あの頃を知るもの

12月に一人新人さんが入ってきた
その新人さんは面接でこういったそうだ
「私はakkiyさんを知っている」と

それもそのはず、以前の病院出身者だった。
よく話を聞いてみると、同じ病棟の出身者と言うことだった

その子が病棟にやってきたんだけど
全くに見覚えがない

彼女は前の職場に学生実習で来ていて
その時に看護士だから目立つと言うことで
覚えていたらしい

彼女はこういった
「akkiyさん変わりましたよね
あの頃のakkiyさんは、なんか放心状態で
怖くて近寄りがたかったですよ
だって、眉間にしわ寄せた顔で
ずっと病棟を歩いているんだもの
いまはこんなに明るくなられて」


あんた・・・よく見てるね

あの頃、
病院に行くのも見るのも嫌だった
あの病院時代


確かに、怖くて怖くて
そう思いながら仕事していた
何をしていても怒られ罵られ

 何度もこの仕事なんか辞めてやるなんて
思った時期だった

そりゃ、笑えないし、ぼーっともするよ
いろんなことも考えるし、怒りのやり場がどこにもないから
いらいらもしてました

ついでに彼女はこうとも言った

「でも、akkiyさんあの頃に比べると
太りましたよね


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確かに、太ったさ、
マジに太ったよ
あぁ、太ったよ


精神的重圧がとれると
リバウンドが体重にね
だって、食事がおいしくてねぇ