
ファンランの仮御座所・NEDE66では、ゲルプクロイツ社の三博士が頭を抱えていた。ファンランが大帝の末裔である確信が持てない上に、彼女が出される食事をまったく受け付けないからだ。思わず苛立ちをファンランにぶつけてしまう三博士。
そこにティックとキャルが現れ、ファンランにガラスの壷を手渡す。
それはティックが大帝フォークトを名乗る老人から、ファンランに渡すようにと預かったものだった……
「この壷を大地に置け、そこがわしときみの墓だ」という伝言とともに……
(帯・カバー解説より)
ソノラマ文庫
1998年08月31日初版
イラスト 結賀さとる
|