山行報告
アルパイン友の会(略称;アル友)

比良・八ッ淵の滝(沢登り)
(山行日)   2008年9月23日(日)
(参加者)  T生、T子、H郎(3名)
(報告)      午前7時半にJR京都駅前に集合、途中川端七条で1名ピックアップして近江高島・ガリバー旅行村へ。
9時頃に到着し、大擂鉢から入渓(9時半)した。
先日来の雨の所為で水量が多かったが、楽しめた。
午後2時半頃ぎに広谷に着いて終了とし、大休止のあとハイキング道を下る。
帰りは湖西道路が大渋滞していて予定より1時間程の遅れで京都駅に帰着した。
駅前の中華料理屋さんで反省会をして解散。
お疲れ様でした。
                                                                                                                         (記;H郎)

六甲・蓬莱峡
(山行日)  2008年10月4日(土)
(参加者)    H郎、T生
(報告)
  今回の本来の企画は、ザイルワークの復習を兼ねた「おしゃべり中心の岩登り」の予定であったが、
おしゃべりする人が来なくて二人で本格的な岩登りトレーニングとなった。
蓬莱峡の一番高い所にザイルを張り、久しぶりのトレーニング。
クライミングシューズを履いているが、しばらくぶりのせいか、いつもより腕に力が入る。
徐々に屏風岩の左側にザイルを張りなおし、登りはロープマン、下りはプールジックでクライムダウンの練習だ。
お昼をはさんで3時頃までこれを繰り返す。  いいトレーニングになった。
一人の方の登りに見惚れた。  年の頃は60半ばぐらいか。  冬靴にアイゼンを装着。  手には軍手をしている。
単独で確保なしに、アイゼンの2本の前爪で、猫が歩くようにそうっとリズムよく登っている。
軍手をしている手は軽く岩に添えるだけ。  かなりの熟練者とお見受けした。
これとは対照的だったのが、どこかのテレビ局の「おはよう〜」という番組の撮影であった。
岩の上と下にプロのガイドが付き、素人の芸人に岩を登らせ、面白可笑しく撮影している。
いい加減、うっとうしくなってくる。
それにしても、今年は今から冬靴にアイゼンを付けて本格的な冬山トレーニングを始めている人が
多いのには驚いた。
今年は、雪の到来が早いのかな。    我々も急がなくちゃ。
                                                                                                                         (記;T生)

雪彦山
(山行日)   2008年10月11日(土)〜13日(月)
(参加者)  H郎(CL)、K治、T生

我々は、富士山や御嶽山、剱岳等、姿形の良い山を見て感動する。 この雪彦山もそうだ。
まるで中国の山水画の山のスケールを大きくしたような形だ。
4つの尖がった山が岩肌を剥き出しにしている。 大天井岳、地蔵岳、不行岳、三峰岳の4つだ。
その美しい姿は、まるで着物姿が似合う妙齢の女性のようだ。

京都を午後1時に出発。 途中で休憩、食事を入れても4時には着いた。 2時間半位で行ける。
意外と近い。 登山口横にトイレや水場、シャワー室などの付いたキャンプ場がある。
テント一張り1000円、利用者一人あたり400円、車は無料だそうだ。
キャンプ場に車も止めることができ、登山口もすぐ側だから荷物も気にすることなく思いきり持っていける。
利用し易い便利な所だ。

初日は早く寝て、2日目は6時起床。 7時過ぎにはキャンプ場を出た。
初めての岩場なので比較的易しそうなルートを選ぶ。
三峰岳の東稜一般ルートと地蔵岳東稜の二つだ。
まず、三峰岳の東稜一般ルートだ。 このコースは三峰岳では一番易しいコースだと案内書には書いてある。
3ピッチで、Tピッチ目がW級+、Uピッチ目とVピッチ目がV級となっている。
このTピッチ目のややかぶり気味の所が難しい。
まず、わがチームのリーダーが取り付き、10分ほど頑張ったが越せない。
順番待ちしていた女性2人のパーティに先を譲る。
ところが、このトップの女性、いとも簡単にスルスルと登って行くではないか。
これを見てわがリーダー、負けず嫌いの虫がムラムラとしたらしく、シャカリキになってハングを攻める。
アブミを使い、支点のヌンチャクを掴み、何でもありでやっと越した。
15分ほどの悪戦苦闘をビレーしながら見せてもらった。
わがリーダーが岩登りでこれだけ苦労したのは初めて見た。
次の、セカンドは私。 覚悟を決めて登るが、その登り方のみっともないこと。 恥ずかしい。
下には順番待ちの人が何人かいたが、みじめな思いをした。
Uピッチ目とVピッチ目はそれほど困難ではなく、何とか登れた。
3人が三峰の頭に着いたのがなんと12時半。 ここは眺めがいい。
右に地蔵岳、左に不行岳の絶壁を見ながら昼食。
下りが、また困難。
途中、20mと40mの懸垂と濡れた岩場の連続。 降りてきたのが2時。 結局、この日はこれで終了。

