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授業教科等/体育/小学校/全学年  TOSSランドナンバー1214017


5年生二重跳び実践記録(前編)
挑戦!学年全員二重跳び連続10回!

目標・・・学年全員二重跳び連続10回を達成すること
いつ・・・1999年11月29日(月)から昼休みに特訓を開始
だれ・・・兵庫県姫路市立四郷小学校5年生80名のうち二重跳びができない子

1999年11月25日(木)
 縄跳びに関係するんですが、「学年全員二重跳び連続10回達成」というキャンペーンを打とうと企んでいます。 
 四郷小の5年生は3クラスで80人います。学年担当は無茶苦茶まとまっているので、思い切って「学年全員達成」という暴挙に出るつもりです。 
 ジャックデンプシーという不良がボクシングで立ち直ったように、四郷小の5 年生も縄跳びで回生するでしょう。ほんまかいな。

 さきほど学年二重跳び全員達成をアップしてから、作戦を練りました。ビールを飲みながらです。 
 まず学年の先生を巻き込まなくてはいけません。 たぶん2名の学級担任と1名の同和加配は賛成してくれるでしょう。ここに問題はありません。 
 次はどのようにして特訓メニューを組むかです。 
 特訓は昼休みにします。 
 メニューはシンプルに3つを選択しました。

  1. 30秒間に70回以上の1回旋1跳躍ができるようにする。
  2. ロープを持たずに、1回跳躍2回拍手ができるようにする。
  3. 同じくロープを持たずに、1回跳躍2回ももたたきができるようにする。

 これは法則化体育の定石ではないかと思います。 
 私のクラスには、二重跳び連続10回ができない子は9人います。 
 あとの2クラスも同じような数だとすると、学年全体で30人ほどがクリアしていないことになります。 
 逆上がりを30人に、それも昼休みに特訓するとなると、これは大変です。くるりんベルトが10本はいります。 
 その点、ロープスキップは30人でも何とかなりそうな数です。 
 さっそく明日から、自分のクラスだけでも特訓を開始します。 おもしろくなってきました。


1999年11月26日(金)・・・・あと34人
 1組と3組の先生の協力を得て、各クラスの実態を調べてもらいました。 
 この1組と3組の先生はどちらも20台の独身女性です。
 43歳の私は恵まれた環境にあるといえます。ありがたいことです。 おっと、話がずれました。 
 結果は次のようなものでした。  
 1組・・・13人  
 2組・・・9人(これが私のクラスです)  
 3組・・・14人 
 計36人の子どもが二重跳び10回できませんでした。 
 30人ほどだと予想していたのですが、予想を上回りました。ちょっと強敵かなという気がします。 
 私のクラスは今日から特訓を始めました。するとなんと初日から2人達成者が現れました。
 ま、この2人はすでに連続10回の実力は身についていたから達成したと見るべきで、私の指導力ではありません。 
 来週から本格的に始めます。あと34人。


1999年11月27日(土)
 明治図書の「楽しい体育の授業」誌1995年12月号を再読しました。 
 特集テーマは「なわとび運動・上達のコツ18」です。 
 この特集をベースに、二重跳びへの道を考えました。

ステップ1・・ 1回旋1跳躍を技化する   
 (1)グリップの持ち方   
 (2)目線・・・前方の任意の1点を見る。   
 (3)足の構え方   
 (4)30秒間早回し70回以上 

ステップ2    
 (1)ロープを持たずに、立ったままのリズム打ち。タターンのリズムで。   
 (2)ジャンプしてのリズム打ち。   
 (3)ジャンプしてのモモ打ち。 

ステップ3    
 (1)半切ロープを使っての二重跳びもどき。
    しかし、これはロープを切断しないといけないので、もったいない。   
 (2)半折ロープを使っての二重跳びもどき。 

ステップ4    
 (1)下山先生考案のスーパーとびなわと、ジャンピングボードを使っての二重跳び。   (2)スーパーとびなわだけを使っての地面上での二重跳び連続10回。

 ま、これぐらいのステップでどうでしょうかね。 ステップ4の(2)までいけば合格としましょう。


 スーパーとびなわを学年の子ども達から注文を受け付けようと思います。 
 独身美人担任2人はたぶん、協力してくれることと思います。 
 しかし、下山先生はすごいですね。くるりんベルトは考案するし、スーパーとびなわは考案するしで。 
 私はスーパーとびなわをどうやって注文したらいいのか調べました。「トークライン」誌の1999年7月号を本棚から取り出して読みました。 
 ありました。下山先生の原稿が。 ここに二重跳びのエキスが書かれているではないですか。

