普通の詩のお部屋
〜あなたに会えて〜 あなたに会えて本当に幸せ感じてる 告白できてよかった、卒業の日に 発車の鐘を合図に愛は走り出したの 出会った頃はこんな未来想像できなくて 制服姿の帰り道遠くで眺めてた 明日もし晴れたら二人で地図を広げ 青い海見える場所へ行こう、きっと あなたと過ごす時間が、増えてく度に 愛は速度を上げて景色さえ見えないの 思い出振り返るとそこにいつもあなたの顔 これからもずっと続くように星空に願うの いつか目が覚めたらとなりにあなたがいて 紅茶かきまぜながらずっと、一緒 あなたに会えて本当に幸せだよ‥‥ 出会った頃はこんな未来想像できなくて 「おはよう」って声かけるだけで、ドキドキしたんだよ 時には喧嘩もするかもね、私わがままだよ いろんな事件が起こっても、乗り越えていこうね この前みつけたレストラン、とてもおいしかった。 来週あたりにもう1度、二人で行きたいな あなたが見たがってた映画もうすぐ始まるよ わたしチケット買っとくから、土曜部あけててね。 〜ロストバタフライ〜 butterfly 彷徨うよ地下鉄は迷宮さ はばたいても、はばたいても 見つからない出口 someday もし君にそんな日が訪れたら 思い出して、思い出して 僕は此処にいるよ 幸せの意味はたぶん心の数だけあって だけどそれじゃ多すぎて 見失う僕ら さぁ、繰り返すような日常が ゆっくり未来変えていく あせるほど絡みつく 夢というくもの糸 君が羽根焦がし飛ぶのなら 太陽さえ届くだろう 美しく溶ければいい 微笑みみせながら anyway いつの日か人は皆別れゆく それでもいい、それでもいい 君は僕に逢えた faraway 離れても幸せは祈れるよ 届かなくても、届かなくても 君の歌を作ろう 生まれた意味はきっと 死にゆくとき気づける だけどそれじゃ遅すぎて 彷徨う僕ら さぁ、押しつぶすような現実は きっと君を変えるだろう 変われるから 君は君で在り続けるのさ 君が声嗄らして叫ぶなら 三日月さえ落ちるだろう 躊躇わずゆくがいい かすかな光でも‥‥ 〜あなたのところ〜 大きな部屋のかな足りないもの 小さな落書きに詰まったもの 液晶の文字あなたのところ 空を飛び越え届け心 とらえることができないカタチ 伝えることができない気持ち 一人夜遅くに行く買い物 白い息で温める小さな手 何度も送るメールに返事 届かないのに裏腹な天気 逢える日ですら消えない痛み 耐えることすらできない兆し 伝えることができない私 伝えることができない私‥‥ 〜スクールバス〜 絵本の中で結ばれた二人を見てるいつまでも ページをめくりアクビして眠り込んだプリンセスガール カラフルな世界の中パジャマ姿の旅 緑の森の泉の置く君とめぐり合った やっと見つけたの見つけたの 君、私だけの darling! darling! 絶対に、絶対にそうなの! だから抱き寄せて、キスをして 好きだと言わせる! darling! darling! 恋をして、ココでして、早く! 落としたお菓子めじるしに、帰りを急ぐどこまでも 朝の光を逃げきれば、夢は続くプリンセスガール 目覚まし、鳥が邪魔をする。ママもドアを開ける 二人は遥か眠りの奥、別れを迎えてる じゃあね、また会える?いつ会える? ハッキリ言ってよ darling! darling! もしかして、もしかして、最後? スクールバスに乗り込む私はプリンセス いつもの駅で降りた朝に君とすれ違った 〜differ〜 涙にぬれたすれ違ってた日々を 君と二人で今とりもどして 時間の流れさえも止まって見えた あの頃の様にこの空を見上げて ふり返るといつも優しい笑顔をくれる 「あなたの夢だけは壊すことは出来ないよ」 特別な約束今も覚えていますか? 