【発表】ベスト・アルバム(1)
 
 では、ベスト・アルバム部門の30〜21位まで。カウント・ダウン!

★第30位    1point
『Jack is a boy』(Altstadt)
『「そんなとき 女を好きになる」』(川越四十万円)
○やっぱり、3期の作品は印象が薄い(聴いたことがない?(^^;))
んでしょうかねぇ...。

★第29位    4points
『New Tune』(YELLOW SILVIA, PIROMI)
○ヨーロピアンなアレンジの「ロベリア」等、新しい試みが随所に
見られた一枚。財津色が非常に強まっていて、その後の変化を予感
させるものが...。

★第28位    9points
『君のために生れかわろう』(Altstadt, YELLOW SILVIA, PIROMI)
○「一人の部屋」等、いい曲はあるものの、全体としては急ごしらえで
あったように思えるのは、私だけでしょうか?(^^;)

★第27位   10points
『Well』(川越四十万円, "山")
○ラスト・アルバム。「ストロベリー・スマイル」の姫野さんの
♪シャ〜ララララ〜 に、「あー、これで本当に最後なんだ」と、
しみじみしたものでした(T_T)。

★第26位   16points
『コンサートはチューリップ』(川越四十万円)
○とにかく、サウンドが若々しい!ハンドマイクを持って歌う財津
さん、というのは、なかなかに違和感が...(^^;)。

★第25位   28points
『ALL BECAUSE OF YOU GUYS』(Altstadt, YELLOW SILVIA,
                 PIROMI, "山")
○この頃の財津さんって、本当にポールが好きだったんですねぇ(^^)。
 できれば、他のメンバーのヴォーカルも聴かせて欲しかったような。

★第24位   34points
『心の旅』(PIROMI, MY−KK)
○半分だけオリジナル曲、というのは、「心の旅」のヒットに応えて、
急遽アルバムの体裁を整えたため、ということなのでしょうか?(^^;)

『Primary Color』(Altstadt, 川越四十万円)
○前作(『Jack 〜』)とは対照的に、生演奏にこだわった作りの一作。
また5人になったのね、と思ったら、いつの間に消えたんだ、松本淳?

★第22位   36points
『I Like Party』(川越四十万円)
○これは、2期の作品といったらいいのでしょうか、3期のもの、と
いったらいいのでしょうか?それほど、脱退した3人のカラーが前作
よりさらに薄められています(;_;)。

★第21位   58points
『TULIP 8・11 PAGODA』(じゃいこ, AZUMA)
○ど〜して「僕の好きなもの」を入れてくれなかったのだぁ〜!!
こういうイベントならではの、通常のライヴでは聴けない部分を、
もっと大切にした編集にして欲しかったです(;_;)。演奏はグ〜(^^)。


★第20位   60points
『LIVE!! ACT TULIP』(PIROMI, MY−KK, "山", オチャカ)
○初めてのライヴ盤、ということで演奏もMCも、非常に初々しい
ですね(^^)。この頃のチューリップって、本当にアイドル・グループ
だったのですね(^^;)。ガーリーやタッチーはともかく、安部さんの
「シュン」っていうのは、違和感バリバリ〜。

★第19位   90points
『THE 10th ODYSSEY』(Altstadt, YELLOW SILVIA, 川越四十万円,
よーこ, PIROMI, "山")
○非常にスキのない、「ビッシリ詰まった」アルバムですね。それ
までのチューリップが持っていた、いい意味での「軽さ」がこの
アルバムにはあまりない、というか...。メンバー・チェンジの
影響だったんでしょうかねぇ、やっぱり?

★第18位  115points
『LIVE!! ACT TULIP Vol.2』(Altstadt, YELLOW SILVIA, PIROMI,
オチャカ, AZUMA)
○前作より、演奏もMCも数段完成度が高まっていますね!3年の間に
バンドとしてずいぶん成長しており、非常に安心して聴くことができ
ますね(^^)。 DISC 2 のメドレーはとにかく圧巻!!

