ついのべ(日記) 面倒だからまとめて、log14。シャソニのえろっちいやつ









「熱…いィ」

汗だくで疲れ切った身体を、シーツに押し付けるキミ。
ボクの胸元にある白毛も、ふたり分の汗に濡れてしおれている。

「窓を開けるか?」
「開けたら声が漏れるからって、シャドウはえっちしてくれないからなぁ」
「まだ欲しがるのか、キミは」

うつ伏せているキミを、まだ繋がったままボクの方へ向けさせる。
キミの中でボクが動いて、また体温を上げるような、短い叫び声が湿った部屋に満ち溢れる。

「夏は汗をかいた方がいいって、言いだしたのはキミだろう?」
「それは、そ…だけど、そうっ、イミじゃあっ」
「違うのか?では、止めるか?」

勢いをつけて、深く穿つ。
やめないで、もっと、もっと。そんな意味の言葉が、バラバラに砕けてキミからこぼれ落ちてゆく。

「ソニック、キミの汗は」

つるりとした胸元を舐め上げると、表面だけ下がった体温に散る甘い痺れが、毒のようにボクの舌に染みてゆく。



2010.06.29




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その姿を見つけたのが嬉しくて後ろから飛びついたら、シャドウの背のトゲは驚きで凍りついてしまった。

「今度やったら許さない」
「許されなかったらどうなるのかも知りたいが…見惚れてたんだろ?」

ECの夜景は絶品だからな。
腕の中から見上げてくる悔しそうな赤い瞳を閉じさせ、吐息を絡ませた。


2010.07.12



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いつも余裕ばかりのキミの、焦る顔が面白い。

「シャドウー?そっちにソニックいたぁ?」
「ここにはいないぞ、テイルス」
「おっかしいなあ?」

子狐の離れていく気配を背の針で感じながら、ボクはキミを赤い飛行機に押し付ける。

「何をするんだ」

挑むような瞳。
なのに、口づければすぐに応えるクセに。


2010.07.13



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マズいものを見てしまった、シャドウを抱きしめながらそう思った。

「壊れた武器ばかりの倉庫に隠れるなよ。お前まで壊れちまうぜ」
「ボクも廃棄されればいい」
「お前は壊れてないし正常に機能してるよ。だって、ほら」

赤い瞳を溺れさせる涙を、指で何度も拭ってやる。
吸いとった唇からは海の味がした。


2010.07.14



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「まだ立ち上がるのか。いい加減に負けを認めろ」

足元の青いハリネズミが、短い呼吸を繰り返しながらシャドウを睨む。
その顔はとても気に入った。
光の矢を胸に突き立てれば、緑の瞳は暗くなるだろうか。

「楽しみは後に取っておくのも一興か」

ソニックが生きろと言ったのだ。
ふたりだけの廃墟の世界を…


お題:「声に出してしまったら」
2010.07.14



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目の前でアロンダイトが弾き飛ばされる。
気付けば怒りを滲ませる緑の瞳が迫っていた。

「何が杞憂だ、ランスロット」

ボクは頬が上気するのを感じ、逸れていた意識を引き戻した。

「申し訳あり」
「オレはお前に死を与えることができる。すべてを握っている」

その瞳の輝きに心を奪われ、ボクは生きる。


2010.07.15



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ふたりで走っていれば突然の雨。

「いきなりだったな」
「ああ」
「ちょっと寒くないか?」
「ボクは平気だ」
「オレと同じのクセに」

ソニックは濡れた手袋を外し、シャドウのそれも外しにかかる。
温かな皮膚どうしが触れる。

「やはりボクも寒い」

驚いたソニックの目にシャドウは温もりを与えるキスをした。


2010.07.16



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「まだついてくるのか?」

一匹だけ部屋の隅で震えていたピンクワンコがぽてぽてとソニックの傍による。
しゃがんでやると

「きゅわあん!」

と鳴いて胸の中に飛び込んできた。
そしてごそごそと毛を探り…

「ゴルァ!オレはオマエのママじゃないぜ!」

思わず握って引き剥がす。
手の中から光が飛んだ。

「あ」


ダークガイアの眷属ピンクワンコに責められるウェアホッグさんでしたw
2010.07.17



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ヒーローの登場に舌打ちをした。
恐怖でパニック状態だった群衆が彼に向って必死の声援を送り、彼は笑顔でそれに応えると、奇怪な悪魔に向け全速力で駆けて行った。
判ってる、信じている、彼が必ず勝利することを。
ボクは彼が疲れ果てて堕ちる場所を予測して走る。
最初に彼を抱きしめるのはボクだから。


