2009年01月04日(日) 17:08

元気なUさん


Uさんから電話があった。年賀状を出していたので元気にしていると電話をいただいた。
目を悪くして不自由していることや、75歳になったので車の使用をやめようか迷っているとか、メールやコンピューターが全く駄目で、ATMの操作にも困っているとのこと。
小生がメールで近況を知らしていただけば幸いと年賀状に書いたのを気遣って、わざわざ電話で近況を知らしていただいた。
さてここまでは特に変わったことではないのだが、実はUさんは65歳まで小生と机を並べて働いていた方である。正直言ってその当時、65歳で辞められて正解と内心思っていた。
仕事の会話で、若干ではあるが認知症の始まり?思うような受け答えを感じていたからである。足腰もだいぶ大変そうだし、生活のためとはいえここまでして働く必要があるのだろうかと。もちろんしっかりしているところも十分あったのですが……
さて電話をいただいて、その話される内容がはきはきしており、記憶も鮮明で、自動車の件など想像にだしませんでした。確かに、前職は自動車関係の仕事であったと聞いていた。
思い出したのであるが、60歳近くの時にも、乗用車がいっぱいで、トラックで点検に廻ったなどと話しておられた。
但し小生が机を並べたときはもう65歳直前で、職場ではもっぱらバスとテクシーでの点検をされていた。
そんな訳で自動車の運転など過去のことのように受け止めていた。
実際は、一歩職場をでるとバリバリの現役で運転されていたのだと思う。職場での顔は必ずしも真の顔にあらずと再認識。
失礼ではあるが、仕事を辞めると元気にしっかりする人もいると感心した。
仕事を辞めると急に元気がなくなる人が多いと聞いていたのでなおさらびっくした。
もっとも小生があと5年65歳まで働くのは難儀と嘆いたら「無理しても年金満額貰えるまで頑張れ」とおっしゃり、自分もそのおかげで何とか年金生活ができていると励まして下さった。
転職したものにとって、60歳定年は夢の世界とおしゃっているように聞こえた。
仕事辞めたら元気に暮らせるとの励ましと、あと五年の気力をいただいた。
Uさんいつまでもお元気で!
写真はテラスに集う冬すずめ10数匹、祇園の辰巳神社、街で見かけたタンスの妖怪。