さて、3日目はどうするか。 当初の予定では、地蔵岳の東稜を登る予定であった。
ところが、大テラスまでの40m、その間支点がない。(見えない)
頂上まで10ピッチあるということでビビッてしまい、岩登りはキャンセル。
結局、この日は出雲岩→大天井岳→地蔵岳へのハイキングに変更。
地蔵岳の正面壁に広島のグループが取り付いている。 ルートの長さは150mぐらいか。
核心部でトップが何度もチョークの粉を手に付け、長い時間粘っている。
2度ほど落ちたが、何とかクリアー。
我々は、向かいの展望台からこの見事なクライミングの見物と相成った。 ああ、情けない。

もっともっと、クライミングの練習を真面目にするぞ、困難な壁を見て、ビビるな。
チャレンジしなければ登れないじゃないか、と反省している次第です。
                                                                                                                         (記;T生)
     

芦生ハイキング感想
(山行日)  2008年10月25日(土)
2回目の参加となった山登り。
今回は京都にある芦生(あしう)の森に行ってきました。
「特にしんどい所はないよ」という言葉を信じて、ちょっとしたハイキング気分で行ったのですが、
そんな気分は登山道入口から広がる急斜面を前に早くも打ち砕かれました・・。
おそらく経験者の方からするとなんてことはない道だとは思うのですが、登山経験が無い+運動不足気味の私には
過酷な道のりでした。
ただ、そんな険しい道も始めの20分ほどで終了。  その後は景色を楽しみながら、マッタリと歩きました。
残念な事に見ごろまでにはちょっと早かったようで、紅葉もそれほど多くなかったのですが、
まだ青さが残る葉も普段自然の中をあまり歩くことがない私個人としてはとても新鮮できれいでした。
                                                                                                                         (記;大段)
   

10月25日に紅葉を見に、芦生の森へと足を運びました。
見頃までとはいきませんでしたが、都会では見る事のできない景色を存分に堪能させてもらいました。
ただ、人生楽あれば苦ありと同様で美しいものを見るためにはそれなりの試練が付いてくるという事・・・・・
前日の雨のせいで、山はいたるところがぬかるんでいる状態で、初心者の私には歩く事で精一杯なのですが、
ベテランさん達はそんな事ももろともせずに景色を楽しみ、会話を楽しみ、余裕の感じでした。
まぁ、前回の愛宕山に比べれば楽な感じではありましたが、2回目という事もあ、り山歩きの楽しみに方にも
大分気づけたところもありました。
それと、今回の昼食にはかなり驚きました。
まさか紅葉を見に山へ登ってアツアツうどんを食べれるとは想像もしておりませんでした。
メンバーの1人が、みんなの昼食を用意して下さったのですが、とても美味しく頂きました。
後、別のメンバーさんが食後のデザートまで用意して頂いてて、本当に至れり尽くせりなハイキングという名の
登山でした。
また、次回も新しい山に挑戦したいと思っております。
                                                                                                                         (記;大野)
   

10月25日土曜日芦生の森にいってきました。
天気は晴れでしたが、前日に雨が降ったせいもあって足場がすべりやすく、結構苦労いたしましたが、
そんな苦労による疲れを癒してくれる大自然の光景に出会いました。
高台から見下ろす光景、針葉樹林のすばらしいグラデイション、川に生息する魚の群れ、
ときどき楽しませてくれる動物たちの足跡など、疲れも吹き飛びさわやかな気持ち、空気、
まさに街中では体験できない未知の世界でした。
ひとりで行く楽しみもありますが、集団でいくのもいろんな意見が飛び交い楽しいものです。
みんなで野外で作った食事は最高でした。まさに醍醐味ですね。
また、行きたいですね。猪などが見れたらもっと楽しいですけど。
でも、これだけ体験できてよかったです。    芦生最高!
                                                                                                                         (記;渡辺)


