つよきす〜Mighty Heart〜


プラットホーム:PlayStation2
ジャンル:強気っ娘攻略アドベンチャー
公式サイト


大きいハードが終わりを迎えるとき、なぜだかギャルゲが大量に発売されます。
これはPCエンジンの昔から連綿と続くゲーム業界の由緒ある伝統でもあります。
とりわけPS2時代というのはその中盤にドリキャスが撤退しましたので、つまりドリキャス製ギャルゲが大量に放出され、さらにさらにそのラインナップの一部がPS2に移植されまくっていましたから、したがいましてPS2は中期から終焉に至るまで良質ギャルゲの天国であったともいえます。
最近ゲーム屋さんに行くとですね、
アドベンチャーの棚にギャルゲがおいてあるのはまぁいいとして、
新作棚にもギャルゲ
中古コーナーにもギャルゲ
ワゴンにもギャルゲ
シンプル2000でもギャルゲ
ポスターもギャルゲ
プロモ映像もギャルゲ
販促チラシもギャルゲ
と、まったく素敵過ぎる状況になっている現状をかんがみ、あぁ、ほんとPS2は一時代を築いたのだなぁと感慨に浸りまくってしまいます。6年間もずっとわれわれを楽しませてくれてありがとうPS2。

さて、そんな風にごろごろ発売されまくっているギャルゲの中で、私がひろいあげた限りの名作達をピックアップしていこうかなと、そうおもいつきました。
今回紹介する「つよきす〜Mighty Heart〜」は、もともとPC用18禁エロゲだったものをあく抜きして、PS2に移植したという類の作品です。
コンセプトはツンデレ。・・・ツンデレってなんでしょうね。
ツンデレとは日ごろものすごく気の強いおぬなのこがですね、しゅじんこーと恋愛関係になった(あるいはすごい親密になった)結果、すげぇ!!と感動するほどにでれぇぇっとする現象を指します。
世の中で「日ごろツンツン、二人きりになってデレデレ」がツンデレの定義だとされている風潮がありますが、この言葉自体が「ギャルゲ/エロゲ」のファン層から生まれたものである事実を理解すれば前述の定義が間違いであることがわかります。
いくら紙芝居といわれようが、仮にもギャル「ゲーム」であり、話になることも少ないかと。そこだけ我慢すればわりと快適ですね。

では。最後にキャラ紹介でもしましょうか(ネタバレ注意)。

近衛素奈緒

・・・PS2版追加キャラ。メーカーさんの言うところによるとスタンダードなツンデレ。その喧伝に偽りはなく、「しっかりものでまじめ」「気が強い」といったわかりやすいスキルを装備。デレモードに移行してからもすこしツンの部分がのこるのですが、非常に接しやすいキャラになるのでその変化が結構たのしい。そして劇中では盲導犬を救った英雄でもあります。

鉄乙女

Gガンダムファンにおすすめなのがこのキャラ。ビーム放ちます。鉄の風紀委員という異名を持ち、さまざまな人間離れした技を披露してくれる。ツンデレというより、生真面目でクールなキャラ。公式サイトにあるように、好きなもの:努力、そういうタイプのキャラです。結構含蓄のあるお話が聞けるので、なかなかためになるルートです。努力することの大切さみたいなことを考えるきっかけになるかも。

蟹沢 きぬ

・・・主人公の幼なじみ、隣に住んでます。快活、もとい傍若無人というか怖い物を知らないというか無鉄砲というか向こう見ずというか、、、ほとんどのひとが第一印象で「なんじゃこりゃぁ!」と思うであろうキャラです。さて、筆者はこのキャラのルートをこの作品の中で最強に気に入っております。最初の印象こそわるかったですが、そんな事ぶっとばすほどの最後の展開は一見の価値ありです。移動マップではカーソルを動かさずに丸ばっか押してたら蟹ルートに直行できますので、これだけはなににも優先させて見るようにしてください。

霧夜 エリカ

お嬢様です。とんでもなくお嬢様です。ものすごくお嬢様です。この上なく以下略。世の中が自分の貯めに動くことを当然の摂理と考え疑うそぶりを見せないところから察するに、かなり重傷であると考えられます。そして上を目指すためにがんばっている努力家でもあります。そんなとこにぐぐっとくる人には必見のシナリオです。絶対幸せになれます。

佐藤 良美

・・・おとなしく、世話焼きで、おっとりしていて口数すくなく、・・・というタイプです。ですがよく考えると、こういう一見危なくなさそうなのが最もものすごかったりすることはむしろ自然現象なのでそこのところお楽しみに。エリカシナリオから分岐します。

椰子 なごみ

・・・無