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二重跳びマスターのためのステップ
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第一段階(1回旋1跳躍をマスターする)
・踵を接地せずにつま先で跳ぶ。
・手首だけでロープを回す。
・30秒間で70回を目標にする。
第二段階(跳び方と回し方を分習する)
(1)ジャンプだけの練習
目の前で上手な子に二重跳びをやってもらい、それに合わせてジャンプする。
このとき、心の中で「123123」と3拍子を唱え、「1」でジャンプするようにする。
(2)ロープの回し方だけの練習
半切あるいは半折のロープを持って回す練習をする。
上手な子の二重跳びに合わせて回すと上達が早い。
心の中で3拍子を唱え「23」でシュシューンと回すようにする。
第三段階(手と足を協応させる)
(1)リズム打ち
ジャンプしている間に2回拍手をする。跳ぶ、手、手、の3拍子で続ける。
「トン、パ、パ」と声に出しながらするとよい。
(2)もも打ち
リズム打ちと同じようにして、ももをたたく。
やはり「トン、パ、パ」と声でリズムを刻むとよい。
(3)まねっこ跳び
ロープは持たないけれども、回すふりをして二重跳びのリズムで空跳びをする。
(4)から跳び
半切か半折のロープを持って空跳びをする。
(※これらをボード上でやってもよい)
第四段階(太田式スモールステップ11)
INF国際なわとび連盟会長の太田昌秀先生が提唱されている方法をさらにスモールステップ化したものです。
小学2年生の愚息は2回旋跳びが1回しかできないレベルでした。それもしゃがみこんでしまうような
二重跳び1回でした。これをやったところ30分ほどの練習で地上での連続11回を達成しました。
恐るべき効果です。
二重跳びがどうにか1回できるというレベルの子どもに有効です。
(1)ボード上での二重跳び練習
分かりやすいように記号で記します。
○・・・1回旋1跳躍を1回する
◎・・・二重跳びを1回する
(1)○−○−○−◎
(2)○−○−○−◎−○−○−○−◎
(3)○−○−○−◎−○−○−○−◎−○−○−○−◎
(4)○−○−◎
(5)○−○−◎−○−○−◎
(6)○−○−◎−○−○−◎−○−○−◎
(7)○−◎
(8)○−◎−○−◎
(9)○−◎−○−◎−○−◎
(10)○−◎−◎
(11)○−◎−◎−◎
・その後は2回旋の回数を5回、7回、10回、13回、15回、20回と増やしていく。
・ステップ1のときのリズムを取るかけ声は「イチ、ニ、サン、ドーン」
・ステップ2のときのかけ声は「イチ、二、サン、ドーン、イチ、二、サン、ドーン」
・ステップ4のときは「イチ、二、ドーン」
・ステップ7のときは「イチ、ドーン」
・ステップ10では「イチ、ドーン、ドーン」
いろいろとやってみましたが、これが子どもには一番感じがつかみやすいかけ声でした。
(2)地上での二重跳び練習
ボード上での二重跳び練習とまったく同じステップで進みます。
このステップで、平成11年度四郷小5年生は80名中77名が二重跳び連続10回を達成しました。
ついでに、この太田式スモールステップは「後ろ回し二重跳び」にも有効です。また、はやぶさの練習にも転用できます。
2000/04/16(日) 14:59記
太田式スモールステップには元となるステップがあります。
福井教育サークルの辻岡義介氏が体育健康ML上で公開されました。2000年4月2日のことです。
元のステップを考案されたのは、INF国際なわとび競技連盟会長の太田昌秀氏です。
辻岡先生は次のステップをML上で示されました。
| なわとび2回旋(二重跳び)上達の方法だと次のようになる。 (ボード上で) @1回旋5回→10回→15回→20回 A1回旋数回と2回旋を繰り返す。 1回旋数回・2回旋・1回旋数回・2回旋 B1回旋・2回旋・1回旋・2回旋 C2回旋連続 3→5→7→10→13→15→20 いきなり、2回旋を何回もやらせていくより、段階表を全部塗りつぶしていった方が結局は早く上達できる。 ということであった。 |
早速、次の日曜日に小学2年生の息子と近くの小学校に行きました。太田先生のステップを試すためです。
先ほど書きましたが、 小学2年生の息子は二重跳びが1回しかできないレベルでした。それもしゃがみこんでしまうような二重跳び1回でした。太田先生のステップをやったところ30分ほどの練習で地上での連続11回を達成しました。驚きました。まったく凄い効果です。
そして、もう少しステップを細かくできないかと思い、息子を実験台として試行しました。
太田先生のAとBをさらにスモールステップ化したところ、息子もやりやすいと言います。
ステップは全部で11になりました。
この改良したステップは、先達の太田先生のお名前を使わせていただいて、「太田式スモールステップ11」。あるいは「太田・藤澤式二重跳び指導ステップ11」とよぶことにしました。
2002.11.26(火)記
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