「跳び縄は玩具店で売られているオモチャであってはならない。体育で使運道具 なのだ。子ども達が使う学習用具なのだ。よいものを使わせたい。」

 同誌p18に書かれている下山先生の引用です。 ここに、下山先生の心意気を感じます。 
 オレはいい教具を開発したぞという心意気です。 
 そして、うまくなれよ子ども達、というエールです。 近日中に教育技術研究所にオーダーを出します。    


1999年11月29日(月)・・・・あと29人
 今日から本格的に二重跳び特訓を始めました。 
 連続10回を未達成の子は学年で34人なんですが、そのうちの22人が参加してくれました。 
 昼休みという短い時間では、手たたきとかモモたたきという練習ができませんでした。 
 とりあえずは30秒間1回旋1跳躍の早飛びを2回やったあと、一人ひとりの二重跳びを見せてもらいました。 
 そのときに見事、連続10回達成した子が5人出ました。 これまで3回が限界だった子も一人含まれています。 
 友だちが見ていると思うと、実力以上のものがでるのかもしれません。 
 これで残るは29人になりました。 
 0回や1回で終わってしまう子は、ロープの長さが合っていなかったり、グリップの持ち方があやふやな子がいました。 
 明日はこういう基本的なことから指導しようかなと思っています。 
 初日にしては、上出来でした。


1999年11月30日(火)・・・・あと24人
 今日は特訓2日目です。 
 昨日に続いて5人が連続10回を達成しました。 
 私が子どもたちに教えたのはグリップの持ち方です。親指を立てて持つということを教えました。
 指導らしきことをしたのはこれぐらいですね。 
 それで5人達成ですから、短い昼休みといえども効果はあるもんです。 
 これで残るは、24人になりました。 このままのペースでいくと、5日で全員達成になります。でも、そんなにうまくはいかないでしょうね、きっと。 
 ところで二重跳びに関して次のような目安があります。

「一つの技が習熟するには、10回以上できることが望ましい。
 前筑波大学付属小の林恒明氏は、1回旋1跳躍が70回以上できると二重跳びが1回できるという。」  
           (「楽しい体育の授業」誌1995年12月号p9 根本正雄氏の原稿)

 これは30秒間に70回という目安です。前にこういうのを聞いたことがあったのですが、林先生が嚆矢だったと知りました。 
 そしてまた別の数字をあげているかたもいます。 
 下山先生です。

「二重回し跳びができるようにするためには、まず、1回旋1跳躍跳びがすばやくできるようにする。
 1分間に速回し跳び200回を目標にすればいい。」   
            (「教育トークライン」誌 1999年7月号p18 下山真二氏の原稿)

 下山先生は30秒間に換算すると、100回という数字をあげてらっしゃいます。 
 どちらにしても二重跳びができればいいのですけど、30回の違いはちょっと気になります。  
 そんなことで、今日から30秒間早飛びの回数を記録していくことにしました。 
 さて、これがどのような結果になるんでしょうか。 
 あと24人です。明日も頑張ります。  


1999年12月1日(水)・・・あと22人
 二重跳び特訓を始めて、今日で3日目になります。 
 今日は2人が連続10回を達成しました。これであと22人です。 
 5人、5人、2人ときまして、今日あたりからペースダウンかなという気がします。 
 境界線あたりのレベルにいた子がクリアしてしまったとすると、これからが正念場です。

1999年12月2日(木)・・・・あと19人
 今日で学年二重跳び特訓が4日めになりました。 
 連続10回をクリアした子も縄跳びを持って、近くで練習しています。
 たったの4日ですが、同じ苦労をしてきたよしみで、まだ達成せぬ仲間の進歩を見に来ているのかもしれません。 
 仲間づくりに二重跳び特訓が寄与しているとしたら、こんなにうれしいことはありません。 
 大事にすべきはやっぱり友人です。 
 さて、4日目、今日の成果です。 
 3人が達成しました。このうちの2人は体育の授業中に達成した子です。独身美人の担任2人も熱が入ってきています。 
 これで残るは19人です。 
 4日間、子どもたちの二重跳びのフォームを目にしていると、なんとはなしにその子の弱点が分かるような気がしてきました。 
 自分に観る目ができてきたかなと、密かにニヤリとしています。