「ただ愛の言葉を早く聞きたいだけなの」 君の願いどうか叶いますように・・・ 無言の君が僕を不安にさせる 自分の気持ちを押し殺さないで 逃げ道ばかり探し続けてないで 君の未来は僕にだけ預けて 嘘も罪もないよ君はわかってるはずだろ もう泣かせはしないずっと隣にいるから もう悲しすぎて息が出来なくなったら 瞳を閉じてごらんそっと僕が抱きしめる 僕の想いどうか届きますように・・・ 二人で誓ったあの願いがあるから 今一人でも強くいられるよ あと少しだけ君に孤独な日々を まだ過ごさせて辛くさせるけど 僕に近づく影には怯えないで もう君以外僕は見えてない 〜Vanish〜 慣れない時間の流れ夜が長く感じる 体よりも心のオアシスが欲しくて 何げに壊れたはずのラジオをつけてみると ノイズ混じりの彼女の歌に出会った なつかしくもないのになぜか僕は ふと気がつけば涙してた ひからびかけたこの僕に女神が舞い降りて 彼女の声うるおす雫の様 天使の微笑にも似たやわらかな風の声 大人になった僕の心を癒すなんて いつも笑っている様な彼女の歌声が 僕の子守歌がわりになってたのに 夢で見る彼女は空を見上げて 涙を見せずに泣いている様 真夜中にふと目が覚めると痛い程の静寂 いつのまにか彼女の声も閉ざされ 不思議な魔法に魅せられた僕は子供の様に 彼女はもうラジオとともに眠りについた もう冷たくなっている彼女に何度も呼びかけて いつまでも声が枯れ果てるまで うなだれた彼女の体、永遠に目覚めはしない 彼女のいないあの夜に戻りたくはない 〜永遠〜 ずっと怖かった。 確かめ合うこと。 顔色ばかり、気にしてうつむく。 ずっと怯えてた。 こころを閉ざして。 かなしく二人傷跡なぞった。 季節は流れ。 こころは溶けて あの日の痛みをうけいれてく 誰もが荷物抱えてると知った時から 温かい気持ちが芽生え始めた。 この悲しみはいつかきっと優しさになる。 貴方にあえば。丘の上風がふく。 ずっと忘れない。 震える、眼差し。 戸惑い、不安。 こうする喜び。 ずっと忘れない。 一途な思いを 迷わずくれた。「ありがとう」、「ごめんね」 季節は廻る。 思いも廻る。 みんなで微笑む。 明日信じて 何気ない日々 送ることの幸せ感じ。 安らぎ抱きしめ。 生きてゆきたい。 この悲しみはきっと、いつかきっと 優しさになる。 泣いても、いいよ。 そっと撫でてあげるから。 まるで静かに過ぎていく日々 いつしか思いは届きますか? 誰もがみんな涙こらえ歩いてゆく ぬくもりが世界を包み込むまでは この悲しみはいつかきっと優しさになる。 貴方に会えば 丘の上星が降る。 〜フラワーソング〜 白く途切れた夢の切れ端を捕まえて少年は走る。 手を離したら、どこまでも遠く風の根に消えていく。 一つだけの思いを飛ばして。 瞼の裏に描き始めた絵はかすんで、手のひらでこすっても。 いつか、みえた、優しさはもうない。 独り踏み出す足だけみてる。 朝には消えたあの歌声をいつまでも聴いてた。 夜道の先で、赤くなるほおずきすがんで子供がはしゃいでる。 いつか知った優しさのなかにも同じ風景あるならいいね。 朝には消えたあの歌声をいつまでも聴いてた。 ぼくらが残したあの足跡をいつまでも追ってた。 朝には消えたあの歌声をいつまでもいつまでも。 ぼくらが残したあの足跡を何処までも追ってた。 そう、終わりは別れとあるものだから、全ておいてゆく 朝には日差しのなかまた新しい歌口ずさんでる。 〜101〜 雨上がりの交差点で 風に吹かれて 答えを探してみたけど何にもなくて 歌うことしか出来ない。 この私だから。 コンパスの見方なんてわからないから。 だから、歩いてゆこう。 何も無いこの道を 風に吹かれてゆけば 君に会えるから。 白いシャツを靡かせ 蒼い髪を靡かせ 優しい風の吹く場所。 君に会えるから。 〜 君が望む永遠 〜 柔らかな風に抱かれ。 貴方思う心切なくなる。 丘の上、一人きりで。 季節見送っているの。 青空の向こう。