sleepy



 意識を飛ばしながらも、ピクピクと痙攣する体を抱きしめる。荒い呼吸と早駆ける鼓動が収めてゆきながら。
 こんな時、いつも思う。
 僕らは入れ替わっている、と。
 無機質な僕と、生命力あふれる彼が、この一瞬だけ入れ替わっている。

「・・・あっ、ふ・・・んん、オレ」
「戻ってきたか」
「イッちまってた・・・」

 まだ、ぼんやりと力の入らない声。
 僕は身を起こしベッドの端に落ちかけた毛布を丸め、ソニックの腰の下に入れる。最後の後始末をするために。
 ローションで指を潤して、さっきまで浸食していた後孔を再度犯す。
 まだ敏感に反応する場所に、耐える声は艶がありすぎる。

「しゃど・・・、シャドウ、もう一度、して」
「これ以上はキミが耐えられない。・・・締めてみろ」
「んああっ! あっ、嫌だ、いやあっ」
「・・・我ながら」

 何度も注ぎ込んだ。優しくも、酷くも、した。量の多さが冷静さを保たせる。
 ソニックの腹を抑えると、差し入れた指の場所から白く濁った体液がボタボタとシーツの上に敷いたタオルに落ちる。
 染み込まず、胸や腹に散った牡の匂いと混じって、まぶしくさえ感じる。

「シャドォ〜」

 甘えた声で手を伸ばしてくる。
 その手を引いて起こそうとしたけれど、逆に引っ張られて、また彼の胸の上に乗っかることになる。

「シャワーを浴びた方がいい」
「嫌だ。一緒に寝る」
「汚れてるんだぞ」
「It doesn't matter.」

 また力の抜けてゆく彼の腕に抱かれながら、仕方がないな、と僕も彼を優しく抱く。
 先に眠りに落ちてゆくソニックに、呼吸も鼓動も合わせて眠ると、夢の中でたったひとつに変われる気がするのだ。






眠い時に書いたんですwwwww
甘いね、甘いね。

2009.11.13


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