お題:「馬鹿みたいに」好きだったらいいのにね
2010.07.21



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「今のお前のニオイは嫌いだ」

帰る早々キスをしておきながら、不機嫌に歪むキミの顔に、ボクの全身が洗われる。

「任務の跡は消してきたハズだが」
「幽霊みたいな顔してるぜ?」
「連れてきたのか」
「そーみたいだな」

抱きしめられる毎にキミの匂いが移る。
ボクが狂気から正常に戻るのを自覚する。


お題:「戦場」
2010.07.21



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苦しい時に手を差し伸べられたら、相手を快く思うのは反射だ。
なのにキミときたらわがまま三昧で。

「お前が辛い仕事をしてるのは知ってるさ。でもそれはお前の勝手だろ?」

休む間もなく連れまわされるのはさらなる苦行。
なのに、最近は呆れこそすれ嫌な顔ができなくなった。
それがキミだと知ったから。


お題:「優しい」
2010.07.25



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「以前、キミが好きだと言っていた高原には何がある?」
「花!」

答えれば、シャドウは変な顔をする。

「なにもなかった」
「へ?」
「草原しかなかった」

黙り込むシャドウをオレは笑って抱きしめた。
そりゃ季節が違うんだ。

「草原も気持ちいいぜ!」

秋にはススキ野原、冬は雪原。
デートはふたりでしよう。


お題:「遅すぎた春」え?意味が違う?w
2010.07.27



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「ご近所に聞こえなかったかな?」

さらに強く抱こうとする腕が汗で滑る。
性急すぎて絶対辛いはずなのに、キミが楽しそうに笑っているから歯止めが効かなくなるんだ。

「窓を閉める前にこうなったんだ。聞こえてないわけないだろう」

ボクがそう言っても、まだキミもボクを離さない。

「ま、いいか」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.07.30



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「本当の悦びは・・これからだぞ」

ボクの膝の上で全身を弛緩させているキミの、影がベンチの背に映る。

「お前…外で、は嫌じゃなかったのか?」
「面白いことに気付いた」

再びゆっくりと腰を動かせば、キミが瞼をギュッと閉じる、…奥も。
唇を奪ってその中も蹂躙すれば、ほら、また。

「…ん…うっ!!」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.07.31



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「もしかして・・初めて?」

緩んだ縄の痕を丁寧に舐めながら聞く。

「手錠をかけられたり、縛られたことくらい何度もあるだろう?」

縛られたまま事におよび、怯えているのを気付かせまいとする強がりな視線が愛おしい。

「バーカ!こんな風にされたら、オレがお前を抱きしめられないんだ!」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.07.31



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「まだ何となく・・ううん、何でもない」

しがみついた勢いで壊れた柵を、部屋の隅に放り投げた。
つま先立ちを続けた足は膝から下が笑ったままになっている。
からだがもの足りないはずはない。
だとすれば。

「キミは仕方のないヤツだな」

仏頂面を作ったまま、キミを抱きしめて再びベッドに飛び込んだ。


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.07.31



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「耳はダメって・・いったじゃん」

手錠をぶら下げたまま、ふわふわした耳を掻く。

「元の姿よりも敏感だな」
「Yaa…目隠しは、まあ良かった」

野生に近いのは確かなんだろう。
目は見えすぎ耳は聞こえすぎる。

「キミの耳に入れるのは、ボクの吐息か繋がる音か、どちらがいい?」

キミの頬が染まった。


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.07.31



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「すごく・・良かったです」

シートをたたんでいる間に、ボール程のタマゴ型はロボに変形していた。
ボクの次にサンドイッチを頬張る主にコーヒーを差し出している。

「フム。検査の結果、おぬしの身体は正常のようじゃの」

まだ甘く痺れている頭で質問した。

「次のメンテナンスはいつですか?ドクター」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.08.01



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「ちょっと待てシャドウ!怪我してるだろ」

慌てて手を引っ込めるからバレバレなんだよ。

「なんでも」
「ないわけないさ!」

壁に押し付けて無理矢理唇を奪う。
その間に手袋を外す。
手の甲に小さな丸い火傷の痕。
傷を隠す時点でヤマシイ。
腕をねじあげ傷痕にもキスをするとまだ紫煙が漂っている気がした。


ソニシャで「紫煙」
2010.08.03



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終わってすぐに煙草っていうのは相手に失礼じゃないか。
何度そう言っても改める気配もない。

「なあ、何のためにソレを吸うんだ?」
「なんだ、嫉妬か?」
「バーカ。単純なギモンだ!」

もぐもぐ喋る口元から立ち昇る紫煙は、いつものおっさんよりも馬鹿っぽく見える。

「オコサマにはわからないようだな」


蛇針で「紫煙」。そりゃ大人と子供の差を見せつけるために吸ってるに違いないwwww
2010.08.03



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「こっちのバナナは危険なバナナ」
「キミが朝食に食べたいと言ったんだ」
「食卓にある安全なバナナでもよかったんだぜ」
「先につまみ食いをしたのは誰だ?」
「オレ。よく熟れて美味しそうだったから、つい」
「キミは我慢が足りない」
「お前もだろ」
「今度はキミのバナナも食していいか?」
「OK」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.08.03



