一個中隊はいるだろうな

夜の病院って結構暗いし怖い
うちの病院は外見もめっちゃこわい
だってはじめていったとき
あの外見の怖さに
ひいちゃいました


で、そういう病院のよくある話は
やっぱり幽霊ネタですよ

他の看護婦さんからも
「ちょっと寒気するんだけど」
「あの階段になんかいる」
とか夜勤帯で話してくれます


夜勤になると
ヘルパーさんと看護婦さんのひとりは仮眠にはいるため
2時間ほどひとりになります
ナースステーションから見る病棟
結構怖いものあります

時々、患者さんがトイレに行くのを
見ると・・・
ちょっと驚きます
もう慣れたけど・・・

ある患者さんにオムツを換えたときです
その患者さんなんか投げる動作をしています
「僕の背中に何かいるの?」
と聞くと
「うん、二人ほど・・・・」

え、ふたりって・・・


ねぇ・・・ふたりってなに

「うん、こんな形の」

ねぇ、こんな形のって何?

僕に「憑いてるねぇ、のってるね」
なんだね


病棟が変わって、
夜勤をしていたときの話です

それは夜中の2:30・・・
ちょうど丑三つ時のことでした


病棟は静かだったんです
ぼくが見回りに出たときに
僕の背後から
・・・・かん、かん、かん・・・

それはサンダルで走っているような音がしました


だれだよ、こんな夜中にトイレに行くのは
と思いましたよ

後ろを振り返ると・・・・






これが・・・誰もいないんですよ





よく考えると女性の病室が集まったところから聞こえてきました
それも途中、扉があって
それもカギが閉まっています



そして、そんな高い音のするサンダルを
履いた患者さんはいないのです




怖いですよ−ついに
未知のとの遭遇を果たすときが来たのかと
思いましたよ


おそるおそる、音のする方向を見に行きました

病室をのぞくと・・・


その音の正体は








患者さんが手を叩いている音だったんです
寝ないで叩いているんですよね
それもやせているから
硬い音がするんです

だから足音みたいに聞こえるんですよね

びびらしてるんじゃねーよ、まったく