第2種電気工事士試験筆記試験の結末
1)筆記試験
自分が試験を受ける日時、試験会場、交通手段等は受験票に記載されています。また、会場までのアクセスも (財)電気技術者試験センター http://www.shiken.or.jp/のHPに地図がアップされています。
持ち物は受験票兼写真票、鉛筆、消しゴムなどです。また電卓の使用は禁止です
私は、会場が大阪産業大学、自宅から約45分といったところです。 余裕を持って1時間30分前には自宅を出ました。 最寄りの駅には大勢の受験者がいますので、会場までの道を迷うことはありません。 ぞろぞろ、会場に向かいます。 会場の教室には30分前に入りました。 試験の説明などありいよいよ試験開始です。
試験時間は2時間、時間はたっぷりあります。また、試験時間2時間の内、開始から一定時間は拘束時間となっており、回答が終わった人もその時間までは退出できませんが、早い人は拘束時間を過ぎると早々に退出して行きます。
試験内容ですが、例年どうりでしたが、単相三線回路の電圧降下の問題で不平衡の場合における電圧降下の数値を求める問題が出ていました。 これは、ちょっと勉強不足で自信がありませんでした。 会場での自己採点では、約70%の正解率のようでした。。。
次の日にオーム社のHPに筆記試験の模範解答がアップされていました。 これで、自己採点ができます。 なんと、50問中、40問正解。 80点でした。 よかったです。。
早速、次の日に実技試験の参考書を買いに行きました。とにかく、実技に関しては全く無知なので、一刻も早く勉強を開始する必要があります。
2)技能試験
工具について
技能試験の中で必要不可欠で作業する上でも規定されているのが唯一、圧着ペンチです。試験でも黄色以外の物を使用すると、試験は不合格となります。
なぜ黄色の柄の工具しか使用できないかは、勿論、黄色の柄の圧着工具がスリーブの圧着専用だからであり、圧着と同時にスリーブに刻印が打たれる仕組みで、どの工具で圧着したかが一目でわかる仕組みになっているからです。
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左から圧着ペンチ、ケーブルストリッパー、ウオーターポンププライヤー、電工ナイフ |
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ドライバー、ペンチ、ラジオペンチ、ニッパー、巻き尺です。 |
技能試験の勉強方法
技能試験は単位作業試験と材料選別試験に分かれて行われます。
技能試験で一番問題となる点は、どちらの試験も試験時間が大変短い所にあります。
最初に行われる材料選別試験は25分、単位作業試験は35分です。筆記試験と違い、技能試験は短い時間内に終わらせなければならない言う点が最大の特徴です。
7月になってから、筆記試験の合格通知書が送られてきました。 その中で、実技試験の材料が公表されました。 ここで分かるのは、金属管、露出型スイッチは出題されないということです。
つまり、単発で練習するとすれば、露出型コンセントへの結線、ランプレセプタクルへの結線、引掛シーリングへの結線ということになります。
この3つの結線のポイントは電線の皮むきをいかに早く確実にするかにかかっています。
試験の数日前にはほぼ時間内に作業終了出来るようになっています。 ただ、結線の取り方、ケーブルの種類、リングスリーブの圧着の印などケアレスミスが命取りです。
技能試験本番
平成17年の最初の科目の材料選別試験は例年より難しいと思います。 3路スイッチが4つもあり、それが2つのコネクターボックスを経由して複雑に入り組んでいるという回路でした。 また、始めて出題されるコンセント記号があり、単極スイッチは皆無という始めての回路図でした。 ここで、選択した回答数が足らなくなり焦りました。 何とか、考え直して40個の回答数にもっていきました。 ところが、実は、あとで試験センターかアナウンスがありいろいろ問題があったようです。 まず、材料選択試験で設問と写真の器具の不一致があったのです。つまり、2問が全員正解という事になりました。 ところが、私はすでにこの設問は2問とも数に入れていましたのでなんのメリットもありませんでした。
二科目目の組立試験ですが、大きなミスをしでかしました。 始めに単線路から複線路へ書き換えました。 ところが、材料のエコケーブルは始めてさわるのですが、なんと皮膜のはぎ取りがうまくいきません。 でも、これは予想されていたのですが、ここで精神的に焦りが出てきたのです。
何度も練習してきた作業なんですが、なんと手が震えているのが分かりました。 しかしながら、時間的には順調に組み立て、なんと10分前にすべての組立が終了しました。 本来ならここで最終チェックして一丁上がりなんですが、ふと気が付くとなんと複線図で配線の極性が間違っているのに気づきました。
えーー。 めちゃ焦りです。 あわてて、係りの人に圧着金具を追加でもらい、接続した電線を切断、正しい配線に変更しました。 残り時間は5分でした。 あーー、よかった。 と、念のためにもう一度複線図を見直して凍り付きました。。。。
なんと、最初の回路で合っていたのです。。。 げーーー。。。。 ここで、心臓ばくばくです。 ここで、あきらめてなるものか、もう一度係りの人に金具を請求、再び配線を切断、最初の配線に戻して接続し直しました。 と、同時に時間終了。
もう、間違っていてもどうしようもありません。 もう、むちゃくちゃ疲れました。。。 試験終わった満足感もありませんし、焦りのばくばく感が続いてどうしようもなく気分悪いです。 このまま、家に帰っても精神的に面白くないので、梅田でスターウオーズ見て帰りました。 でも、受験者の3分の1は作業終了すら出来ていない様でした。
喫茶店で何度も見直しましたが、何とか出来ていると思いますが、ちゃんと結線出来ているのか不明です。。。 あれほど、練習したのに何とも情けない有様でした。 とにかく、焦りの感情がこのような失態をもたらしたのであると思います。 9月始めに合格発表ですが、どうなる事やら。
試験結果
とかなんとかいっているうちに、9月。 試験結果が参りました。 合格でした。 これで晴れて電気工事士になれました。その後、合格通知を持って大阪府庁へ手続きを経て1ヶ月ほどたって運転免許書みたいな免許書が郵送されてきました。
何でも、やってみるものです。 ところが、終わってみるとせっかく勉強した知識をこのまま忘れるのもももったいないという気持ちになってきました。そこで、引き続き第1種電気工事士試験を受けてみることになりました。
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