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ふたりして手袋も靴下も脱ぎすてるのは珍しいこと。
手のひらどうしを触れ合わせるだけで、キミはヘヘッと照れたように笑う。

「緊張している」
「お前もだろ」

冷たい指先と同じように、舌を絡ませるキスをする。
生まれる熱につま先まで溶かされてゆく。
早くと強請られ、もっとゆっくりとボクは焦らす。


お題、「指先」
2010.08.03



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「こんな感じで・・良かった?」

ティーカップ型の遊具がゆっくりと回転を落としてゆく。
抱かれる腕が緩むと、途端にめまいでフラつく。

「ドクターの遊園地なら誰にも見られないということか」
「YES!観覧車はぶっ壊しちまったからな」
「キミは酔ってないのか?」
「シャドウだけを見てたからな♪」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.08.05



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「怖くなかった?」

そう聞けば唇を噛みしめ、首を横に振る。
そうやって強がるからつい酷くしてしまった。

「お前、見えないの嫌いだよな。後ろからとか、目隠しとか」
「嫌いだけど、嫌いじゃない」

そう言いながら抱きついてくる黒い毛並みを何度も梳いてやる。

「怖い後のキミは、必ず優しくなるから」


最初の一言が「事後の一言シリーズ」w
2010.08.05



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はっくしょん!とくしゃみをするずぶ濡れハリネズミにタオルを渡す。

「こんな大きな雹が降ってきたんだぜ」

拳を握って示すキミにおなじ拳を作っておでこに落としてやった。

「イッテー!なにす…」
「雹にぶつかって死ねばよかった」

言いながら、ボクはタオルごとキミを抱きかかえた。


2010.08.05



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指先に這う冷たい舌にボクは自由を奪われている。

「どんな味がするんだ?」
「そーだな…苦くて腐敗臭もする」

爪の隙間に唾液を満たすとちゅるると吸う。
親指から小指まで何度もそれを繰り返す。

「甘いぜ。狂っちまいそうなくらい、甘い」
「昨日、ひとを殺した」
「ああそれで」

キミは満足そうに笑った。


お題:「フェチ」
2010.08.06



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イキすぎて力の入らないカラダをもう一度組み敷く。

「も…やめ」
「これ、外そうぜ」

拒絶の手を抑え込むついでに腕についた金輪を引く。
本人の意思でなくては決して外れないそれ。

「嫌だったらお前のイイようにしろよ」

睨みつける赤い瞳を外さないまま、シャドウはゆっくりと足を開いて、急所を晒した。


ソニシャで、お題:「悦」
2010.08.07



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食事の最中に「しよう」と言いだす。
無視してパンを口に含むと、キミはパンではなくボクの足の間を口に含んだ。
ボクがスープを啜ると、キミは先走りを啜る。

「そんなに餓えているのか」
「腹減ってんだ。くれよ」

仕方が無いな。
最後に珈琲を飲みほして、床に転がる次の食事に手をつけることにした。


シャソニでw、お題:「思考回路」
2010.08.07



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「なんで、こんなもの…!」

穿かされたのは女性用の際どい下着。
尻尾が収まらずななめにはみ出して気持ち悪い。

「賭けの約束だ。このまま出かける」

仏頂面のくせに声だけは弾んでいるのがむかつく。

「裸にしてくれよ、シャドウ」
「ボクは下着姿の方が気に入った。…外出はよそうか?」


お題:「淫乱」
2010.08.08



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目を覚ますと隣に眠るキミがいる。
どうやらボクも熟睡していた。
普段は小さな物音でも覚醒するのに、キミの体温がこんなにも心地よいなんて。

「…ん?シャド…起きたのか」
「ああ」
「お前が…温かいから…」

言葉は続かず、抱きしめられる。
きっと同じことを考えていた。
もう少しだけまどろみの中で。


お題:「愛」
2010.08.15



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「愛してる」

たったひとこと言うだけで、ボクの体は煮えるように熱くなる。

「オレだって、いやオレの方が」

そこで言葉を止めたキミも、頬から耳の中まで紅潮させている。
身体を繋げるときとは違う。

「キミは恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしいに決まってるだろ!」

言葉で繋がるセックスも嫌ではない。


ソニシャで、お題:「悦」
お題:「プラトニック」








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日付は初出か、だいたいそのへん…。


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