重い人

さて、僕が働いていた場所は
動けない人って多いんですよ。意識がなかったり
話し掛けても反応がない人も多かったです

で、こういう特徴もあったんです・・・・それはね

重い人。いってしまえば太ってる人が結構いたんですよ
疾患的理由もあるんだけどね・・・


今回はそのことについて話しますね

うちの病棟はICUからよく患者が降りてくるんですけど
その情報って結構筒抜けですから
(ICU勤務の人と結構話す機会あるんですよ)

今度、どんな人降りてくるのってよく聞きます

確かに管が入ってるか、どんな疾患か
術後か、気管切開してるかなど、結構大事な情報もあるんですけど・・・

「で、その人大きい?そして動ける?」
ということはマジ重要ですよ


先生も
「今度来る人、100kgオーバーの大物だよ」
っていってます
なぁなぁ、マグロじゃないんだから・・・


でも、ぞっとするんですよ・・・

うちの病棟は、動けない人が多いし、
身体介助(おむつ交換や全身清拭など)もしなくちゃいけません
車いすに乗せたり、CTやMRIをとるときにストレッチャーにも乗せなければなりません

それが重くて大きい人ならどういうことかわかりますよね
さらに頭に管が入ってるとか、大きな静脈に点滴するIVHとか
そんなのあるひとなら・・・移動するときには
身を犠牲にしてでも落としてはいけません

そのおかげで、はじめの頃、腰が逝きましたから・・・・(涙)
原因はそれだけじゃないんだけど

私が経験した中で一番の大物は
120kgオーバーの人でした

ICUから降りてきたのをみたとき・・・

でかっ!

ってのが第一印象でしたから

病室のベットに移動するときは
患者の背中の下に大きめのタオルを敷いて、そのタオルをもって移動します
その時は7人がかりでしたね・・・

全身清拭のときに、あまりにも重くてタオルを破ったこともあります
身体支えるのも必死だし

で、CTに行くときも6人がかりでした

私は男ですから、絶対に移動するときは呼ばれるんですよ
動かし終わると結構腰が痛かったりするんですよね

そんなとき、病棟に新兵器が登場したんです

患者移動用リフトーぉ
(ドラえもん調で)


クレーンみたいなものでして、患者をハンモックのようなもので支えて
持ち上げる機械なんです

で、早速重い患者に使用します

だけどね・・・相手は120kgオーバー
その機械の台座の端が持ち上がったんですよ、相手が重すぎたから
よく見ると、
その機械には使用限界120kgって書いてあります


先生が操作していたんだけど
「大丈夫その端、踏んでおくから」
そういう問題じゃないと思うんだけどね

ある病棟の話だけど
140kgオーバーの患者のベットを動かそうとしたんですけど
キャスターがついていたのにもかかわらず
動かなかったらしいです


最近、私もお腹の周りが気になる今日この頃
ちょっと、ダイエットしないとね
まぁ、続かないと思うけどね