★第17位  144points
『LIVE ACT TULIP IN SUZURAN 2』(Altstadt, YELLOW SILVIA,
                   PIROMI, RED 335)
○大雨の中での野外という悪条件の中で、ライヴも後半になると楽器が
次々とダメになっていくんですよね。そんな不完全な演奏であるにも
かかわらず、熱い「何か」が伝わってくる...。コンサートって、本当に
不思議なものですね。

★第16位  203points
『WELCOME TO MY HOUSE』(Altstadt, UJI, YELLOW SILVIA,
PIROMI, "山", オチャカ, AZUMA)
○財津さんの書く詞の雰囲気が、この辺りから変わりつつあるような
気がします。「置いてきた日々」「遠い灯」「人生の始まり」...。
どうにもできないやるせなさ、みたいなものが伝わってきて、聴いて
いて何か切ないです。
 ジャケット写真は、長崎で撮ったそうですが、それらしい雰囲気が
あまりよく判らないところがチューリップらしい、というか(^^;)。

★15位   240points
『Final Tour "Well"』(Altstadt, Tomy, MY−KK, AZUMA)
○安部、姫野のゲスト参加が嬉しい、でも悲しい解散ツアー。
7人編成という大所帯のためもあるんでしょうが、サウンドは
"PAGODA" の頃と比べても、隔世の感がありますね。分厚いし、
アカ抜けしてるし。「青春の影」、涙で声を詰まらせた財津さんの
胸に去来したものは何だったのでしょうか...。

★第14位  268points
『LIVE!! ACT TULIP Vol.3』(Altstadt, まっちゃん, YELLOW SILVIA)
○オープニングがとにかくカッコイイなぁ〜(^^)。サウンド的には、
『Vol.2』とあまり変わりないな、って印象があったのですが、改めて
両者を聴き直してみると、やっぱり変わってますね、いろんな点で。
 この時点での新しいレパートリーに選曲が偏っている点が、個人的
にはちょっと不満です(^^;)。

★第13位  305points
『TULIP LIVE the 1000th』(もくべえ, よーこ, PIROMI,じゃいこ,
  "山")
○女性票、強し(笑)。1000回記念ということで、全体的に「お祭り」
という楽しさが感じられますね(^^)。それを最も象徴しているのが生ギター
コーナーで、「木馬」「悪魔の子守唄」と、ほのぼの感が伝わってきます。
 曲順が実際の演奏とかなり違うことと、カットした曲数の多さが残念な点
なのですが...しかし、現存するライヴ・フィルムを、全てノーカット収録
したLD−BOXって出してくれないものかなぁ...。

★第12位  531points
『魔法の黄色い靴』(Altstadt, もくべえ, YELLOW SILVIA, 川越四十万円,
PIROMI, RED 335, MY−KK, オチャカ,
AZUMA)
○とても25年も前の作品には思えませんよね。今聴いても、全然古く
なくて(^^)。とにかく、財津さんの歌がパワフルで、チューリップという
バンドにかける意気込みが痛いくらいに伝わってきます。
 今度の新作で、このアルバムからリメイクされることがあるとしたら
(できれば「魔法の〜」以外)どんな曲に仕上がるのか...想像するだけで
ワクワクします。

★第11位  848points
『日本』(Altstadt, まっちゃん, かっぱ, YELLOW SILVIA, PIROMI,
"山", オチャカ, AZUMA)
○普通、このアルバムって「リズム重視な点が、他のアルバムと違っていて
異色」っていう言い方がされるんですけど、私の中では、むしろ詞の面で
異色だという印象があります。
 というのは、普通チューリップの歌に登場する人物像って、あんまり
具体的に描かれることがないですよね。せいぜい男女の別があるくらいで
非常に普遍的、というか。
 でも、この『日本』ではタイピストやタクシーの運転手、というように
具体的に描かれているんですよね。しかも、みんな「夢破れて、それでも
毎日を一所懸命生きている」という...くぅ〜、泣けるなぁ(T^T)。

