山行報告
アルパイン友の会(略称;アル友)

 冬山入門講座<実技Y>比良山縦走(テント泊)
<山行日> 1月10日(日)〜11日(月)
<コース>  1日目  北小松〜釈迦岳〜八雲ケ原(テント泊)
                2日目  八雲ケ原〜南比良峠〜打見山(アルプスゴンドラにて下山)
<参加者> H郎、あや(講師)、とらちゃん
                 一休、チョッパー、チョリオ、ぱんだ、トリコローマ、ままりん、野猿、(受講生)
                 O氏、うずみん(会員)
<コースタイム>(チョリオさん記録・時間は全て到着時間)
《10日》
    09:24 北小松駅出発 〜 09:50 登山口 〜 10:38 涼峠 〜 11:22 ヤケ山 〜 13:09 ヤケオ山 〜 14:11 釈迦岳
    14:42 関電電波塔 〜 15:44 八雲ヶ原テント場
《11日》
    08:32 八雲ヶ原テント場 〜 09:23 金糞峠 〜 09:55 堂満岳分岐 〜 11:14 荒川峠 〜 12:03 烏谷山(道迷い)
    12:25 烏谷山 〜 13:10 葛川越 〜 13:29 比良岳 〜 13:43 カフェアル友 〜 14:24 木戸峠 〜 14:46 山頂駅
    16:11 志賀駅

  (1日目)
JR北小松駅にて全員集合。  午前9:30駅を後に、いざ、出陣。  9:50登山口を通過。
10:05滝見台から見る楊梅の滝が荘厳な景色を描いていた。  10:37涼峠にて一息。
夏ならば、ここで少し涼をとるところであるが、この時期は、寒々としている。  気温もこの峠を境に変化するのだろう。
ここからヤケ山へと歩を進めると、雪が薄化粧から厚化粧へと変わっていく。  細い尾根道の左右では、真っ白な衣を纏った木々が微笑んでいる。  途中でワカンを装着する。  11:23ヤケ山に到着。  ここは、眺めは良いが、それゆえ、吹きさらしで寒く、休憩するには辛かろう。と言うわけで、さっさと通過する。  このあたりになると心身ともに雪山登山を実感する。
鞍部の適当な場所を探して、休憩。  エネルギーを充填して、再び一歩一歩身体を上に運んでいく。
13:10ヤケオ山に到着。  時折、うさぎの足跡を見かける。  子どもの頃、故郷の歌に「うさぎおいし かの山」を聞いて、うさぎがそんなに美味しいのだろうか、と思った。  兎を追いかけることなど考えもしなかった。
そんなことを思いながら、兎の足跡に、真っ白な雪の上を自由自在に飛び跳ねていく兎の姿を思い浮かべた。
ここから3つ目のピークに向かう。  14:10釈迦岳に到着。  狭い頂上が先客とわれわれで満員御礼となった。
14:43カラ岳通過。  スキー場の跡地に着いたとき、疲れはあったが、ここを下ればテント場であるという安堵感からトレースをはずして新雪にワカンを押し付けて行った。  15:40八雲ケ原に到着。  テントを3張り設置した。
男性は、H郎、チョリオ、トリコローマ、O氏の4人がモンベルのテントに、一休、チョッパー、ぱんだ、野猿の4人がダンロップのテントに配属された。
  (2日目)
午前8:40出発。  予定より40分遅れた。  9:25金糞峠に到着し、水分補給する。
ここから堂満岳の頂上を踏むか否かを検討したが、時間の都合で頂上を踏まず、バイパスを使うことにした。
そして、10:30南比良峠に到着。  前方から来た登山客(二つのグループ)とすれ違う。  ここは、そのまま通過。
11:15荒川峠に到着。  12:00烏谷山に到着。  休憩した後、進むべきルートを誤って、頂上に戻る。
頂上から北へとトレースが伸びており、コンパスと地図を確認せずに進んでしまった。  無積雪のときは、頂上を踏まず、下の道を通過していくことが多い。  頂上から北へ行く道にもテープが貼られている。
無積雪のときではあるが、小生も一度この道に誤って踏み入れたことがあり、30分間道迷いを経験した。
そのときの経験が活かされていないことを痛感した。  H郎リーダーの指摘により、頂上に戻った。
余分に時間を食ったので、ついでに昼飯も食うことになった。
13:00再出発。頂上から西側に下り、蓬莱山につながる道があった。  13:30比良岳を通過し、木戸峠を目指していると、13:45喫茶アル友営業中の文字が書かれた青い布が白い雪にくっきりと浮かび上がっていた。
その横には、黄色いツェルトが木々に支えられている。  すぐさまこの喫茶の経営者が現れた。  読図のSina講師である。
早速、Sinaマスターは、われわれに心温まるコーヒーを入れてくれた。  その上、ケーキを頂き、至福のひと時を過ごすことができた。  お蔭様で、労せずして、木戸峠を通過した。
ここから、一休、チョッパー、チョリオ、ぱんだのアル友若手四天王は、スキー客を横目に、ゲレンデを登った。
Sina講師を含む他の8人は、リフト乗り場へと下る。  われわれがリフトに乗って、14:45打見山に着いた頃には、4人の姿は目前にあった。  取敢えず、全員レストランに入った。
リフトに乗って、蓬莱山に行き、そこから下山するか否かを検討したが、すでに15:00を過ぎており、下山途中で日没になると考えられたので、全員ゴンドラに乗って、降りることになった。
15:30アルプスゴンドラ山頂駅を出て、15:38山ろく駅に到着。  バスが来るまでに約20分あり、小学生の団体が先客として並んで待っていたので、駅まで歩くことにした。
歩くこと約20分、16:00JR志賀駅に到着した。天気にも恵まれ、全員怪我もなく無事実技を終えることができた。
講師の方に感謝。皆様お疲れ様でした。
                                                                                                       (記;野猿)