「蓬莱峡岩登り」に参加して
(山行日)  2008年10月26日(日)
 今回、初めて「アルパイン友の会」の行事に参加させて頂きました。
内容は、基本的な装備説明とロープワーク。そして、岩登りの実技で受講生は2人でした。
ロープワーク等の説明を受けながら、実技で使用するザイルをセットする先輩方をちらちら見つめる。
当然手際よく作業はされておられるが、気になるのは、岩の状況。
幸い一面を見渡した中では、岩の陰影がはっきり見えて、傾斜が肉眼で確認できるルートで「これは何とかなるか。」と
早くも心の中で、ほっと一息。
しかしその後、「ほっ」と安心している場合ではない事態が訪れる。
 ついに、1本目の岩登り。慣れない手つきで自分とザイルを結び、岩へ取り付き登り始める。
「岩は足で登るんだ。」と教わったが、初心者にそんな事が出来るわけもなく、半分程度は腕力に頼る。
登った後は、当然降下しなければならないのだがこれがまた、自分で分かる位のへっぴり腰(今回は懸垂降下)。
上から檄が飛ぶ「足を伸ばせー」。なるほど、体が安定するのが分かる。
何とか1本目を終えたところで、昼食。
もう一人の受講生モリリンさんは体に似合った大食漢のようで、昨晩も2kgの肉を食いらげたとのこと...。(スゴ過ぎる)
昼食もコンロを使用した完ペキなもので、僕もピリカラソーセージをおいしく頂きました。

 ここで、雨が降ってくる。(うわぁー)
しかし、問題は雨具ではなく、これから登る岩に雨が滴っていることだ。
(少しオーバーか?)それでも、足元のグリップを削がれる事は否めないし、安心している場合ではない。
ここで断念する事も考えられたが、他のグループはもっと、もっと、もっと厳しいルートに取り付き撤退の様子はない。
というわけで、我等も決行。
僕は「これはヤバイんちゃうとビビリリ癖が...。」色々考えることはやめ、岩登り開始。
やはりよく滑り、先ほど以上に腕力を使うはめになった。(全然ダメではないか。)
特に黒く苔た一部分はツルツルで、無理!ここは、無理せず、一歩一歩着実に安全第一!
 結局この日は5本の岩登りを経験し無事終了。  そして、反省会へ。
 
 次から難易度を上げていくとの事。  僕みたいなものが、本当に横に見た、壁の様なルートを登れるのだろうか。
モリリンさんは今年ジャンダルムを制覇し、目も輝き実に積極的。
僕は、ビビってます。(笑)「一度、落ちて開き直ることから始めようかー。」

 何にせよ、諸先輩方の指導の下、安全確保が完全に成された上での岩登りです。
今回の蓬莱峡は景色もいいし、参加を迷っていた僕でも適度なスリルや運動など、とても楽しい1日でした。
また、この会は僕のような中年初心者でもO.Kです。(笑)

 諸先輩と講師方には、今日一日、自分のスキルアップを犠牲にして、ご指導頂けたこと等大変感謝しております。
おそらく今後、僕が参加する限り同様でしょうが、よろしくお願いします。
                                                                                                                         (記;チョッパー川ア)

『六甲山・蓬莱峡』
(山行日)  2008年10月26日(日)
・ アルパイン友の会
    より良い登山の為にロープワークを身に付けたいが、会というものが苦手なもりりん。
    どこぞにええ会がないかなぁ〜と探す中、お友達のうずみんさんより気軽に入れるサークルがあるよと
    紹介されたのが、このアルパイン友の会(以下アル友)
・ 冬山講座
    当初講座と会の講座を申し込んだが、残念ながら定員未達の為中止となってしまい、
    基礎から学べるのだろうかと思っていたが、六甲山でも行きませんかとお誘いがあり、早速参加することに!
・ 六甲山蓬莱峡
    数日前までの天気予報では晴れだったのが、当日なにやら怪しい音が窓の外より・・・・
    外を見るとなんと、雨が降っているじゃないですか!!!
    こんな天気で行くのか心配になり、うずみんさんにメールで確認。
    リーダーO氏に連絡を取ってもらい、決行と連絡を受けドキドキしながら集合場所へ。
・ ご対面
    集合場所の宝塚駅前で待つ事数分、それらしき人を発見!
    お声を掛け自己紹介。
    アル友発足の立役者のO氏とS氏、もりりんと同じく初参加のK氏とお友達のうずみんさん。
    皆さんとても良さそうな方ばかりでホッとしました。(岩登りしやすそうな身体の方ばかり・・・・)
・ 装備説明
  Sさんとうずみんさんがテキパキと岩場にロープを張りに行く。
  うずみんさん、こんなことしてたんだぁ〜〜〜〜〜
  その間にO氏が必要装備や道具の説明をしてくださる。
  説明はとても分かりやすい。物分りの悪いもりりんは動画でキッチリと抑えておく。
  (こりゃ〜結構お金かかりそうだなぁ・・・)
・ 岩登り
    あ、あめ、やんでないじゃないですか。
    この状態で登るのですか・・・    まずK氏が始めに登ります。
    なんか慣れているなぁ〜    そして自分の番!
    思いの外滑らない。コレなら登れる!!
・ 感想
  O氏とS氏は終日私達の安全を確認してくださって、安心して登る事ができました。
  K氏も初めてとおっしゃっていましたが、ヒョイヒョイとした身のこなし。
  こりゃ〜やばいよ
  もりりんは、身体が重い・・・ 周りを見てもデカイのはいない・・・ 痩せなくちゃ・・・
  
