがり、竹生よりに北へあがる。
大浦の入り口は北がはいりいつも間切って1時間ほどのクローズホールドのセーリングになる、そして奥の東にひろがる湾に入る。
ここはいつも振れまわしのアンカーリングである。
冬の強い季節風でも山に囲まれ、風は振れまわる。
風はときおり強いかたまりが山から下りてくるが、波はたたない、船はラインを引いてあちらこちらに動き回る。
日が落ちて、一杯のみながら鍋の準備をする、独りでの鍋をつつきながら呑む。
5月まではまだ水温は冷たく、船内も冷える。
明るいうちのハッチから見える景色は船の動きとともに変わり、コーヒーをゆっくりのみながら、見入る、朝もやのたつ湖面を見て、遅い朝食、昨日の鍋の残りを雑炊にする。
今日は葛篭尾崎から塩津の方に移動、アンカーを上げセールをあげて、追ってで大浦を出て行く、ゆっくり帆走しても2時間で竹生島の北と葛篭尾崎の間を抜けて塩津のほうにまた北上する。
岸沿いに木々の近くを走る、しばらく行くと西に大きく湾が開け、西に入っていく。
このあたりは山の斜面がそのまま湖底へと下っていく、40度ほどの傾斜である。
いつものポイントで,岸から30mほどにアンカーをおとすと30mほどの深さで、岸側は船から降りて岸の木の幹をビット代わりに使う。
ここはあたりには灯りは全く無く林のなかの動物の動く音が聞こえる静かなところである。









奥琵琶湖には桜並木で有名な海津大崎が大浦の入り口あたりにある、春4月の桜の時期は湖面から見る桜が美しい。
桜の木々は枝を湖面に突き出し、花を咲かせる、満開の後は散った花びらが湖面をうめ、一面の花びらのじゅうたんとなる。
新緑の季節には、山の色が若々しく変わり、緑のグラデーションに富む。
木々が活発に動き輝くように見え、ザワザワと話し出す。
木々の緑が湖面に映り、揺らぐ、新芽はぐんぐん伸び、生き物にあふれる。
夏は風も弱く暑い琵琶湖である。
うだるような暑さのなかではボートから水中に入り、涼む。
そよそよと風が吹けば、セールの陰に入り帆走する、暑い日はクローズホールドで風上に上り、前のハッチを開けて、フォクスルでの昼寝は最高の贅沢。
比良の山に雷雲が出ると、とたんに湖面は陰り、白波が出はじめる。
一気に強風が吹き出し、にわかにかきくもり、夕立がやって来る。
稲妻が走った、落雷の衝撃が体に響きわたる、黒い空に光のすじが走る。