何が見えるのかな。 勇気が欲しい静かに祈ってる。 もう戻れない、貴方の腕に包まれてた優しい日々。 夏の記憶かすかに残ってる、小さな花火消えない今でも。 水しぶき、光浴びて。 水晶みたいにほら、輝いてる。 あどけない笑顔にさえ。 私奪われてゆくの。 指先が触れ合うその度不安なの。 もう少しだけこのまま抱きしめて。 もう帰れない。 傷つくことをためらっていた幼い日々。 胸の奥でひそかに、育ててた小さな思い消せない。 今では。 いつかきっと全てが優しさになる。 あの日見た七色の夢。 はるか遠くの虹で出会えるの。 貴方への思い生きてく永遠に。 〜 Lovin’you 〜 どんな辛い遠回りでも貴方を振り向かせたい 濡れた髪を撫でてるその指先が 抱かれるたびに遠く感じるのは何故? 眠る背中にキスをして 優しい胸をねだるような そんな恋が欲しいわけじゃない ただ貴方が欲しい Lovin’you好きよ愛しているの 涙隠せないほど 会いたい 嘘よ 言ってみただけ 貴方に溺れてる。 〜 争いの無い愛 〜 昨日のことなら許せるけど 明日のことならもう判らない たった一言で壊れてしまう幻想と恋の中に逃げ込んだ 世界は回っているのに 面白半分に作った宇宙 いつからか時間が存在しないそれでも 熱い血は流れているよ 空を大地を冬の匂い 心の叫び、声が聞こえてくるよ 空を大地よ夢よ遥か 争いの無い愛を信じてたい 暗い夜空に輝く星のように 政治や経済や言葉が違っても 不思議な力があってどんなに遠くにいても繋がっている いつでも貴方を思っているよ。 空を大地を雲の流れ まるで自分だけの場所を探すように 空を大地よ夢よ叶え 臆病なだけの愛はもういらない 空を大地を熱い鼓動 たったひとつのふたつの魂よ 空よ大地よ夢を叶え だけども後ろは振り向かない 争いの無い愛をしんじていたい。 〜 ONE カラースカイ 〜 ずっと・・・待ち続ける事ができますか? あの人の事を憶えていられる人が・・・ 世界で私だけになってしまっても・・・ ずっと・・・信じ続ける事ができますか? あの人が最後に残してくれた・・・ たったひとつの約束を・・・ 私は・・・ ずっと待ち続けます どれだけ待ち続ければ・・・ その日が来るのかわからないけれど あの人は・・・ きっと約束を守ってくれるから 「それなら・・・君の誕生日になにかプレゼントする」 「誕生日、いつだ?」 「私の誕生日は・・・」 ・・・感じた事がありますか? どんなに遠くまで見渡しても・・・ 終わりの無い曇り空のように・・・ 暗く心の空を閉ざしてしまう 悲しみを・・・ 音も無く降り注ぐ・・・ 冷たすぎる冬の雨のように・・・ 心の奥から温もりを奪って流れてゆく 涙を・・・ ・・・そして・・・ ・・・知っていますか? どこまでも続くような曇り空も・・・ どんなに冷たく降り注ぐ雨も・・・ 必ず、いつの日か 雲一つない青空へと変わる事を 私は・・・ ずっと待ち続けます 明日は・・・ 明日は、きっと・・・ 雲一つ無い青空だと思うから 〜 翔べ!〜 僕は羽ばたいたよ ひとり風を受けて 卑怯と呼ばれても 羽ばたいたよ 死ぬとわかってても・・・ 光に続く階段を 僕らは見てしまった 気づけば闇に とりつかれている 自分を守るためになら なんだってしていいんだよ 仲間を裏切っても 目を伏せて生き延びてる 七色の光が錆びついた翼を 溶かすように刺すよ 進むほどに・・・ どこまでも続く道の先で何を見るの 僕らを乗せてゆく時代の風に心ゆだねている 行きついたその場所には何が待っているの たどりつけなくても 幻でも 僕らは行くしかない 僕らは行くしかない 僕が声を失って 落ちぶれた時に 同じように君を抱けるかな・・・ いっそここでこの翼を切り落としてほしい それで二人が永遠になれるなら 君を奪う影が 僕を狂気に変えて 二人を引き裂くよ 