 冬山入門講座<実技Y> 比良山縦走(テント泊)
(山行日)    1月10日(日)〜1月11日(日)
(コース)     1日目  北小松〜釈迦岳〜八雲ケ原(テント泊)
                2日目  八雲ケ原〜南比良峠〜打見山(アルプスゴンドラにて下山)
(参加者)    H郎、あや (リーダー陣)
                ままりん、トリコローマ、野猿、一休、チョリオ、パンダ、チョッパー (受講生)
                O氏、うずみん (ゲスト)
(感想文)
 久しぶりに雪山にやって来た。  やはり、冬靴は重く毎回の様にザックはデカイ、その原因は使いそうで使わない防寒対策用衣料と快適な睡眠を約束してくれる長丈で分厚いエアーマット。  分かってはいるが外せない。  よって、今回もそれらをザックに詰め込んで比良縦走スタート。
北小松に到着し山を見上げてもあまり積雪は見られない。  それでも、標高900mに近づく頃には一面銀世界、これでみんなのテンションはおのずと上がる(笑)。  サクサクと歩き予定通り八雲ケ原に着くと先客のテントがちらほらと眼に着く。
我々も早速、風を避けられるテン場を探し設営。  今回、意外であった事は嗜好品が不足したことだ。  毎回、十分にある品が足りない!  こんな事態は初めてかもしれない...。  仕方なく20時前にはシュラフに潜り込んだ。
  翌日は、少し遅めで八雲ケ原を出発し打見山を目指す。  2日目は縦走らしくアップダウンを繰り返しながら先を急いだ。
比良岳からの下りに怪しげなツェルトを発見、青い垂幕には「アル友臨時喫茶」の文字が...。
「なんじゃ...。?」  そこに現れたのは神出鬼没の「不思議オジサン」Sina講師。
それはなんと、体調不良で欠席されたSina講師がゴール目前、疲れているだろう我々を想い、造られた「癒しの空間」でした。(ちょっと、言い過ぎか?)
そこには、ケーキセットが用意され皆さん感激されてましたねー(笑)。  毎回、トリッキーな行動をされるSinaさんにはいつも驚かされます。  Sinaさんの行動力があれば、僕の山スキルにも巾が持てるのにといつも感心させられます。
さて、「喫茶アル友」でエネルギーを充填した後、木戸峠に到着。  ここからラストの打見山までの登りは充填済のエネルギーをフルに使いスキーゲレンデを登った。  しんどい事は分かっていたが、意地でも最後の登りは外せない、それに僕がスキーに熱中していた頃、横目で山から下りて来る「デカイザックを背負った邪魔な薄汚いオッサン」に今僕が成りたい気持ちもあった。  今回、横目で見られる存在を経験し案外、気持ちの良いものだと確認しました(笑)。
  最後に感想を一言、チョリオさんが言っておられた責任分担の重要性を強く感じました。
今回は11人という多人数での山行で、しかも天候に恵まれた事もあり、冬山でありながら他力本願的な行動に終始していました。  自分の役割分担を十分に把握し責任を持ち行動する事が最終的に楽しい山行に繋がると感じます。
多人数の場合「正」「副」をはっきり決めてバックアップを取っておく事も必要でしょう。
(追 伸)
  時間切れで歩けなかった、蓬莱山から延びる尾根をゴンドラから眺めていると、「歩きたい衝動」にかられたのは僕だけでしょうか?
                                                                                                       (記;チョパー)

