おもしろい先生

医者も、いろんな先生がいます。
えらそうな先生もいるし。優しい先生もいます。
字のきれいな先生もいますし、
字がミミズののたうち狂ったような字をしてる先生もいます
(そういう先生の書くカルテは医療ミスの原因になることってあるんだけど)

今回のネタは、僕の印象に残ってる先生です

実はその先生、ある科の「部長」です。

その科は主治医というものがなく、全ての患者を4〜5人で見るんです

その部長・・・患者の名前を覚えていないのはよくあることなんですけど

スタッフの名前も覚えていません

これは聞いた話なんですけど
その部長は猫を飼っているらしいんです。

ただ、かなり年をとっていたのか、または病気なのかは知らないんですけど
お亡くなり寸前だったそうなんです。

やっぱその先生も医者です。
その猫に点滴したそうなんです。
その点滴の薬剤なんですけど・・・・
カタボンHIと呼ばれる、状態が非常にやばいときに使われる
昇圧剤です。
ただし、人間用です。
しかも使うときは、輸液ポンプと呼ばれる機械を使うんです
理由は本当に微量に行くんです。1時間に10mlとか・・・

その先生、猫に点滴するのはいいけど
そんなきっつい薬を全開でおとしたんです。

猫はお亡くなりになったそうです。

先生、それって、
とどめさしてませんか?



その科は手術をする機会が多くて手術室によく入ってます。
うちの病院ってぼろいんです。結構いろんなところ壊れていたりします

その手術室も例外ではありません

手術室って基本的にクリーンルームなんです。
その手術室で蚊が発見されたんです。

蚊って、手術室ってクリーンルームなんです。
手術室内でボウフラが孵化したか、外部から進入したかですよね
どっかあいていたんじゃないか・・・やばいじゃんそれ

その先生はこう答えました

「手術室はクリーンルームだからこの蚊は清潔なんだよ」

ほんとうか、それ・・・・