    アル友は雰囲気が良い会だなぁ〜
    気軽に参加できる環境であり、とても楽しい日を送ることができました。
    そして反省会と名の付く宴会。  これが一番楽しかったりして(笑)
・ そして
    早速必要なものを買ってしまった。
    大人買いである。(お小遣いがなくなってしまった。)
    これから先、もりりんは何処に向って行くのだろうか・・・・
    皆様方、これからもよろしくお願い致します。               <つづく>
                                                                                                                         (記;もりりん)
       

金毘羅ロープワーク中心の岩登り
(山行日)  2008年11月2日(日)
先週に引き続き諸先輩(講師)方にロープワーク、危険回避行動等をご教授頂きながら、岩登りを楽しみました。
「セルフビレー、バックアップ、トップの確保及び支点を確保しながらの登り」を繰り返す事により、
その時々の状況下でいかに問題なく効率的に作業を進めていくか、の練習である。
この作業は講師に睨まれながらまた、後続を気にしながらで、ついついあせり間違ってしまう...。
あせって間違えましたでは、何の言い訳にもならない。
ここはあせらず、着実に!決して理屈的に難しいものではないので、声をだしてチェックする事としよう。
 また、トップとセカンドの意思疎通の大切さを痛感した。
声を出し点呼は行っているが、聞こえにくい事もあり多少作業の停滞。
これは、今から経験を積む事により、解決するだろうか?

 ここで昼食。
またしても、僕のおにぎりだけの弁当を見てモリリンさんから春巻き、たまご、大学芋のおすそ分け、
ホットコーヒーまでお世話になりリラックスムード満点の休憩で大助かりでした。

 昼からは、トップロープで岩登り。装備、装着方法、ビレイ技術等を教わりアップダウンの繰り返し。
ふと、朝にお会いした講師の師匠と云われる女性(とても岩登りする様には見えない!)の一言を思い出す。
「ビレイだけはしっかり教えてあげてねー」 んー深い一言だ。
 もちろん、講師から「登るのは誰でもできる。大切なのはビレイだ。」と教わっている。
今日、それを実感した。僕も練習して一人前のビレイヤーに早くなろう。

 練習を終え帰り道、ひとつの岩の前に足をとめた。
足や手を掛ける位置で話しがはずみ講師の一人が取り付く。僕も挑戦、無理!
「登るのは誰でもできる。」というのは、ウソだと実感(笑)
                                                                                                                         (記;チョッパー川ア)

京都金毘羅 岩登り
(山行日)    2008年11月9日(日)
(報告)
今回は女性2人を含む計6人で、京都金毘羅山にて岩登りを楽しみました。
さすが女性が複数になると、文字通り「おしゃべり中心の岩登り」と相成り、いつものオッサン臭いムードは
女性陣が合流したとたん、ぶっ飛びました。(笑)
そんな、わきあい合いの中、午前中は北尾根を「トップ、セカンド」を入れ替わりながら頂上へ、僕はトップで
登る事が少なかったので今回、セカンドのビレイを中心に練習する事ができました。
「セルフビレイの場所」「ボディビレイ時の支点の位置」「直接支点に確保器(ATC)を設置する方法」また、
昼食後にセカンド墜落時の対処方法も教わりました。
ロープにテンションが掛かり自分の身動きが封じ込められた時、安全にテンションを解除しセカンドの状況確認を行う。
(無理な救助はせず、助けを求める)等が本日、学習した内容です。
安全確実にすばやく行動する事を目標に、実習しましたが「すばやく」を意識すると支点を考えずセルフビレーを取ったり、
ザイルアップのタイミングを間違えたりと、パートナーとの意思疎通に支障をきたす行動も...。(自己反省...)
「早く自信をつける為にも、家で復習しなければ...。」

