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悠久のしらべ(第1回)

悠久のしらべ(第1回)では、宇宙がどれくらい大きいかを皆さんで考えて見ました。
自分の体の大きさを10倍、100倍した大きさと同じものを例に挙げながら、宇宙の大きさを感じていただきました。

ピアノのしらべ
  • 「Spring(スプリング)」 (久石譲)
  • 「さくら」 (森山直太郎)
  • 「Tomorrow(トゥモロー)」 NHK「生きもの地球紀行」より
  • 「風たちとの出逢い」 TBS系「世界ウルルン滞在記」より
  • 「ラヴァーズ・コンチェルト」 (原曲:J.S.バッハ メヌエット ト長調)
  • 「Moulin Rouge(ムーラン・ルージュ)」 映画「赤い風車」より
  • 「虹と雪のバラード」 (トワ・エ・モワ)
  • 「虹のかなたに」 映画「オズの魔法使い」より
悠久のしらべ(第1回)プログラム


額縁: 第1回 2006年3月4日  宇宙ってどれくらい大きいの? お彼岸と宇宙って関係あるの知ってた?



〜 今日のプログラム 〜

1.今日の星空紹介

2.ピアノ演奏

  - Spring(スプリング) 久石譲

  - さくら 森山直太郎

  - Tomorrow(トゥモロー) NHK「生きもの地球紀行」より

  - 風たちとの出逢い TBS系「世界ウルルン滞在記」より

3.宇宙の大きさってどのくらい

4.天体観察(屋外)

5.休 憩

6.ピアノ演奏

  - ラヴァーズ・コンチェルト 原曲:J.S.バッハ メヌエット ト長調

  - Moulin Rouge(ムーラン・ルージュ) 映画「赤い風車」より

  - 虹と雪のバラード トワ・エ・モワ

  - 虹のかなたに 映画「オズの魔法使い」より

7.天体観察のおさらい

8.春分の日の意味

9.創作詩の朗読

10.ピアノ演奏(「悠久のしらべ」テーマソング)

  - 星に願いを 映画「ピノキオ」より



・はじめに

はじめまして、今回から「悠久のしらべ」を開催することになりました。この会では、星や宇宙の
不思議を分かりやすく説明しながら、天体望遠鏡を使って本物の星を観察しましょう。また、その合間にピアノ演奏も交えながら、夜のひと時を過ごしていただけるようにします。


・最近のトピックス

東大寺のお水取りの季節となり、記録的な寒さだった冬もようやく終わりを迎えようとしていま
す。いよいよ本格的な春がすぐそこまで来ています。

今年に入ってから、日本の宇宙開発事業も起死回生を狙ったH2Aロケットの打ち上げ成功が
続き、今後の活躍が期待されています。さて、星空としては、まだ冬の星座が大半ですが夜半過ぎには春の星座も顔を出してきます。星空観察にはまだ寒い季節ですが、実は、夜空には一等星が多く、見ごたえのある季節なのです。
・今月の見もの



土星

輪があることで有名な惑星です。輪は岩や氷のカケラがたくさん集まったものだそうです。昔、
土星の回りを回っていた衛星が粉々になって薄く広がったものだといわれています。

火星

地球のすぐ外側を回っている赤い惑星です。NASAの宇宙船が着陸した時に、水の存在が確
かめられました。生命が存在していた(る)可能性もあるそうです。

シリウス

おおいぬ座の一等星です。全天で一番明るい一等星で、マイナス1等星の明るさがあります。

オリオン座の左下に白く輝いているので、すぐ見つけられます。

オリオン座

有名な星座で、特徴的な「つづみ」のような形をしているので、皆さんよくご存知でしょう。オリオ
ン座には赤いベテルギウスと白いリゲルという対照的な二つの1等星があります。

ふたご座

カストルとポルックスという双子の星座です。星占いにも出てくるので、良く知られています。

おうし座

V字型になった星の並びは雄牛の頭の部分で、ヒアデス星団という名前が付いています。右目
のところにアルデバランという赤い1等星があり、背中には有名なすばる(プレアデス星団)が
輝いています。
・ピアノ曲 ピックアップ







・3月の星空

角丸四角形: 3月4日午後8時頃(南の空)角丸四角形: ※名前を書いてあるのは一等星です


メモ: 星には○等星という明るさの基準があります。数字が小さくなるほど明るい星で、1等級の差で2.5倍の明るさの違いがあるそうです。1等星以上の星は全天に21個あり、一番明るいのはシリウスの−1.5等星です。肉眼で見えるのは6等星が限界と言われています。ちなみに太陽は−26.9等星だそうですよ。星には明るさ以外に色の違いがあり、赤い星、橙色の星、青白い星などがあります。明るさだけじゃなくて、色の違いにも気をつけてみましょう


ものしり博士

メモ: 星雲にはそれぞれ固有の番号が付けられています。有名なのはMナンバーで、これはメシエカタログと呼ばれています。メシエさんは昔のコメットハンター(彗星探索人)で、星雲を新しい彗星と見間違えないよう、全天にある星雲に通し番号を付けました。(かに星雲はM1、オリオン大星雲はM42、すばるはM45、ウルトラマンの故郷はM78 等) 彼の時代は望遠鏡の性能が良くなかったので、このMナンバーが付いている星雲は、肉眼でも見えるような明るいものが多いのです。  

表紙の写真