染寺    
      関西花の寺 第二十番              

       平成25年 1月13日(日曜日) 寒椿が大きな花を開いておりました。
       平成25年 2月10日(日曜日) ろう梅が満開です。 寒咲きアヤメも花を開いています
       平成25年 2月23日(土曜日) 梅は3分咲き  しだれ梅は1分咲き程度
             
慈雲山 石光寺へのアクセス  (マピオン道路地図) 近鉄南大阪線二上神社口下車
  住所  〒639−0273  奈良県葛城市染野387番地  TEL 0745-48-2031
天智天皇の時(670年ごろ)に この地に光を放つ三大石があり 掘ると弥勒三尊の石像が現れた。勅願により 堂字を建立し 「石光寺」 の名を うけ賜り役の小角が開山となり弥勒如来を 本尊としてまつったのが この寺の始まりと言われている。・・・・・・・            

聖武天皇のとき (750年ごろ) に 蓮糸曼荼羅を織った 中将姫が この寺の井戸で蓮糸を洗い 五色に染め 桜の木にかけて乾かした と 言うので この桜を 「糸かけ桜」 と言い 井戸を  「染の井」 またこの寺を 「染寺」 とも言い 二上山頂まで 「しめ」 とも言う・・・・・・・らしい・南門前には 創建当時 (白鳳期)の 無類の形式を持つ 搭心礎が遺っている。・・・・ 
阿弥陀堂 (常行堂) 

阿弥陀如来坐像   (本尊)     中将姫蓮糸刺繍来迎三尊立像    地 蔵 菩 薩 立 像         元 祖 法 然 上 人 坐 像    中 興 聖 阿 上 人 坐 像
弥勒堂(金堂跡) 
(開帳1月元旦〜末日) 
弥勒石仏(白鳳時代 文化財)     弥勒如来坐像   (秘 仏)       浄 土 変 相 観 経 曼 荼 羅
中 将 姫 山 居 尊 像        舟  乗  観  音  像
三 国 伝 来 釈 迦 如 来 像
 

   寒咲きアヤメ
この写真は2月10日に写したもの。・・・冬の寒さの中でひっそりと可憐な花を咲かせておりました。   


       
     

   
石光寺正面入口 左側に駐車場があり乗用車なら6台くらいなら止められる。 また少し上のほうにも、別に駐車場があるみたいだ。・・・・  2月10日現在 ろう梅が満開です   

   
2月10日 まだ梅は早いのだがこの枝だけ開いていた  1月13日 寒椿の開花 

   
1月13日 寒椿の白  2月10日  寒椿 ピンク 

 
           ちょっとひとこと コメント                この石光寺のボタンは、私的にはお勧めのお寺だと思っている。私はあまり花には興味がないのだが、 奥様が好きなもので時々こうやって、お付き合いさせてもらっている。 どちらかと言えば私は釣りが趣味なので、 日曜日には釣りに行きたい。  だが この時期は寒くて釣りにならない。 だから奥様のお付き合いで、 結構あっちこっちのお寺や神社などを散策しておりますが、 この寺の【ボタン】は最高だ。 それほど大きな寺でなく、結構こじんまりとしているのだ。 お寺の境内いっぱいにボタンがびっしりと植えられている。 長谷寺や岡寺のボタンも結構有名だが、あちらこちらに植えられていて、あまり見栄えがしないように思える。 その点この寺のボタン園は境内いっぱいに植えられていて、飽きることがない。 通称は「ボタン寺」とも言われているようだが納得がいく。  


          中 将 姫 伝 説              聖武天皇の御代に右大臣藤原豊成の娘に中将姫という方がおられました 五歳にして母を亡くされ継母に育てられ、 世に言う 継子いじめにあわれ、つ いに世をはかなんで、十七歳の身で出家、 当麻寺にこもられました。そして生身の阿弥陀を拝みたいと毎日毎夜念じておられるうちに、ある時霊感を得 られ、蓮を集めてその茎から糸を撚り、ここの井戸水で洗い清 め傍らの、役行者が仏教興隆を願って植えられた桜の木に掛けて干されたところ乾くに従 って五色に染まりました。 この糸で二人の観音・勢至  両菩薩の化身の助けで一夜のうちに阿弥陀浄土図を織り上げられたのです。 これが世に言う 当麻曼荼羅です。 それでこの井戸を「染の井」 桜の木 を「糸かけ桜」と、伝えられ この寺を【染め寺】とも呼ばれるようになってのです。・・・・
 
 

   
     

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