「おしゃべり中心の楽しい昼食」
やはり、にぎやかだー。
モリリンさんが居れば間違いなくコーヒータイムに突入していたところだが、本日欠席(残念)。
ということで上記の座学(セカンド墜落時の対処方法及び午前中の反省)に突入。

座学後、場所を移動、どこの岩にも人が取り付きたどり着いたのが、「ゲートロック」の入り口部、先週の帰り道に足を止めた岩だ。
「あーだ、こーだ」言いながら、まずトップでS講師が挑戦。緊張気味に支点に次々とヌンチャクを掛けながら、完登。
「おー。流石だ。」これでロープは張られたので、後に挑戦するものは、全然安心だ。ということで、僕も挑戦。
悪戦苦闘、時間をふんだんに使いながら、2回登らせて頂きました。
「2回で握力に限界がやってきた!」やはり、僕は腕力に頼る登り方だ。
「この岩は僕のレベルでは仕方がない。と自分で納得。」

ゲートロックの上でロープを回収出来るようビレイの設置替をしながら、思った事をメモしておきます。
 セカンドのビレイについて、経験のない僕にとってここで、セカンドをビレイする事を想像すると、
「直接支点に確保器(ATC)を設置する方法」は不安です。
理由はこの斜面で相手が見えない状況を考えると、セカンドを安全な距離で止められるかに不安が残る。
(どれだけロープが流されるかが分からない。)
  よって、こういう場所では「定位置に支点を取ったボディビレイ」を選択するだろう。
しかし、これから経験を積んで行くうちに前者を選択すると思う。
なぜなら設置が楽だし、強いテンションが掛かっても自分はフリーでいられる分余裕が出るからです。(笑)
 ところで、講師方が腰に下げているややこしい器具。それを使えばもっと楽な方法がありそうな気が...。

 というところで、今回も無事終了。みなさんご苦労さまでした。
 講師様方には、毎週、本当に有難うございます。
 
(追伸)
 クライミングシューズで歩いたせいか、親指の爪が充血。こいつで歩くのは危険だ!
                                                                                                                         (記;チョッパー川ア)

雪彦山リベンジ
(山行日)  11月22日(土)〜24日(月)
(参加者)  大沢(SL)、生

10月の初旬に手ひどい目にあった雪彦山。
前回は、最初に三峰岳の東稜の一般ルートを登った。ハング気味の1ピッチ目でさんざんな目にあい、
2日目に登る予定だった地蔵岳の東稜にビビッて、ハイキングに切り替え帰ってしまった。今回はその雪辱にやってきた。

22日の4時頃に着いた。前回と同じテント場に駐車。
前回来たときは、紅葉はまだまだでこれからというときであったが、今回はもう紅葉は終わっていた。
それでも、盛りを過ぎ、くすんだ色の紅葉もまた渋くていい感じだ。
夜は冷える。管理人さんの了解を得て、枯れ木を集めて焚き火。  寒いのだろう、離れた所に居た、広島の2グループが寄ってくる。
話がはずむ。焚き火を囲み、初対面の人たちと話し込むというのはいいものだ。

翌日は8時にテン場を出発。8時40分に地蔵岳東稜の取り付きに到着。
準備をして登り始める。我々の前に、女性2人を連れたガイドさん風のグループが登っている。
後には、東灘労山のヘルメットをかぶった4人のグループがいた。

