再就職。

以前の病院を退職し(第一部参照)、
のんびり、まったりの
プータローになったわけなんだけどね

しばらくは看護の世界から足を洗おうと思ってました

友人にも「そっちの方(某アミューズメント施設)でバイトさせてくれへんか」と
話をしていました。ちょっとしたら面接に行くつもりもありました。

でも、やめる前に、一応、前の病院の看護部長に2つ病院を紹介してもらって
見学に行ったんです

はじめの病院は国道に面した中規模の病院でした
まぁ、外来患者の多いとこで、看護婦さんの表情も今にして思えば
冴えなかったような気がします
以前の病院に比べてベットもいいやつで、出しやすそうでした
だけど、いろいろ話を聞くとかなりハードな病院だそうで
だから却下したんですけどね


そして、もう一つの方を見学に行ったのですが・・・・
なんつーか、っていうか・・・・見た瞬間
どぉぉぉぉん、ずぎゅぅぅぅぅん
JOJO調の擬音がでるような、怪しげな雰囲気・・・つーかオーラ
絶対、幽霊の一個中隊はいるでっていうような感じでした

そこも、看護部長が案内してくれました
全病棟を見て回ったんですけど・・・患者の雰囲気も暗く
つーか、痴呆病院でしたね
縛られてる患者さんもいました
でも、まぁ、仕方ないことなんでしょうとおもっていました


どんな勤務状態か、勤務表までみせていただきました
勤務は2交替で基本的に夜勤のあとは休み
しかも、夜勤専従になると最大で4〜5連休ありで
実質は5〜6連休になると言うことが判明しました


いいじゃんとおもったけど・・・・

そこでは何か質問用紙のようなものを書かされました
その中に住所と電話番号を記入した。
奇妙な項目を見つけた
「あなたは腰痛がありますか」というものである
普通、何か病院にかかっている病気はありますかときいてくるかと思いましたが
もちろん、その質問もありましたが、腰痛と特定しそれをきいてくるのは初めてでした
これによって、きつい肉体労働が
想像が付きます


だけど、働く気など
これっぽっちも
微塵も
さらさら
なかったんだからね



当然ですよ〜2年間弱も、
精神的、肉体的苦痛にさらされ、
休みを24時間の次までのつなぎとしか考えられなかった
あの時期の疲れを癒すのにいきなり働くのは
嫌だったんです


2つの病院を見に行ったのは見つけてくれた看護部長への
義理でもあるし、そうでもしないと親もうるさかったものですから


僕的な計画としては、しばらくバイトで過ごして
友達たちと楽しく、おかしく暮らしていこうと思ってましたよ
それで、本気で看護をやりたいと思いだしたら
復帰しようかななんて思ってましたからね


わたしはやりたいことがたくさんありました
ゲームとかゲームとかゲームとか
結局ゲームなんですが・・・
退職したことによって休養をかねて
昔の学生時代のように
狂った猿のかのようにやりまくろうと
思ってました

それ以上に時間がないというただそれだけのために
出来なかったソフトの数はかなりありますから



だけど・・・だけど・・・・
甘くないんです・・・
とくに僕の人生は(涙


やめてから2日たったときでした
ちょうど、私は今まで住んでいたアパートを引き払う準備をしていました
すると・・・不意に私の携帯が鳴ったのです
着信を見ると、見たこともない番号でした
市外局番でそれも自分の地元の番号だったから
なにげに取ってしまったんです


「あの、○○病院の○○です」
その電話はJOJO調の効果音が出るような病院の看護部長でした

「今何してるの?やめたってきいていたし、どこか他のところ決まったの?」

いきなりそういわれても、
全く、これっぽっちも働く気などないんだって。


「いや、別に決まってないですし、とくに何もしていないです」

そういうしかないんだけど・・・ほんとに
看護部長は
「ふーん、今は遊んでるんやな」と
あっさりと言いやがりました。

事実はそうであるが、あくまで休むためで、次に働く元気を付けるためである

看護部長は本題に入った
「どや、何もしてないんだったら
うちで働いてみないか」

といわれて・・・
「でも、やめたばっかりでいろいろと予定とか入ってるし・・・」
といったんだけど

「ええやん!とにかくバイトのつもりで
1ヶ月試してみたらええやん
ということで、8:30に病院に来てね。
あ、履歴書とクツ、ユニフォーム忘れないようにね」


結局、断り切れませんでした
といっても、断る理由が見つからず、
完全に押し切られてしまったんですけどね。

私は最低3ヶ月は遊んで暮らそうと思ってました
今から思えば休んだのは
たった3日でした・・・


さて、その出勤当日・・・
行ってみてびっくりしました
だって、すでに名札、タイムカード、
ロッカーまで準備してありました
しかも、名前の印鑑まで・・・・


ロッカーを見ると私のサイズのユニフォームまでおいてありました

見学に行ったとき、わたし的には
働く意志は全くなかったんだけど・・・
向こう的にはそうは思っていなかったみたいで
完全にロックオンされていたんです。


その日から・・・働きだしたその当日から
すでに動いてましたね・・・見学はすでに終わっているからって

さて、突然始まった、僕的な第2章・・・・

この病院でもいろんな出来事があるんです
それはおいおい話していきましょう