愛しすぎて・・・ たとえ別れても 絶望でも 僕らは行くしかない 果てしない闇の中で僕らは愛を知るよ 翼が折れても 風が止んでも この手を離さないで すべてを失っても 僕らは行くしかない 僕らは行くしかない 〜 It's my life 〜 大好きだった あの歌 古いテープの中 小さなキズ 色あせたタイトル にじんだ夜明け そしてまた 今日が来る 夏の風を連れて 慣れていく日々の片隅で ふと孤独に出会う 自転車で どこまでも 風を蹴る速さ 忘れない lalalala 歌お 空を見上げて lalalala It's my life 歩いて行こう 僕の力で進む 果てしないこの道を いくつもの交差点 いつも迷うけど 流されたり 追い越されたりして 今を生きてる ぶつかること 認めること 大人になっても 忘れない 僕だけのものだから 自身持っていいよね 生まれた街で 夢見てきた くじける度に 思い出す あの歌のように 今できることは 少しでも前に 踏み出すこと 僕の力で進む 果てしないこの道を 〜 盗めない宝石 〜 幼い手に包んだ 震えてるその光を ここまで辿ってきた 時間の縁を彷徨い。 さがし続けてきたの 名前さえ知らないけれど ただひとつの想いを 貴方に手渡したくて・・・ 時は愛も痛みも 深く抱き留め 消してくけど、・・・私は ・・・覚えている ・・・ずっと。 私の胸の奥に いつからか響いていた 夜露の滴よりも 微かな囁きだけど 凍てつく星の闇へ 紡ぐ祈りは 遠い貴方の空に 届く様に・・・ 〜 スカート 〜 笑わないでよなんで?そんなにおかしいかな? 趣味じゃない洋服を着てるの あなたのため かわいくきれいにおめかししてるのに その態度不満! 緊張上昇真っ白ワンピースが キモチとキモチのバランス揺らしてく不安 一生着用ないはずのフリルが ホントのホントは 死ぬほど恥ずかしいけど我慢 内股とかでいればあなたも優しいかな? こんなに小さくても立派にトキメク胸 私の中に私はいるのに理想は遠く 強調表情笑顔のつもりが あなたのイタズラ見る度崩れてく でもね最低最悪それでも好きなのは あなたが私を私にしてくれたからね 緊張上昇真っ白ワンピースが キモチとキモチのバランス揺らしてく不安 一生着用ないはずのフリルが ホントのホントは 死ぬほど恥ずかしいけど我慢 〜 恋のチューニング 〜 Sweet Darling 今君は大人の階段昇り始めたわ Distance of love 君との距離はいつだっていつもノイズ混じり 私はここにいるよアンテナ向けて ラジオから流れる貴方へのメッセージ 気付いて私の変わらぬ想い 貴方の為にだけ送るよ今夜も ダイアル合わせて恋のチューニング My Darling いつだって恋の障害はキツくつらいもの Accidental love 君との出会いはドラマのように偶然ね 貴方はどこにいるの?私はここよ ラジオから流れる今夜のメッセージ 貴方の為だけ綴るよ想い ラジオの向こう側の私を想い ダイアル合わせて恋のチューニング ひたむきな瞳でまっすぐ見つめた 一途な所が私のタイプ 世界中探したって代わりなんかない 私の想いをラジオに乗せて 〜 セカンドサマーオブラブ 〜 明日に見た夢だけを頼りに 昨日に来たこの場所を探す 心の不安をナシにして 飛び立つように消えちゃうように 時間は流れ 振り向くあなただけが奇跡 再び見るあなたに一目惚れ 初めて知る全てが懐かしい 夜空は気持ちを近づけた 旅立つように秘密のように二人は別れ 過ごした時間だけが奇跡 心の不安をナシにして 飛び立つように消えちゃうように 時間は流れ 振り向くあなただけが奇跡 〜 キャラメル 〜 水道の水の冷たさによく似てる 気持ちはとてもぎこちなく流れ 乾いた土に吸い込まれ 鐘の音の響く森の中なびいてる 洗濯物を干すあなたの傍 