1ピッチ目  古い案内の本によると、1ピッチ目は大木までの40mは支点が全くないと書いてある。
  前回は、それでビビったのだが、ある、ある。  指を突っ込むのに適当な穴もあいている。
  ここは、全く問題はない。ちょうど、六甲の蓬莱峡の一番長いルートと似ている。
2ピッチ目  ここは問題なし。
3ピッチ目  ここは大テラスまでとなる。ここも2ピッチ目と同じようなスラブで困難なところはない。
4ピッチ目  大テラスからやや左にトラバースして木の茂っているところまでのショートルート。
  先に出発した3人組の最後の方がここで確保しているのでしばらく待つ。
5ピッチ目  ここがこのルートの核心部か。一番右側がくぼんだ凹状のルート。
  一見易しく見えるが、この中にハマったら出るのが困難なルートだ。  体の小さい人だったら何とかなる。
  真中が凹状の左側から右にトラバースしていくルート。これはよく見ないと手がかりがわからない。
  一番左側がややかぶり気味の直登ルート。  ボルトが3カ所程打ってある。  ところが、登ってみるとこのルートが一番難しい。
  我がリーダーは、一番難しいルートを選んでしまった。  シュリンゲを掴み、ボルトに足を掛け、最後はアブミを出して越えて行った。
6ピッチ目  特に問題はなし。
7ピッチ目  ここが「馬の背」と言われるところ。  前のグループは特に確保なしに登って行った。  我々は念のため確保して登った。
  この雪彦山は、岩のあちらこちらに遭難碑がある。この馬の背の途中にも、遭難碑がある。
  昭和38年に20代で亡くなった方の碑だ。合掌。
8ピッチ目  いよいよ頂上直下の最後のピッチだ。  下から見ると中々厳しそうな垂直に近い壁だ。  まず、リーダーが登る。
  実際登ってみると手がかり、足がかりが豊富だ。  何とか登りきる。  やったあ!思わずリーダーと握手。

   


下山後、テント場近くの雪彦温泉へ行き、汗を流す。
テント場へ戻り、2日目の焚き火。昨日の広島グループと火を囲みながら、「焚き火外交」が始まる。
酒を分けあったり、鍋の食べ物を交換しあったり、岩談義に時間を忘れる。
楽しい夜は更けていく・・・・。

もっとトレーニングを積んで、いつの日か地蔵岳の正面にチャレンジしたい。
すくなくとも、チャレンジしなければどこも登れないのは確かだから。
チャレンジする気持ちだけは持ち続けたいと思いました。
                                                                                                                         (記;生)


(雪彦山感想)
今回の雪彦は2回目の岩登りだった。  前回は不完全燃焼で終わっていたので、何とか本命だけは登っておきたかった
前回に比べ、易しいルートと聞いていたので全く不安なく取り付いたのだが・・・。
ルート取りを間違えてしまい、苦しむピッチがあった。    まだまだ修行が足りませんね。
11月も終わりというのに、クライマーは結構多かった。
岩も楽しかったが、夜の他府県からのクライマーとの交流会(焚き火宴会?)が一番楽しかったように思う。
兵庫、奈良、広島・・・の皆さん、楽しい語らい、有難うございました。
また、どこかの岩場でお会いしましょう。
                                                                                                                         (記;大沢)

アイゼントレ  『六甲山・蓬莱峡』
(山行日) 2008年11月30日(日) 
(天候) 晴のち曇
(参加者)H郎・T生・T子・Y子・M子・うずら・Oちゃん・ちょっぱー・もりりん

いつもの高級住宅街駅にいつもの時間に集合。
既に何名かの方はお集まりのようだ。
そしていつものバスに乗るのだが・・・・・・ 
ひょぇ〜 超満員!!
紅葉時期の晴天の週末。こっこんなに行くんすか・・・
標高が下がるんじゃないかと思うほど登っている。

今日はアイゼントレ。
持ち物にアイゼン・ピッケルと記載があるが、もりりんはそんなの持ってねぇ〜
もってないので、今回は欠席しようと思っていたのだが、無くても良いとの事なので参加じゃ!
チョッパーは既に新品の靴にアイゼンにピッケルまで買ってた。
やる気マンマンやん♪

さてさて、今回初めは2グループに分かれます。
当然はじめてのもりりんはおこちゃま組み。
アイゼンでの歩き方のイロハを習います。


ベテランチームと言えば・・・・・


われわれ、おこちゃま組みは基本をしっかり低いところで学習します。


で、やっとお昼・・・ じゃなくて休憩のお時間。
ここでカロリー摂取!


