【砂の器】
最近、テレビドラマで『砂の器』が放送されている。
高校生の頃、この小説を読んで感銘を受け、映画が封切られるとそれを観て、いたく感動した記憶がある。
私は1998年4月から1年間、広島に転勤のため居住した。この機会にと小説の舞台になった島根県仁多郡
仁多町に家族で観光に行った。
これはその時の記録である。
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亀嵩駅です。 |
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これも亀嵩駅。 |
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砂の器記念碑 『 出雲三成の駅から四キロも行くと亀嵩の駅になる。道はここで二又になり線路沿いについて道は横田という所に出るのだと、運転の三成署員は話した。 ジープは川に沿って山峡にはいっていく。この川は途中で二つに分れて、今度は亀嵩川という名になるのだった。亀嵩駅から亀嵩の集落は??四キロくらいはあった。途中には、ほとんど家らしいものはない。亀嵩の集落にはいると思ったより大きな、古い町並みになっていた。 小説「砂の器」より 松本清張 』 |
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砂の器記念碑叙事 昭和三十五年読売新聞に連載された松本清張先生作 小説「砂の器」は不朽の名作として全国に脚光を浴びた この序章に奥出雲の僻地亀嵩が登場する 被害者が語った一言の東北訛りを手がかりに一刑事の探し当てた執念の地である この村の鄙びた風景と素朴さとを舞台にここに現れた放浪の父子 これを救うた駐在の巡査とのめぐりあわせ そこからくりひろげられる栄光と挫折 揺れ動く宿命の織りなす壮大な大作が生れた 昭和五十八年十月二十三日 早春に東北訛の奥出雲 |
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亀嵩駅 |
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亀嵩駐在所 |