今回の船の名前は「ミランダ・ディアス号」という名前で、「いつも注目を浴びている」という意味、、、だと思う。中型の船で前の船より少しきれい。果たして、この船ではどんな出会いが私を待っているのだろうか。


 船は1時間遅れで出発した。まったく、、、アマゾンの船は気まぐれだなぁ、、。はじめにアミーゴ(友達)になったのは、マリニョ。10歳の男の子だ。たいがい子供とはすぐに友達になれる。警戒心がないからだ。だが、成人男性とはなかなかお近づきになれない。お互いに警戒してしまうのだ。言葉が分かればこちらから声を掛けるのだが、、、もう少し言葉の勉強をしていけばよかった、と何度思ったことか。

マリニョのお姉ちゃんと弟。さらにお姉ちゃんと弟が一人づついる。

船内はこんな感じ。ハンモックだらけ。

俺と目が合うと恥かしがってハンモックに隠れる子供。かわいい。

マリニョが「ぼく、日本人の絵を書けるんだぁ。」と言ってきたので、さっそく私の絵を書いてもらった。なかなかにセンスがある。

日本から持って行ったルアーを見せると皆がキャッキャ言って興味を示す。。この船でもちょっとした人気者だった。ただし、お昼寝の時間を邪魔される、、、。

 ケレウマちゃん。色っぽいがこう見えても彼女はまだ12歳。将来有望!彼女に限らずブラジルの女の子は必ずと言っていいほど、こちらが微笑むと「二コッ」っと微笑を返してくれる。言葉は分からんけど、それだけでもかなりうれしい。彼女にもけっこう昼寝の邪魔をされた。

 会話ブックを真剣に見る子供たち。ローマ字で書かれた日本語を読んで言葉の勉強をしている。ひょっとして俺がポルトガル語を覚えるより上達が早いかも、、、。

 マリニョの似顔絵を書いていると、突然おっさんがやって来て、「おれの息子を書いてくれ。」とせがまれた。これを契機に次々と似顔絵を書いてくれと言われることになった。

彼女は私が書いた絵を喜んでくれた。

ちょっと生意気な女の子。6歳くらいだろうか。
でも、すでに色っぽさがある。

エリザベッチ18歳。

彼女は俺の書いた絵をあまり気に入ってくれなかった、、、。
ちょっとショック、、、。

 午後7時にマナウス港に着いた。みんなに別れを告げ、バッグをかつぐと、船のおばちゃんに「今日は船で寝て行きなさい。そうすればホテル代がかからない。そして明日の朝出発しなさい」と言われた。どうせホテル行っても寝るだけだし、もったいないからここに泊まって宿代を浮かそうと、船に泊まることにする。親切心に感謝。下の写真の二人が船の従業員。

1枚写真をとったら、「ちょっと待って!」と言われて、、、、、

「口紅を塗ってきたからもう一枚取れ」、と言われた。

 その夜は上の従業員二人に男性一人を入れてコミュニケーションをはかる。金髪のおばちゃん!?は、「私と結婚しよう」とか「キスしよう」とか「今夜一緒に寝よう」などと言って俺を口説いてくる。それを見て他の2人が大笑い。まったく勘弁してもらいたい。俺にも選ぶ権利はある、、、。
 
 部屋に戻るとゴキブリが最高潮に増えていた。まいった、、、、。こんなことならホテルにしておけば良かった、と少し後悔する。昨日までこんなにいなかったのに、、、。ブラジル入りしていったい何匹のゴキブリを殺したことか、、、、。

そして翌朝アマゾン最大の都市、マナウスに上陸した。