もぅ、もりりんはお昼ご飯でも良かったのだが、皆さんは頑張るようだ。
残念だがもうひと頑張り。

ここからは上級組とおこちゃま組と一緒に、アイゼントレーニング!!
歩きます。 歩きます。 歩きます。


雪山を想定してアイゼン付けた時の歩行、ピッケルの使い方を実際に歩いて身体に覚えさせます。
このまま先ほど上級組が行った高地へ向います。

高地に到着。
美しい紅葉をしばし堪能。

そろそろおなかが・・・・・
もりりんだけかと思ったら、うずらが「12:00過ぎましたよ〜」ってお昼の催促?
ええタイミングや!
うずらはよく分かってらっしゃる♪

だがしかし練習は続くのだ。(T_T)

勾配のあるところでアイゼン歩行練習。
アイゼンを効かせガツガツ歩きます。(アイゼンは刃を前面使うとめっちゃ効く!)
おぉ〜〜〜っと、もりりんスッころぶ!!


12時過ぎ、ここでおまちかねのお昼ターイム!!
もりりんの昼食は味噌おでんとイカメシ。
だが、ど〜しよ〜 お昼休みが少なくて、どっちを食べるかを悩む。

『悩んだ末の味噌おでん』

お昼休みはあっと言う間におわるんです。
こ〜し〜も飲む間もなく、午後のカリキュラムに突入。
少し移動していつもの岩場に・・・・・・
ほげぇ〜〜〜〜 なっなんて混雑してるんや〜
どこぞの商店街より人がおる。

O氏・S氏はスパッとロープを張りに行く。
その行動力をもりりんは少し見習わなければなりません。

2本のロープ、男の子コースに女の子コース。
もりりんは女の子コースで登りたかったが、どうやら男の子コースになるようだ。
久々でちょいとビビルが、頑張って登りまひょ。

左:男の子コース 右:女の子コース
途中から登り左コース、降り右コースに。



皆さんアイゼンを付けたまま何本か登り降りを繰り返し、アイゼンでの登攀の練習を行いました。
もっと数をこなさなければいけませんねぇ〜
もりりん、間が空いた為、忘れ始めているじゃないですか。
それにしても、もりりんは2本でヘロヘロになっちゃいました。(久々って事で・・・)
皆さんはガンガンですごいですねぇ〜

この時期は日が暮れるのが早いので、3時過ぎにはお片づけに入り終了。
4時過ぎのバスで帰ります。(バスは行きよりも超満員!)
最後はお決まりのaa反省会。

Sさん、ちょとトラブルがあって先に帰られたが、大丈夫だったのかな。
心配しながらも、しっかり頂くものは頂いちゃいました。
この反省会注意しないとめっちゃウェイトUPしてしまう。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
今日もあっと言う間に終ってしまった。
仕事の都合でなかなか参加できないが、忘れない?忘れられない?うちに参加したいものだ。

家に帰ったら体中が重だるく痛かった。
ガキンチョの如く、擦り傷だらけだった。
やっぱりこけたり、落ちたりしたらいかんのぉ〜
                                                                                                                         (記;もりりん)

アイゼントレ蓬莱峡感想
(山行日)  11月30日(日)
初めてのアイゼントレ。新品のアイゼンとピッケルを持って、いざ蓬莱峡へ。
今日は僕が初めてお会いする2人を含め計9名の参加です。
午前中は登り降り及びトラバースの練習、しかし12本爪アイゼンの性能が分からずしっかり踏込む事が出来ない。
特に前爪2本に関しては、蹴り込むどころか体重を預ける事に躊躇してしまう。
しかし、時間の経過と共にだんだんと慣れて何とかアイゼンを踏めるようになりました。
また、午後からの岩登りは、前爪2本を駆使する事が多く、アイゼンの特性がつかめ体重の乗せ方も分かりました。
(ここではアイゼンを信用するしかない!)
さらに、来週もアイゼントレが予定されております。「しっかり踏めるように!」を目標に参加したいと思います。
今回は参加人数も多く、楽しい昼食に賑やかな反省会(親睦会?)でした。
山の会はもっとストイックなものと予想していた僕にとっては、嬉しい誤算です。(笑)
みなさん、講師様方、有難うございました。また、次回もよろしくお願いします。
(追伸)
季節はもう冬、クライミングシューズにうしろ髪を引かれているのは僕だけでしょうか?
                                                                                                                         (記;チョッパー川ア)