1999年12月3日(金)・・・あと18人
 今週最後の二重跳び特訓の日でした。
 今日で5日めになります。 
 1人が連続10回を達成し、残るは18人になりました。 
 でも、日を重ねるごとに、達成者の人数が減ってきています。 
 今日の感触では、もうすぐ達成するだろう子は、3人います。
 ですから残15人までは進むと思います。 
 正念場はそれからです。 
 0回の子や1回の子が大多数です。 
 何にしても上達の筋道には、いくつかのハードルがあるようです。 
 まず、0回から1回までに最初のハードルがあります。そして1回から2回までに2つめのハードルがあります。 
 その次は7回目ぐらいにハードルがあるのかなと思っています。 
 達成をあきらめて全然特訓に参加しない子もいますし、そんな子にどう働きかけるかといったことや、従来の指導ステップでいいのか
といったことやで、今後の展開が面白くなってきそうです。 
 うちの教頭さんが体育の専門家でして、このごろ職員室で縄跳びの話ばかりをしています。 
 今日はこういう話題でした。「二重跳びの場合、グリップを回すのは手首が主か、それとも肘のピストン運動が主になるのか」 
 上達段階からいくと、まず肩を中心にしてロープを回す「保育園回し」から、肘を中心にして回す「幼稚園回し」を経て、手首を中心にして
回すオーソドックスへ進むのだから、手首で回すのが主でないといけない。 
 こういう結論になりました。

 向山型算数では「分ければ分かる」ということが言われていますが、二重跳びにもあてはまるんじゃないかと考えています。 
 要するに、手ぶらでジャンプの練習、跳ばずに縄回しの練習、これらを独立させて練習させます。 
 これがそこそこのレベルになったときに、協応へ進めばどうかと思っています。 
 この方法が効果あるのかどうか、試行中です。 


1999年12月7日(火)・・・・あと17人
 6日に1人達成し、残るは17人になりました。 
 正念場にさしかかりましたので、本日よりボードを使うことにしました。 
 まんよく体育担当の先生が体育倉庫から引っ張り出してくれたんです。私の気持ちを読んだかな。 
 台数は4台です。 
 残念ながら、新たなる達成者は出ませんでしたが、それなりの効果を確認しました。 
 今日は10人の参加だったんですが、そのうちの6人がボードを使って記録を伸ばしました。 
 地上で1回の子がボード上で5回できたり、0回の子がボード上で1回できたりというぐあいです。

 私も実験台になってボードでやってみました。 
 ボード上でのジャンプに慣れないと、あっちやこっちに行ってしまい、着地位置が一定しないためリズムが崩れるということが分かりました。 
 てぶらでのボード上ジャンプの練習をしました。 
 それから多回旋をやってみました。 
 するとです。驚くじゃないですか。 
 三重跳びが4回できたんです。生涯初の4回です。 
 二重跳びとは違って、飛び上がったときにやや膝を曲げ気味にしてリズムを4拍子にすると跳びやすいのかなと感じました。 
 それに、スーパーとびなわを使うと、まだ記録は伸びそうな気がしました。 
 こうなったら私が四重跳び1回に挑戦しようと思います。 
 子どもにさせるより、私が夢中になってしまった特訓でした。

1999年12月8日(水)・・・・あと16人 
 二重跳び特訓も今日で8日目をむかえました。 
 1組で体育の時間に連続10回を達成した子が現れました。 
 しかし、残念ながら昼休みの特訓での達成者はゼロでした。ですからあと16人です。

 でもボードの効果は出てきています。使い出して2日目なんですが、ボード上で連続10回できる子が3人現れました。 
 ただ、ボード上と地上とではかなりのギャップがあるみたいです。地上ですると急に跳べなくなるんです。 
 このギャップを埋める方法はないもんかいなと思案しています。 
 跳ねの異なるボードを複数枚用意するのがいいんでしょうが、そういうわけにもいきませんし。