何も言わずにそっと寄り添っている ねぇ たった一度の季節去り ねぇ 花びらも全部色を変え ねぇ これからはずっと見守るよ ねぇ 屋上の花火内緒だよ 夏のにおいが薄れそうで 思い出して過ぎ去った日々を キャラメルのオマケみたいにねいつも一緒 あなたの部屋の窓辺あたりでもいいから置いて そしてたまにしてキス ねぇ 風邪をひかないで気をつけて ねぇ 他の子好きになっていいよ でも 私のことは忘れないで ねぇ どうして変わってしまったの 不意にあの頃戻れそうな 気がしてきて涙があふれる もう戻れないよね消えたあの頃は もしも奇跡があれば遊ぼう ねぇ 晴れた日はカーテン洗おうよ ねぇ あの場所二人だけのもの ねぇ 買い物一緒楽しかった ねぇ 「大好きだよ」ってもう一度 不意にあの頃戻れそうな 気がしてきて涙があふれる 思い出して過ぎ去った日々を 〜 あなたのところ 〜 大きな部屋のなか足りないもの 小さな落書きに詰まったもの 液晶の文字あなたのところ 空を飛び越え届け心 とらえることができないカタチ 伝えることができない気持ち 一人夜遅くに行く買い物 白い息で温める小さな手 何度も送るメールに返事 届かないのに裏腹な天気 逢える日ですら消えない痛み 耐えることすらできない兆し 伝えることができない私 伝えることができない私 〜 クラナド 〜 校門まで残り200メートル。 そこで立ち尽くす。 「はぁ」 ため息と共に空を仰ぐ。 その先に校門はあった。 誰が好んで、あんな場所に校門を据えたのか。 長い坂道が、悪夢のように延びていた。 「はぁ・・・」 別のため息。俺のよりかは小さく、短かった。 隣を見てみる。 そこに同じように立ち尽くす女の子がいた。 同じ三年生。けど、見慣れない顔だった。 短い髪が、肩のすぐ上で風にそよいでいる。 「この学校は、すきですか」 「え・・・?」 いや、俺に訊いているのではなかった。 「わたしはとってもとっても好きです。 でも、なにもかも・・・変わらずにはいられないです。 楽しいこととか、うれしいこととか、ぜんぶ。 ・・・ぜんぶ、変わらずにはいられないんです」 たどたどしく、ひとり言を続ける。 「それでも、この場所が好きでいられますか。わたしは・・・」 「見つければいいだろう」 「えっ・・・?」 驚いて、俺の顔を見る。 「次の楽しいこととか、 うれしいことを見つければいいだろ。 あんたの楽しいことや、 うれしいことはひとつだけなのか?違うだろ」 そう。 何も知らなかった無垢な頃。 誰にでもある。 「ほら、いこうぜ」 俺たちは登り始める。 長い、長い坂道を。 〜 EDEN 〜 虹が見える空をめざし いつも夢だけ追いかけてた 君を詩う 僕の声が 今聞こえますか? 君がいない夜を越えて やがて辿り着いたEDENは 虹が見える景色なのに なぜか悲しくて そばにいない 過去になった 鳥はもう捕まえられない もう今さら 空に溶けた君を探してみても 見慣れた君のいない部屋 一人が広く感じられる 訪れた冬のせい? この頃 やけに想い出達が頭をちらついて 僕はどこか物憂げになって 誘われるように 手にしたのは 今はもう窓辺にはいない 君の写真がまだ笑いかけてる 二人きりの最後の夜 無理に笑って見せたんだね 涙声でつぶやく寝言「・・・・一人にしないで・・・」 どこに行けば 何をすれば 虹のかかる空が見れるの? だから僕はそのまぶたに最後の口づけをした 優しく髪をなでる風 頬杖ついたまま あの頃思い出して 僕から別れを告げた日 あれから大人になった君が幸せでいるなら それでいい こんな遠くまでに来てから 気づいたの夢に見た現実は 明かりのない夜景みたい・・・・君がいないと 季節は流れるのに 心だけ立ち止まってる 涙を笑顔に変える事ができても 君の悲しみを消し去る術を知らない僕は 誰もいないEDENで声を枯らしてる 