オブジェクト指向(Java)


 「オブジェクト」は、すなわち「物」です。「物」を「指向」するとは、
「物を目的や方向にむかって進む」ことを意味します。
 
「物」が再利用できると部品(コンポーネント)になる
 
オブジェクト指向プログラミングとは、オブジェクトを新規に作成したり、
再利用することで、一つのプログラムを作ることです。
基本的に部品を組み立てるだけでアプリケーションが作成できれば
大幅な開発生産の向上になります。
 
クラスとはデータとその操作手順であるメソッドをまとめたオブジェクトの
雛型を定義したもの。
クラスに対して、具体的なデータを持つ個々のオブジェクトは「インスタンス」と呼ばれる。
*オブジェクトの「インスタンス」ともいい、クラスのことをオブジェクトと呼ぶこともある。
今のクラスに新しい機能を付け加える考え方を「継承(インヘリタンス)」と呼び、
この継承元クラスを「スーパークラス」あるいは
「基底クラス」「基本クラス」などと呼び、新たに定義されたクラスを「サブクラス」、
あるいは「派生クラス」(derived class)と呼ぶ。 
   class クラス名 extends スーパークラス名
 
クラスは属性(フィールド)と機能(メソッド)から成り立つ。
 
コンストラクタは戻り値をの型名が記述されていない特殊なメソッドです。
オブジェクトが生成されるときに自動的に実行されます
   new クラス名(コンストラクタに渡す引数)   String str = new String("hello");
new演算子は、Javaがあらかじめ用意している予約語です。
その役割は、クラスを基にしてオブジェクトを作成し、メモリー内に配置します。
 
オブジェクトの消し方はC++と違って、不要なオブジェクトを消すコーディングは不要です。
Java自身が自動的にゴミを回収する機能を備えているからです。この機能を「ガーベジ・
コレクション」と呼びます。オブジェクトに不要品(null)の印をつければ回収しやすい。
 

一行説明

オブジェクト: クラスのインスタンス。
インスタンス: あるクラスを実現したもの1つ1つを表します。
インスタンス化: オブジェクトの作成。
クラス: データ(変数)と操作(メソッド)の一方または両方を定義したもの。
メソッド: クラスの一部として定義された関数。
クラスメンバ: それぞれのクラスの変数またはメソッド。
コンストラクタ: そのクラスのインスタンスを作成するメソッド。
パッケージ: Javaクラスの集まり。