 帰宅したら教育研究所から注文していたスーパーとびなわが届いていました。 明日、子どもたちに渡そうと思います。 これがギャップ克服の1つになればいいんですが。

 さて、ついでに私の三重跳びですが、昨日の4回から6回に増えました。
 我ながらたいしたもんだと自画自賛していたら、次のような文章を見つけました。

「1回の跳躍に対し、なわを前方に3回まわすとび方である。この3回旋とびの技まではなわの回旋技術が高まれば誰にもできるようになる。
 女性の跳躍力で も十分にでき、小学校高学年においても可能である。」 
                     (太田昌秀「図説なわとび運動 跳び方112への挑戦」大修館書店)

 あらま。

1999年12月10日(金)・・・・あと13人
 特訓10日めにして、久しぶりに達成者が出ました。 
 1組から大量の3人です。それも昼休みの特訓の場ではありません。1組の体育の授業中です。 
 残念ながら、昼の特訓ではゼロでした。 
 しかし、1組の3人が登場したおかげで、あと13人になりました。 
 1組の担任は野本さんといいます20台の独身女性です。 
 この正念場に一気に3人です。大量です。その秘密を教えてもらいました。

「音を聞かせる。」

 二重跳びのとき、ロープが回転する音を聞かせるのだそうです。シュシュン、シュシュンという音です。タターン、タターンとも表現できます。 
 この音に合わせて二重跳びをさせます。 
 させかたです。 
 できない子を、できる子が囲むようにして円陣になります。そして、一斉に二重跳びを始めます。 
 すると、できない子も周りのリズムに乗って、やってしまうそうなのです。

「二重跳びは、音とリズムですよ、先生。」

と言った、野本先生の言葉が強烈に頭に残っています。 
 野本先生は、できない子をできる集団に巻き込んだ作戦をとったんです。 
 ゴルフでも、上手な人と一緒にすると上達が早いといいます。

 社会学者の三浦つとむは、
「個人が思い思いに活動してもできないが、集団をつくって組織的にやればでき るという事実も、量質転化のひとつのありかたです。」   
                    (三浦つとむ「弁証法はどういう科学か」講談社)と
書いています。 
 野本先生は、この量質転化を実行したのかもしれません。 
 この野本式二重跳び指導法の有効性は、来週追試してみようと思います。  
 さて、私の三重跳びです。
 ぼちぼち伸びて7回までいきました。 終業式までに10回までとどくかな。   

1999年12月16日(金)・・・・あと11人
 二重とび特訓も11日めになりました。今週は個人懇談があって、何回か特訓が中止になっています。 
 昨日15日(水)に体育の時間、一人の女の子が達成しました。 
 この子は日曜日に一日中、練習をしていたそうです。夜になっても練習をしました。 
 おばあちゃんの部屋へ、底を拭いた運動靴と跳び縄を持って入り練習を続けたそうです。 
 普通、部屋の中まで靴を持ちこんで縄跳びはしませんよね。 
 でもその成果がでました。
 私はこの子が達成するのは、まだ先だと予想していたのですが、外れました。嬉しい誤算です。 
 そして今日16日(木)の昼休み、特訓で一人達成しました。 男の子です。 
 ずっとゼロ更新をしていた私のクラスからの達成者です。 
 その子にミニ感想文を書いてもらいました。

「今日二重跳びが地面で、練ぞく10回できた。 
 5年生の2学期までは、1回もできなかったのに、練習をやりはじめてから、だんだんできるようになってきて、
 今日10回できた。 
 できたときはうれしかった。 
 これからもがんばりたい。」

 彼とは強烈な握手をしました。 
 そのときは、そんなに嬉しそうな表情はしていなかったんですが、やっぱり嬉しかったんでしょうね。 
 先日の懇談のとき、
「冬休みにぼちぼちでいいから二重跳びの練習をさせてもらえますか。」
と、お母さんにお願いしたところだったんです。 
 よかった、よかった。 
 これであと11人になりました。

 さて、私の三重跳びですが、今だ7回を維持したまま更新されません。 
 今日、6年生で一番上手な子の三重跳びを見せてもらいました。 
 すごいジャンプです。かなり高く跳んでいます。 
 私は「く」の字に体幹が曲がったり、着地位置があっちこっちにいったりしますが、その子の体幹は一直線です。
 着地位置もあまりずれません。 
 さすがだと思いました。  
 6回あたりになると雑念がわいてくるんです。「こりゃ8回いけそうだ。」と。 
 そうするとロープを回すのに集中していた意識が散開してしまって、結局7回で終わりというパターンです。 
 7回がカベだという気がします。 
 あと4日で10回できるかな。  