君がいない夜を越えて やがて辿り着いたEDENは 虹が見える景色なのに なぜか悲しくて 〜 みずいろ 〜 胸が震える 淡く揺れてる まわるこの空みずいろ 今の今でも 淡く高く 雨音 二月雨 濡れては 走った 坂道 初めて 伸ばした手 離れぬよう 変わらぬよう ぎゅっとつかんだ 胸が震える 暖かい手に 二人で歩いた距離も 離れえぬよう 流されぬよう ぎゅっと 揺れてはまわるカップと笑顔 見上げた空もみずいろ 風に溶けては高く消えた 〜 フルール 〜 誰にも言えない秘密の花壇 目指してこっそり抜け出す 二人でさまよう心の迷路 なくしたナニカを探して 不意に寄り添えば 気付かれてしまう 感じる筈が無い心 震えるその刹那 何故 何故 戸惑うばかりね どき どき 予告もないまま もし もし 生まれ変わったら ずっと ずっと そばに置いててね ささやかな願い ひっそり咲く花はどこか悲しげで 誰かの真似する鏡ね 二人で紐解く花弁の秘密 うなずく頬には疑問符 風に感じるの あなたが呼ぶ声 耳を澄ましてみる 心生まれる感覚 何故 何故 夢で会うたびに どき どき 胸が震えるの もし もし 生まれ変わったら ずっと ずっと 抱きしめていてね 眠りにつく前に ささやかな願い 〜 モノクローム 〜 出会い 別れ 繰り返す いつか会える日のモノクローム ねぇ 気づいたらすぐに捕まえて 色あせてる写真の中微笑むあなた 抱きしめたい 頬擦りしたい 愛しているって かっこつける ちょっと斜め すましたその顔が ふと霞んで消えそうなの 私のもとから あこがれだけの恋なら卒業 ぼやけたモノクロームにできやしないから 過去 未来 そして今 あなたとの記憶 モノクローム 予感 覚えてて 開く時のドア ねぇ 覚えてる? 枯れ木の下交わした約束 青く茂る 二人のグリーン 幼い密度 「ずっといっしょ」かなわぬ願い わかっているけれど 再び会える輪廻の螺旋 絡んだ結び目 遠く想うだけなんていや ぼやけるモノクロームに変えてしまうから 好き? 嫌い? 確かめたい あなたへの想い モノクローム 不安 かみしめ 倒す砂時計 深く どこまでも蒼い空 佇むモノクロームの影あなたなの? 右 左 揺れ動く あなたとの時間 メトロノーム 予感 感じて 開く時のドア 〜 愛する人離さないで 〜 ゆれる景色、いつもの風に何か違うものを感じた。 ある日出会い、二人の未来束ねるように時は過ぎていく 寄せる苦しみ越えて行こう。 このまま離れずに。 こぼれる涙を糧にしよう。 立ち止まらないで。 白く染まる夜明けの向こう。 歩き出す夢。 一人握りの希望。 崩れ落ちた迷いの果てに ただ一つだけ、愛する人離さないで。 〜 ラブレター 〜 可愛くないねといわれて傷ついた夜 「大きなお世話」と返して睨んでもダメ ただの友達 そんな距離 飛び越えたい つれないあなた 待ちぼうけばかりの私 涙 不安 入り混じる 奮えた手で 真夏のラブレター 「好きな娘いるの?」と尋ねて見つめているのに 「そんなの知るか」と返されそれっきり無視 アダムとイブの花言葉 飲み干したら 切ない気持ち どうなるの? 月明かりに 眩しいあなた 独り占め 潤んだ瞳で 夜中のラブレター 〜 星空 〜 遠くの星 指先で触った 小さな手は 光で満ち溢れ 深い夢の中では何も知らずに 最後のとき忘れて笑うの 夕暮れ時 友達と一緒に 歩いているあなたをそっと見てる 浅い時の中では何も言えずに 一人の部屋に戻りあなたを思う もう少し近くにいれば もう少し素直になれれば きっと可愛い女の子になれたのに あなただけ見ていて入れたのに いれたのに 流れ星 涙浮かびキラリ 小さな声 願いは届かない 大きな胸に抱かれて何も言えずに 初めての日もう一度もどりたいの もう少し早くに逢えば もう少し気持ちが届けば きっと素敵な女の子になれたのに キスだってずっとしていていれたのに いれたのに 〜 男の子 〜 そっと窓際置いた気持ちくすぐった 子供みたいな男の子 ふっと黙って見つめている瞳には 誰が映ってるの? 