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悠久のしらべ(第1回)

悠久のしらべ(第3回)は、盆休みに行いました。これには訳があって、この時期には有名なペルセウス座の流星群が現れるからです。実際に、参加者の皆さんと芝生に寝転がって流れ星をたくさん見つけることができました。

ピアノのしらべ
  • 「TSUNAMI」(桑田佳祐)
  • 「テンペスト」(ベートーベン)
  • 「生きてこそ」(Kiroro)
  • 「童神〜ヤマトグチ〜」(夏川りみ)
  • 「テルーの唄」(手嶌葵:ゲド戦記挿入歌)
  • 「星のセレナーデ」(ポール・ドゥ・センヌヴィル)
  • 「Summer」(久石譲)
  • 「浜辺の歌」(成田為三)
  • 「千の風になって」(新井満)
悠久のしらべ(第3回)の様子





悠久のしらべ 第3回の様子

 8月12日(土)に第3回悠久のしらべを行いました。
 今回で第3回目となりますが、リピータとなられた方も増加し、全部で39名(大人20名、子供19名)という盛大な会となりました。
 また次も来るから、日程が決まったら必ず連絡してください、と言われる方もおられて、大変うれしく思います。
今回は、「ペルセウス座流星群を見よう!」と題して、流れ星についての説明を行い、後半は皆で庭に出て芝生の上に寝転がって実際に流れ星を見ました。
 ピアノ曲も、「テルーの唄」(ゲド戦記より)、「千の風になって」など、魂に響くメロディーを届けることが出来たのではないかと思います。

それでは、会の模様をご紹介します。


【第1部】 歓声が湧いた流れ星


Harmony Space風輪の庭からホールを望む
今回より、開催施設の名称が「Harmony Space風輪(ふうりん)」という名称に変わりました。
白浜の三段壁のすぐ横に位置している、無垢の杉の木を使った心落ち着くすばらしいホールです。
夕食を終えた19時より、このホールに集まっていただき、いよいよ第3回悠久のしらべの始まりです。昨日まで快晴の夏空でしたが、この日は残念ながら曇り空となり、果たして流れ星を見ることができるかどうか、心配な開始となりました。
 
まず最初に、プラネタリウムソフトをスクリーンに投影し、「今日の星空」の説明から始めます。
夏の空に輝く1等星が作る夏の大三角(デネヴ、ヴェガ、アルタイル)と天の川、七夕伝説のお話、そしてサソリの心臓アンタレスとさそりの先に輝く木星、がこの時期の見どころです。


 その後は、今日の本題、流れ星についての説明に移りました。
流星群の由来について彗星との係わり合いについて説明し、流れ星の正体が数ミリ以下の氷の粒だということを知って皆さん驚きの表情でした。

 氷が燃えるということを分かってもらう為に、両手をこすり合わせて摩擦熱を感じてもらい、子供たちも納得した様子。


 その後、ピアノのしらべとして「TSUNAMI」(桑田佳祐)、「テンペスト」(ベートーベン)、「生きてこそ」(Kiroro)、「童神〜ヤマトグチ〜」(夏川りみ)の演奏に聞き入っていただきました。「生きてこそ」では、会場の子供たちにも一緒に歌って楽しみました。

 演奏の間に外に出て空を見上げると、雲がうっすらと晴れて、なんとか観測できそうな感じ。
ピアノのしらべが終わった後、皆で庭に出てレジャーシートを敷き、寝転んで流星観測に移りました。

 見えるかどうかと心配していたところ、夜空を半周するほどの長い流れ星がすーっと流れ、「わーっ、見えた!」と全員の口から歓声が。
皆の心が一体になった瞬間です。

 その後も、30分ほどの間にいくつかの流れ星を見ることができました。終わってから確認してみると、どの方も3つ以上は見ることが出来たようでほっとしました。

 引き続き、ちょうど観測しやすい位置にあった木星を、望遠鏡を使って見ていただきました。今回使ったのは小口径の望遠鏡でしたが、それでも木星本体の模様や衛星などをはっきりと見ることが出来ました。一度見た人が、もう一度列の最後尾に並んで、いつまで経っても20人ほどの行列がなくなりません。
 次に、ちょうど顔を出してきた赤銅色のお月さんに望遠鏡を向けると、「クレータがはっきり見える!」「こんなの初めて!」と、また歓声。

 行列がなくなるまでに、予定時間を大幅にオーバして1時間もかかりました。


【第2部】 みんなの心が一つになったピアノのしらべ

 その頃、ホールからはテーマ曲である「星に願いを」が流れはじめました。そろそろホールに戻る時間です。
第2部では、流れ星のおさらいと流れ星のビデオ鑑賞をして、最後のピアノのしらべに移りました。

 2部のピアノ演奏は、「テルーの唄」(手嶌葵:ゲド戦記挿入歌)、「星のセレナーデ」(ポール・ドゥ・センヌヴィル)、「Summer」(久石譲)、「浜辺の歌」(成田為三)、「千の風になって」(新井満)を楽しんでいただきました。

 「テルーの唄」では、子供たちに前に出てきて歌ってもらい、「浜辺の歌」は会場の皆さんにも口ずさんでもらいました。
ラストの「千の風になって」では、悠久の魂の流れに浸っていただき、3時間あまりの悠久の調べ(第3回)はお開きとなりました。

  終了後に部屋でくつろぐ子供たち


 翌日は、宿泊組みの数家族で富田(とんだ)の川で川遊び、冷たい湧き水の川できゃぁきゃぁと皆で遊びました。
初夏には、蛍も飛び交うような澄んだ湧き水の川です。

 夜には、同じく富田の村の盆踊り大会に飛び入り参加。少ない人口なので、屋台にもほとんど人が並ばずにモノが
買えるうらやましい状態。私も昔覚えた炭坑節を一緒に踊り満足の一日でした。


 次回は、10月の予定です。皆さんお楽しみに。

富田川での川遊びの様子


富田の盆踊り大会に飛び入り参加






千の風になって
作詞:新井満

私のお墓の前で 泣かないでください

そこに私はいません

眠ってなんかいません

千の風に 千の風になって

あの大きな空を 吹き渡っています


秋には光になって 畑にふりそそぐ

冬にはダイヤのように きらめく雪になる

朝は鳥になって あなたを目覚めさせる

夜は星になって あなたを見守る


私のお墓の前で 泣かないでください

そこに私はいません

死んでなんかいません

千の風に 千の風になって

あの大きな空を 吹き渡っています


千の風に 千の風になって

あの 大きな空を 吹き渡っています


あの 大きな空を 吹き渡っています



英詩
Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain.
I am the gentle autumn's rain.

When you awaken in the morning’s hush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.

Do not stand at my grave and cry;
I am not there, I did not die.