25団の話題       

  
         25団では、スカウト達が何か出来ることを、模索しています。


           その5       「電車に乗る」

       私たちは、電車に乗るときも工夫をしています。ある時は、親替えをして、
       保護者、介添者と一緒に電車の同じ乗降車口からの、乗り降りをしない
       ようにしています。少しでも親離れ、子離れを目標にしているからです。
       また、緊張感を持って、社会環境に順応できればと願っています。

       時には、車中スカッとカッコよく立っている者も見受けられます。
       また、「どうぞ」と言って席を譲っているのに遭遇すると、周りの人々は
       心が和みます。

       ボーイスカウトでは、特に健康に問題のない者は、座らない、立つです。
       座席に余裕のあるときは、座っているかもしれませんが、混んで
       きたときは、当然席を譲ります。このような時に、事件は起こりました。
       私たちは、「能勢電事件」と言っています。


       「能勢電事件」⇒⇒⇒⇒「私たちは健常者に見られた」

       事件は一泊二日のキャンプの帰りに起こりました。

       二日目の朝、全員起床、始動を開始。
       まだ目の覚めていない数人は、石垣に腰をかけていました。その内の
       一人が突然発作が出て、前のめりに「バタン」・・・・・。
       ご両親にきていただいていましたから、すぐ家に帰ることが出来ました。
       約10時間後、昏睡から目が覚め、「お腹が空いた。」と少食の彼が
       ごはんを2杯食べたと連絡をいただきました。

       やはり始めてのキャンプ、緊張感から来るストレス、彼らも安定感が
       二日目になると、少しずつ薄らいでくるようです。

       指導者は、いつも帰りが緊張でピリピリです。スカウトには引きつり顔は
       見せられません。自宅に帰り、風呂に入ってようやく緊迫感が
       元に戻ります。

       私たちが乗っている車両はだんだん混んできましたが、(まだ空席は
       ありました)立たせておくと危険なため全員座らせていました。

       このとき乗り合わされた「匿名の方」が、「25団のボーイスカウトが 
       電車の席に座っている。ボーイスカウトの精神に反していないか」と 
       兵庫連盟に電話をされました。

       なぜ「匿名の方」は、名乗られなかったのでしょうね。?
       「なぜスカウトたちは座っているのですか。」「大丈夫ですか」とかとか。

       お声をかけていただけなかったのが、残念です。