 しかし、長いな〜。ベスト・ソング部門なんか、曲名を並べるだけでも
このHPがあふれてしまうんじゃないんだろうか(^_^;)。

 ★第10位  924points
『ぼくがつくった愛のうた』(まっちゃん, YELLOW SILVIA, Tomy,
             PIROMI,MY−KK, "山", オチャカ)
○良くも悪しくも「ビートルズっぽい」と言われるアルバム。やっぱり、
レコーディングした場所が場所だからなんでしょーか(^^;)。
 個人的には、5人全てのリード・ヴォーカルが聴ける、ということで、
「バラエティに富んだ、お得なアルバム」という印象がありました。
 しかし、あの「黄味も四角い目玉焼き」って、どうやって焼けばいい
んでしょうか?ぜひ一度やってみたいんですけど...。

★第9位  946points
『Someday Somewhere』(Altstadt, もくべえ, YELLOW SILVIA,
               川越四十万円, よーこ, PIROMI
              , RED 335, "山", 東七,オチャカ, AZUMA)
○個々の点数は少ないんですけど、人数の多さでベスト10内にランクイン
しました(^^;)。
 オリジナル・アルバムの2枚組って、これの後はサザンの『Kamakura』
('85)くらいですよね?当時としては斬新だったんだろうなぁ...。
 第1期最後のアルバムですけど、『I Like Party』ほどバラバラな感じは
しないですよね。シングル曲が入っていない分「代表曲」と言える曲もない
けど、「佳曲」揃い、という気がします(^^)。

★第8位 1050points
『MELODY』(Altstadt, かっぱ, YELLOW SILVIA, PIROMI, "山",
       セプテンバー中島, オチャカ)
○シンプルなアルバム・タイトルです(^^;)。ついでにジャケットも
非常にシンプルです。
 バンドとしては、一番油がノッていた頃の作品なんでしょうねぇ。
こういう時って、あれこれ余計なことを考えずに、ストレートに作品の
良さで勝負できるだけの自信があったんだろうな〜。
 珍しくも姫野ヴォーカルの曲がないアルバムなので、自分の中では
長らく「ワースト」の部類だったのですが(爆)、聴き込むほどに
良さが判る「味のある」曲が並んでいるんですよね、実は(^^)。

★第7位 1215points
『無限軌道』(Altstadt, UJI, かっぱ, YELLOW SILVIA, Tomy,
       PIROMI, "山", オチャカ, AZUMA)
○メロディがキレイな曲が多いですよね。「私は小鳥」「愛のかたみ」
「生きるといふこと」「サボテンの花」...。前作で特に強く感じられた
「ビートルズ臭」みたいなものが抜けて、チューリップのオリジナル色が
前面に出ている、と思います。
 全然関係ないんですが、あのジャケットを「不気味だ」と感じるのは、
ウチの姉だけでしょうか?(^^;)

★第6位 1728points
『2222年ピクニック』(Altstadt, UJI, YELLOW SILVIA, よーこ,
           PIROMI, "山", 東七, オチャカ, AZUMA)
○第2期チューリップとしての、バンドカラーが固まりかけてきた頃の
アルバムですね。前2作に見られた「カタさ」も除れて、ポップな
仕上がりになっています。B面ラスト2曲は「宇宙スケール」とでも
言うべき超大作ですね。
 アルバトロスがアホウドリのことで、sea cucumber がナマコのこと
だと知ったのは、このアルバムのおかげなのでした(^^;)。

★第5位 1881points
『THE LOVE MAP SHOP』(Altstadt, もくべえ, YELLOW SILVIA, よーこ,
              PIROMI, MY−KK, じゃいこ, "山",
              オチャカ)
○「このアルバムがチューリップとの出会いだった」という方が多く、
堂々第5位に食い込んできました(^o^)。
 曲そのものは、イイ曲が揃っているんですよねぇ。「さよなら道化者」
「Shooting Star」「Sweet Memory」...。
 タイトル曲は、バンドとしての「新たな出発」に対する意気込みが
表れている、っつーか、詞もヴォーカルもチューリップらしくないくらい
力強いですよね。
 あとは、財津氏のヴォーカルに変なエコーがかかっていなければ満点
なんだけどな〜(って、しつこいな、俺も(^^;))。