 冬山入門講座<実技Y>  比良縦走(テント泊)感想
冬は嫌い、寒いのも嫌い 雪や氷も苦手!
そんな私が何故雪山講習に望んだのだろうか。
それは、亡き友人のピッケルを友人の魂と共に雪山に連れて行ってあげてかったからである。
友人は雪が大好きで亡くなる前まで(スキーがしたい、雪山に行きたい)と言って、とうとう行けずに亡くなってしまった。
遺品のピッケルを見るたびに(何時かは雪山に連れて行ってあげなければ)と思っていた。
あやさんから(アイゼンとピッケルの練習会に来ない)とお誘いを受け、とても気さくな講師の方々に感銘を受け、
即入会をさせていただいたものの、雪山まで行ける様になるとは思ってもいなかった
雪山の事はそれまで関心がなかった事もあり何も分からず、不安一杯の山行参加となる。
  1、ボッカ訓練がまにあわず(15キロまでかな?)
  2、山行中の食事に悩む(夏場とは違う)
  3、山行中の衣服、持ち物に悩む(自分流が分からない)
今回の山行で学んだものは
  1、雪山の荷物は15キロまで、それ以上では山を楽しめない。
  2、なるべく軽く美味しい物、温まる物の工夫が必要。
  3、山行中は手が濡れやすい為ウール素材がいい、衣服は肌着に薄いアウターがよかった。
雪道を歩くのは久しぶりの為、皆さんに迷惑をおかけしました。
地図を広げる余裕もなくコンパスも出来ず、雪山の知識もないのですが少しずつ勉強して行こうと思っていますので
これからも宜しくお願いします
                                                                                                       (記;ままりん)

 冬山入門講座<実技Z>六甲・蓬莱峡アイゼントレ感想
(山行日)   1月24日(日) 晴れ
(参加者)   講師;:H郎、sina
               受講生;一休、ねこ、ふの字、チョリオ、トリコローマ

(内容)
宝塚駅から、いつもの9時15分発のバスにて座頭谷バス停へ。
最初に、H郎先生からコンテのロープさばきの説明を受ける。
コンテは、通常2名で行い、滑落停止の場合には、左手に持ったロープの束にピッケルを入れてから、地面にピッケルを差し込みロープを止める事などを教わる。
その後、2人1組で3グループに分かれ、ロープを使いコンテの練習。  昼食まで各グループで思い思いのところに行き各自練習に励んだ。  13時頃遅めの昼食後、屏風岩でアイゼンを使った登攀の練習を行った。
帰りのバスは14時34分発であるが、何故か待ち時間ほとんどなしで10分くらい前に到着したバスに乗り込み帰宅の途に。

(感想)
蓬莱峡は、いつみても奇怪な地形をもつ見どころのあるところです。
午前中は、sina先生とグループを組み、アイゼンでの急斜面の下り方の実践的なご指導をいただき、ありがとうございました。
午後からの登攀の練習では、ロープの結び方の基本もど忘れし、まだまだロープワークの未熟さに反省しきり。
またアイゼンによる登攀が初めての時はアイゼンの爪に不安があったためか、手でよじ登り、翌日手だけ筋肉痛になった事を思いましたが、今回で3日目のアイゼントレでしたので、若干アイゼンの足運びも慣れていたようで、気分的に余裕はあり、全体的には自分なりに無難にこなせたと思います。
みなさま、今回も怪我もなくお疲れ様でした。また、 講師の先生方、ありがとうございました。
                                                                                                       (記:トリコローマ)