(感想)
雪山トレの一環で蓬莱峡にアイゼントレに行って来ました。
今シーズン初めてのアイゼントレですが、コーチを含め参加者9名というアル友始まって来の大所帯(?) 。
なんか楽しい予感 ♪♪ いつものごとく宝塚発のバスは超満員。
バスを降りて、大阪の会に所属してた時の山の師匠に偶然会いました。
2年前に癌を患われたのですが、元気な姿にとてもうれしく よーし私も頑張るぞ と ちょっと気合いが入りました 。
まずは砂場を経験者と初心者組に分かれ、歩行練習。ちょうど1年前 10メートルほど滑り落ちて以来です。
トラウマから、気持ちが消極的になり、初心者組に・・・。
でもトラウマを払拭しなければ と 経験者組を追いかけ 最初はドキドキでしたが、だんだんと思い出しました
アイゼンを付けての登り下りのこの感覚。  なんか だんだん楽しくなってくるじゃありませんか。
去年も一昨年も緊張だけで楽しいなんて感じなかったのになーと不思議です。
でもトラバースで、山足を片側の爪だけで立って、なかなかフラットに置くことができません。  むつかしいです。
これは次回の課題です。トラウマを完全に払拭するために、次回こそ前回滑り落ちたところにもう一度トライして無事通過しようと、
積極的な気持ちになれたのが、今回の収穫かな と 思いました。
お昼を挟んで、アイゼン装着での岩登りの練習をしました。
1本目は前爪で立ちこんで、体を持ち上げるのが怖く、なかなかスムーズにいきません。
やっとこさ登った感じです。2本目はやっと慣れてきました。  そうそうこの感覚。今日は岩登りも楽しい ♪♪
でもまだまだ懸垂下降はぎこちなく、練習の必要性を痛感しましたが、一昨年の雪山講座受講中はいつもいつも緊張してたのに、
少し楽しめる余裕が出てきたことがうれしい1日でした。
ご指導いただきましたコーチの方々ありがとうございました。
                                                                                                                         (記;T子)

蓬莱峡アイゼントレU
(山行日)   12月7日(日)
(参加者)T生、H郎、Y子、チョッパー川ア
 先週に引き続き、蓬莱峡にてアイゼントレを実施しました。
参加者は講師2人、僕が初めてお会いするY氏及び紅一点、Y子さんを含め5名。
Y 氏はトライアスロンの経験もあり、体力は本会員のトップらしい...。
次々と登場する強者(いろいろな分野を含む)に、まるでマンガでも見ている様だ。
ということで、本日も午前中はアイゼン技術向上を目指し山歩き、午後はアイゼンを駆使した岩登りのトレーニングと充実した内容です。
 山歩きに関しては、それぞれの斜面に応じてアイゼンを効率良く足全体で踏み、きちんと体を制動させる事。
(足裏の使い方はスキーでのブーツへの加重と似ている気がします。)
問題は、長い雪斜面を目前にビビらずしっかり踏めるかです。  こればかりは、経験を積まない事にはどーしようもないでしょう。
しかし、今回で多少自信が持てるようになりました。
 昼食をはさみ、楽しさと不安が共有する岩登りです。
食の強者が欠席している為、あっさりとした昼食(休憩)でした。(笑)
 さて、岩登り。  いつもの通り講師陣がさらりとロープを張り、登りはプルージック、降りは懸垂下降でトレーニング。
僕はといえば、ついついあせって足場を確認せず手を伸ばして岩を掴もうとする為、体が岩にへばり付き、悪戦苦闘。
プルージックも置去りにする始末。  講師から前爪での岩への立ち方を何度も教わるが、恐怖心からなかなか実践できない。
あせらず、近くにホールドできる岩を見つけ、足場となるところを確認しながら登らないと、これから先の技術向上は難しいと実感し、
同時にアイゼンの手入れ(爪研ぎ)の重要性も認識しました。
また、前爪(アイゼン)の使い方に靴がこれほど関係してくるとは、予想外でした。
大体冬靴はゆったりめを選択しますが、それだと前爪に効率良く乗った時、靴の中で踵が浮いてしまう。
これでは怖さが先行してしまい結果的に疲れる乗り方(踵を上げる)になる。
しかし、冬靴はゆったりめの方が暖かいし...靴の選択は本当に難しいですねー。
たっぷり遊んで、本日も無事終了。  みなさんご苦労さまでした。
そして講師様方、ありがとうございました。
今回の反省会(男性のみ4名参加)は、完全に飲み会でした。
ビール2〜3杯で、のどの渇きを癒した後、焼酎ボトル2本を2時間足らずで飲み干した。
流石、アル友。やはり、17時以降のアルはアルパインでは無かったんですね。(笑)
                                                                                                                         (記;チョッパー川ア)

hpに戻る