★第4位 2453points
『Upside-down』(Altstadt, まっちゃん, かっぱ, YELLOW SILVIA,
          よーこ, PIROMI, RED 335, じゃいこ,
          セプテンバー中島, "山", オチャカ)
○フ〜ム...このアルバムには一部辛口なご意見もアップされていたので、
正直ここまで上位に食い込むとは、個人的には予想していなかったの
ですが...。
 何となく第2期へのつながりを感じさせるものがありますよね、詞に
してもサウンドにしても(具体的には、以前もこのHPで発言している
ので、繰り返しませんが)。新しい「何か」を求めて、色々と模索して
いる段階、というか...そういう過渡期に見られるある種の「揺れ」が
このアルバムの魅力なのかもしれません。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●                              ○
○   第3位 『TAKE OFF(離陸)』   2928points  ●
●                              ○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 このアルバムに投票していただいたのは、この12名の方々です。
(Altstadt, まっちゃん, UJI, かっぱ, もくべえ, YELLOW SILVIA,
Tomy, PIROMI, MY−KK, "山", オチャカ, AZUMA)

○いや〜、前半はダントツの第1位だったんですけどねぇ〜(^^;)。
 後半得票が伸びず、惜しくも第3位となってしまいました。
 シングル・ヒットを連発し、上昇気流に乗っている最中のアルバムです
から、バンドの勢いがすごく良く伝わってくるんですよね。
 安部・姫野コンビの曲を財津さんが歌ったり、作詞・作曲で珍しい
組み合わせ(「見すごしていた愛」の上田−財津とか)が見られたり、
メンバーが積極的にクロス・オーバーしているあたりが、5人一丸って
いう雰囲気が出ていて、とってもよいです(^^)v。

 続いて、第2位〜!!

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●                              ○
○   第2位 『Halo』          3399points  ●
●                              ○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 投票いただいたのは、この11名の皆さんです(^^)。
(Altstadt, UJI, もくべえ, YELLOW SILVIA, 川越四十万円, よーこ,
PIROMI, RED 335, "山", 東七, AZUMA)

○『THE 10th ODYSSEY』『2222 Picnic』と続いた「宇宙・三部作」の
締めくくりですね。シンセのサウンド等、グッとアカ抜け度が高まって
いるような気がします(^^)。
 短期間で一気呵成に作り上げたアルバムだそうですが、財津さんの
構想のもと、メンバー5人の気持ちがぴったりまとまって、非常に
統一性のとれたアルバムですね。
 「宇宙」だ「星」だと、俗な私なんかは途方に暮れてしまうほど(^^;)
スケールの大きな財津さんの曲の中で、宮城さんと姫野さんの曲が、
普通のラヴ・ソングしていて、いいアクセントになっています(^^)。

 それでは、いよいよ注目の第1位〜〜〜!!!

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●                              ○
○   第1位 『I dream』        3718points  ●
●                              ○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 投票いただいたのは、この11名の皆さんです。
(Altstadt, UJI, もくべえ, YELLOW SILVIA, 川越四十万円, よーこ,
PIROMI, じゃいこ, "山", 東七, AZUMA)

○やっぱり「10点」入れた方が2人おられた、っていうのは大きかった
ですねぇ。終盤一挙の末脚で大逆転、という感じでした。
 『Halo』は、財津さんが他の4人をぐいぐい引っ張っているような
印象を受けるのですが、このアルバムは5人それぞれが自分の個性を
きっちり主張できているように思います。しかも、バンドとしての
コンビネーションは高いレベルのままで。
 更には、それまでの数年間で練り上げてきた透明感溢れるサウンド&
コーラス・ワークと、第1期の頃のような「温かみ」が伝わる詞、もう
文句の付けようがありません(爆)。まさしく第2期チューリップの
最高峰と言えるのではないでしょうか。


 というわけで、第1期ファン、という方は多くのアルバムに均等に点を
割り振られて、第2期以降のファンの方は数を絞って集中的に、という
傾向が、はっきり出ていました。結果、第2期の作品が比較的上位に並ぶ、
ということになったようです。