私,それとも・・・ もう迷わないで すぐ抱きしめて 今キスをして 壊れるぐらい 吐息交じり 重なる胸 揺れる心 戻れなくていいから きっと彼女だってちゃんといると思うよ 私と違う女の子 もっと抱き寄せて独り占めにしたいけど そんな目で見ないで こんな、切ない・・・ ねえ私を見て すぐ変われるよ もう泣かないよ 君さえいれば ほら笑えるよ 昨日の恋 今の私 すぐに抜け出せるから もう迷わないで すぐ抱きしめて 今キスをして 涙にぬれて 吐息混じり 重なる胸 揺れる心 戻れなくていいから 〜 青空 〜 あの海 どこまでも 青かった 遠くまで あの道 どこまでお 続いてた まっすぐに 一番早く素直に 笑った者達 一番好きなあの人 笑ってる 誰よりも遠くに居ても ここからまた笑ってくれる 瞳を閉じれば もっと夏の日のにおい あの川 遊んでる 二人きり 泥だらけ あの雲 追っている 届いたら 幸せと 一番早く この坂 のぼった 者達 一番好きな あの場所 目指して たくさんの思い出がある ほかには何もいらないぐらい 瞳を閉じれば 即 あの海のにおい また夏がくる 銀色に光る 水面にうつす 二人分の影 誰よりも遠くに居てもここからまた笑ってくれる 瞳を閉じれば もっとあの日の青空 〜 恋悩 〜 嬉しい事は誰よりも先に 知らせたくて受話器取り出した 流星雲のように輝く雪 二人で見てた方路に 小さなころ思いもしなかった 町を飾る赤い切なさに 一人でいちゃいけないわけないのに 季節以外の寒さが吹く わかっている痛みだから 声にすること無く泣いた 欲張りになってく愚かさをしっても あなたへの言い訳探した 溶ける事の無い思いすべて 降り積もる雪に消されてゆく こんなにあなたを好きになると 苦しいなんて知らなかった 目覚めるときいつもさびしくて 聞きたくなる声は一つだけ 悲しいときにそばにはいてくれない 一人でいるよりつらくなって あなたの事忘れようとして 嫌なところ数えてみたけど 良い所をたくさん知ってるから 嫌いになるわけなど無いの ささやかな約束だと かなわない事だと知って 傷つけた心許されるのなら どんなにか楽になれるだろう 溶ける事のない思い胸に あなたの声さえ聞こえないまま 最後に残したさよならだけ 冬が来るたび思い出しそう 〜 See You 〜 長い間悩んだ 寂しさと人の心 短い詩を君に送るよ 胸に書いた言葉を 君が語りかけた 優しさに 気づかないでいたころ もう一度戻れるなら 抱きしめて 笑ってあげたい だから広げた手を青い空に 振りながらそっと涙をぬぐっている そして巡り合えた君との日々 いつまでもずっと 忘れないからと 笑顔で見送る いくつかの悲しみと やさしさと人の涙 繰り返した思い出の中 みんな生きてたんだね 君が言いかけてた あの時の 言葉がわからなくて もう一度戻れるなら 抱きしめて 心に触れたい きっとさよならから始まる日は そっとやさしさに包まれて訪れる 君は振り向かずに歩き始める 遠くない未来 きっとまた会えるその後姿に 〜 Kanon 〜 ありがとう言わないよ ずっとしまっておく さよならは翳りない 夢のあと静かに降り立つ 両手には降り注ぐかけらを いつまでもいつまでも抱いて 最後まで笑ってる強さを もう知っていた おはよう目覚めは 眩しくて悲しい さよなら許せない 僕たちの弱さがよかった ふたりにはありふれた優しさ 花のように恋のように移ろう 低い雲風を待つ静けさ もう聞こえない 両手には降り注ぐかけらを いつまでもいつまでも抱いて 最後まで笑ってる強さを もう知っていた もう泣かない もう泣かない もう泣かない