  山入門講座<実技Z>雪山読図山行
(山行日)         2010年2月7日(日)
(天候)            曇り後晴れ
(コースタイム)  蓬莱山 11:00=>1035.6mピーク 14:14=>リフト乗り場 16:09
(参加者)         講師:H郎、あや、Sina、とらちゃん
                     受講者:チョリオ、ぱんだ、ふの字、トリコローマ
(報告)
京都駅も雪模様だったが、予定通り湖西線志賀駅からバスでびわ湖バレイへ。
駐車場の除雪に時間が掛かっていた様で、ゴンドラ乗り場までもかなり時間が掛かった。

ゴンドラとリフトを乗り継いで蓬莱山に到着。ワカンを装着して出発する。前日までに降り積もった新雪がかなりの深さに達しており、出だしからラッセルに難渋する。曇ってはいるものの視界は良好で、遠くに武奈ヶ岳の美しい姿が望まれる。
読図の基本は、現地で確認可能な地形と方位角を地図上から発掘し、それらを組み合わせて出発地点から目標地点までを繋ぎ、現地で確実に発見・確認すること、と言い換えられるかも知れない。

                (写真提供;トリコローマ)
実際にはラッセルに精一杯で読図どころではないという局面も多々あったが、実際には更に視界も無い状況で観察・判断・行動する必要があることを考えると、こんなものかという気もした。そもそも比良山では珍しい深雪であるから、精一杯楽しまねば。
かなり新しい熊の爪とぎ跡を発見したためか(?)なかなか足取りも進まず、白滝山のはるか手前での時間切れとなってしまった。帰路も、途中から行程をショートカットしてエスケープルートをとったが、雪は更に深く、ラッセルの末にリフト乗り場にたむろするスキーヤー、ボーダーの前に飛び出した時は何とも言えない気分だった。
                                                                                                       (記;ぱんだ)

 冬山入門講座<実技\>荒島岳(テント泊)
(山行日)    2月20日(土)〜21日(日)
(参加者)    講師:H郎、あや、Sina
                実技補助:KY、とらちゃん
                受講者:チョッパー、トリコローマ、ふの字、一休、チョリオ、野猿(計11名)
(1日目テント設置完了。)テントに入って、先ず湯を沸す。  コッヘルに水筒の残り湯を入れ、そこに雪を加えていく。
ガスコンロの炎で雪が解け、水に気泡が混ざり、沸騰したところで一旦ガスを止める。  これを3回繰り返えすと水筒にお湯が満たされ、カップラーメンがお風呂に浸かる。  ラーメンがのぼせたところで一気にお猿の腹に滑り込む。
傍らでは、KYさんが、食前酒とばかりに、1.5?のポリタンクに入ったウィスキーをコップに注ぎ、お湯で割り、美味そうに飲んでいる。  お猿のラーメンがその使命を果たし終えたので、お猿もKYさんのアルコールで胃の洗浄を行ない始めた。
その後もKYさんは、飯も食わずウィスキーを飲み続けている。  まさか、アル中?やばい!酒乱だとどうしよう。  日頃物静かな紳士がアルコールによって豹変し、修羅場と化すことがこの密室で現実化すれば、もはや遭難どころではない。
ましてや自分が入居しているこのテントは、組み立て中にポールが折れ、添え木で応急処置をしている。  そのため、テントがちゃんと張られておらず、天辺が中心になく、歪な形をしており、4人用のテントであるが、空間が半分になっている。
ガスコンロがなければ、古びたツエルトでビバークしているようなもの。  いや、この密室で、炎と酒乱・・・。  一瞬恐ろしい光景を想像してしまった。  酔いが回ってきたのだろうか、KYさんが大きなテントに向かって、「そっちへ行っていい?!」と叫んだ。
H郎さんから「いいよ!」という声が返ってきたので、二人は、ポリタンクを提げて快適な空間へと移動した。
その後もKYさんは只管飲み続ける。  しばらくすると横になり、眠り始めた。  酒乱でなくて良かった!そして、ウィスキーもなくなりお開きとなった。  再び変形したテントに戻って、シュラフに身を包み、シュラフカバーでテントの内側に染みている冷水からシュラフを守った。
テントシューズとダウンウェアーのお陰で寒さはあまり感じられなかったが、目前に迫る傾斜したテントに圧迫感を与えられた。  果たして翌朝、無事生きていることができるだろうか。  暴風雨だと一溜まりもない。  きっと一晩中眠ることができないだろう。  そんな不安を抱いていると、泥酔状態のKYさんが担ぎこまれた。  ザックの上にエアーマットを敷いて寝ているので、身体がマットから何度もずり落ちる。
夜中にKYさんがテントから抜け出した。  KYさんの声に促されてテントから首を出し、天空を見上げると満天の星に驚いた。  都会では絶対に見ることができない星空であった。  再びシュラフに戻って、眠る努力をした。  意識のあるとき以外は眠っていたので、結構睡眠は取れたようだ。  そんな一夜が過ぎ、目が覚めたのは午前6時半頃だった。
無事であったことに安堵した。  シュラフを片付けて、お湯を沸かす。  朝食は、カップラーメン。
朝から食欲は旺盛である。  食事を済ませ、出発の準備をする。  4張りのテントに留守番を任せ、荒島岳頂上を目指す。  少し歩いたところで、KYさんがリタイヤ。  体調不良を訴えて、テントへと戻って行った。
二日目は、朝から快晴。  こんなに晴れることはめったにないらしい。  昨晩とは真逆の環境である。  どこまでも真っ白な羽二重が広がる。  えびの尻尾をかじるとサクット壊れる。  雪面に宝石を散りばめたようにきらきら光る小ピーク。
春を感じさせる陽気である。  荒島岳の頂上で記念写真を撮って、テント場へ戻る。
テント場では、回復したKYさんが出迎えてくれた。  歪なテントも張り直され、空間がしっかり確保されていた。
各自テントを撤収し、勝原スキー場へと下った。  ゲレンデに近づくにつれ、雪が溶けて重たくなってきた。
駐車場で全員一言ずつ反省と感謝の弁。  テントのアクシデントにどう対応するかは、重要な課題である。
                                                                                                       (記;野猿)

