複線図の書き方
材料等選別試験でも単位作業試験でも単線図から複線図への書き換えが必要です。なぜなら
1)何本の電線が必要なのか
2)電線の色分け
3)電線接続部での各電線の内訳
4)各負荷での電線の色分け
が、複線図では一目瞭然なのです。 これは、教科書のように整理整頓された複線図でなくても構いません。 多少、電線が交錯しても結果的にはきちんと上記の項目が現れるようになっています。
ここで、複線図作成の基本的な手順、マニュアルを書きます。
1)単線図から電源、負荷、ジョイントボックス、スイッチなどを配置する。
2)電源のマイナス側(接地側)と負荷を接続。 このとき、ジョイントボックス内などでは接続点を黒丸で記入。
3)電源のプラス側(非接地側)とスイッチと接続されていない負荷を接続。
4)電源のプラス側とスイッチの固定端子、3路スイッチの電源側の共通端子を接続。
5)スイッチの可動極、3路スイッチの負荷側の共通端子を負荷と接続。
6)パイロットランプはコンセントと同じように考える。常時点灯は電源と並列、同時点灯は負荷と並列、異時点灯はスイッチと平行に接続。
7)3路スイッチの1番3番端子どうしをジョイントボックス経由で接続。
これを、丁寧に書けば終了です。 ほかに注意点としてはジョイントボックスを通過するだけの電線はジョイントボックス内に接続点を記入するのを忘れないようにします。 そうでなければ、接続点の数が1つ少なくなってしまいます。
最後にいいますが、単線図からの変換の練習を何回もしなくては絶対に上達しません。
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