お題、フェチ



 パチン、ピチュ、ビンの液体がこぼれ落ちる音。
 ブブブブ、小さなモーターが振動する音。

「四つ這いになって、尻を上げろ。キミの尻に何が入るのか、想像していろ」

 上下の定まらない感覚の中で、俺はフラフラと足を立てた。



 最初に遊びを持ちかけたのは俺の方だ。
 以前、怪我をしたときに巻かれた包帯を洗って返して、

「お前の好きなところに巻いていい」

 と言ったのだ。
 手足を拘束してもいい、ペットのように繋いでもいい、チンコ縛ってもいいんだぜ?そう言ってやったら、シャドウは表情を消して…そんな顔の時には本当はすごく楽しいのを隠して、包帯を受け取り。
 目隠しをしたのだ。



「は、早く、入れてくれよシャドウ」
「何を?」
「お、おまえの…ひあっ!」

 欲しくてムズムズする尻ではなく、硬く膨らんだ前の方にローターがあてられた。ブルブル震えるそれを前後に動かされて、たまらず精を飛ばしてしまう。
 ぬるぬるしたシャドウの手が腰から脇を滑り、胸の粒に触れた。
 吐息を零すと、すぐに指が離れる。

「や、だ、シャドウ、触って!もっと!」
「自分で触れ」
「もぉっ見て、シャドウ、見てるか!?」

 見えない不安に狂いそうで、無視されていないか不安でたまらない。
 爪で潰すほど胸を痛めつけ、シャドウに見えるように摘んで引っ張る。

「よく見えている。それは僕の指だと思って弄り続けろ」
「いっイヤッ!シャドウきもちい、イイッ!」
「かわいいな、キミは」

 シャドウが笑ったのがわかる。
 尻の穴に振動が触れた。ローションの滑りでズルズルと奥へと潜ってゆく。
 一番イイところでそれが止まり、俺の口からは涎が止まらなくなってくる。

「シャド…もっと、オレのこと」
「ああ、わかっている」

 シャドウの手が俺の腰を支えて、熱いかたまりが突き入ってきた。
 先に奥に入ってるローターを押しつぶして、中が、幸せでいっぱいになる。

「壊してやるよ、ソニック」

 振動のスイッチが最強になる。
 シャドウも激しく動いて、精が尻からたくさん溢れた。
 いつの間にか目隠しの包帯は外れたけれど、俺はぎゅっと目を閉じてシャドウを感じ続けたのだ。















目隠しプレイがお気に召した模様。


2010.04.28


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