                (写真提供;トリコローマ)

 雪山入門講座<実技X>  滑落停止とビーコン操作
(山行日)     2月28日
(参加者)     講師:H朗、Sina
               参加者:チョッパー、トリコローマ、ふの字、一休、チョリオ、ママりん(計8名)
(内容)  滑落停止とビーコン操作
  雪が少なく滑落停止は次の課題になる。
(ビーコン操作) 
ビーコンの基礎知識
  1;ビーコンとは?
       ビーコンは携帯時には国際周波数の475KHz電波を常に発信している状態にし、雪崩に巻き込まれた場合に
    発信される電波を元に捜索し埋没した仲間を素早く発見し救助する手助けとなることを考えて作られた道具です。
  2:アナログ、デジタル
     昔はアナログ式でビープ音の強弱を頼りに捜索していました。これは、電波の強弱を示すもので、実際の救助者の
     位置を示すものではありません。アンテナは1本。
    デジタル式は現在の主流で、ビーコン内でデジタル処理をすることにより、救助者の距離、方向などを分析し、
       数値、方向をデジタル表示するものです。  アンテナ数は1〜3本。
       アナログよりもデジタルの方がより詳しく表示され使い易い。
  3:捜索方法
    同行者が雪崩で埋没した場合には、ビーコンを受信モードに切り替え、発信されている電波の強弱や方向から、
       埋没位置を特定します。
    ビーコンの種類によって操作方法も異なる為、事前練習が前提となる。
  4:電波曲線
    ビーコンは電波の強弱を元に捜索しますが、ビーコンから発信される電波は放射線状に四方八方に
       発信されているわけではなく曲線状に発信されています。
(実技)
  講師がビーコンを発信状態にセットして袋に入れヘルメットをぶせ雪中に埋め受講生はそれぞれにビーコンを受信モードにして埋没しているビーコン付近を捜索」する
受講生はそれぞれが埋没ビーコンにあたりをつけスコップで雪をかきわけ、どの程度的中しているか検討する。
2度繰り返し捜索を行う雪が少なく狭い範囲での捜索であった。
(感想)
ビーコンってなーに?から始まった雪山講習会への参加であった。
アル友に参加させていただきアルパイン気分になりました。
体力がないとは思っていませんでした。 山に入れば男も女もない と思っていましたが、男性の中の女一人は体力的に辛いものがあると感じました。  やはり行きたい八ヶ岳 されど不安が残る今回の山行でした
大山もいけるかな〜??
                                                                                                       (記;ママりん)

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