1999年12月20日(月)・・・・ あと10人
 特訓12日目です。
 昼休みの特訓では達成者はゼロですが、続けての5校時の学年体育の時間に達成者が現れました。 
 3組の女子です。1人だけです。 ともかくこれで残るは10人になりました。
 この10人があと2日間の特訓で達成するのは難しいです。 
 3学期に持ち越しということになります。うまくいけば、8人までには減ると思います。

 さて、先週の17日(金)、クラスの体育のとき、体育館で縄跳びをしました。 
 試してみたいことがあったからです。
 1.野本式二重跳び指導法の有効性
 2.運動場よりも体育館のほうが跳びやすいという、場の有効性
 3.ロイター板を使っての二重跳びの有効性 
この3つです。 
 野本式の効果は確認できませんでした。達成していない子の周りを上手な子が囲んで、一斉に二重跳びをする方法です。 
 未達成の子の回数は伸びませんでした。 
 これはひょっとすると、3回のカベは越えたけど7回のカベは越えられない、そんなレベルの子には有効な方法なのかもしれません。 
 2もはっきりとは確認できませんでした。未達成児童の回数は運動場でするのと変わりなかったです。 
 3のロイター板というのは跳び箱のときに使う踏切板のよく跳ねるやつです。 
 なにぶんロイター板はボードに比べると、面積が狭いうえに斜めの傾斜がついています。
 ですからジャンプの方向をコントロールするのが難しいようで、未達成者の回数はボード上よりも少なかったです。 
 着地位置が跳ぶたびに違って、はみ出しそうになります。
 ただ、二重跳びの上手な子は、「やりやすい」と言っていました。 
 ロイター板が複数あれば、4枚を並べるとかすれば面積が広くなりますので、やりやすいかもしれません。 
 これら3つは、1度だけやってみたものですから、有効かそうでないかは即断できません。

 さて、藤澤の三重跳びです。 
 ライバルが現れました。6年の同和加配をしている加藤先生です。 
 よれない縄跳びを購入され、先週末は6回を達成されました。私は7回のままでとどまっています。 
 加藤さんは、私よりもお若いかたなので、追い越されるのは時間の問題だと思っていました。 
 そして新しい週の今日です。 
 私はボードに乗ってグリップを構え、深呼吸を1回してから始めました。 
 すると8回できたのです。新記録です。 
 この調子なら10回行くかなと思ったのですが、その後はさっぱりでした。 
 あと2日で10回達成できるのか、自分でも楽しみです。


1999年12月21日(火)・・・・ あと9人
 寒いですね。 
 1人達成しました。 
 ボードから離れた所でもくもくと練習をしていた女子がいました。
 その周りには友達がいて、話しかけています。
「先生、できたー。10回できたー。」
と友達が私を呼びました。 
 そばに行ってもう一度やってもらいました。 
 2.3回失敗したあと、その子は見事11回こなしました。 
 ミニ感想文を書いてもらったので、読んでください。

二重跳びの練習を何回もしていたら10回達成した。 
すごくうれしかった。
それにTさんやKさんにコツをおしえてもらった。 
そのとおりにやったらできた。 
   コツ  
    1.足をちょっとずらす  
    2.ひざをまげる  
    3.前に体重をかける  
    4.一生けんめい跳ぶ 
ほかの人もがんばって下さい。

  足をちょっとずらすというのは、気を付けの足の格好から片方の足をわずかに引いて立つのだと思います。 
 膝を曲げるというのは、空中局面のときに膝を曲げることを指すのだと思います。 
 前に体重をかけるというのは、つま先で跳ぶことではないかなと思います。 
 子どもの中から出たアドバイスだけに、私が言うよりも上手に表現しているかもしれません。 
 あと9人です。 
 でも明日は大掃除でした。特訓はできません。
 2学期の特訓は今日で終了です。 
 80人中71人。88.7%で、2学期は終了です。 
 また3学期、達成者が出たときにアップいたします。 
 私の三重跳びは、ふくらはぎの筋肉痛のためさっぱりでした。 
 
 これにて、「挑戦、学年全員二重跳び連続10回」のパート1は終了です。
 長文におつきあいいただき、ありがとうございました。
 パート2は2000年1月以降にお送りします。
 では、よいお年を。

 

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