ヒゲ博士のウンチク！

今日は多数のお母さん方からの要望により　前回のような食べ物の話、第２弾をご紹介しよう！

ではでは、今回の食材は・・・・・・ズバリ　健康食品としても注目を集めている蜂蜜の怖い話じゃ！

皆は　甘ーーぃ蜂蜜は知ってるじゃろ？　一応　蜂蜜ってのは　沢山のミツバチが半径１キロを縄張りとして色んな花から、せっせと集めてきている花の蜜なんじゃが　この蜜にはとても栄養があるんじゃ！なんせ当の蜂達は春から秋にかけて集めた蜜で子どもを育て冬を越すんじゃから　栄養満点なのは解かるじゃろ！？
人間も風邪をひいた時やチョット体力が落ちている時、更には食パンにぬったり紅茶に入れたりと日常的に蜂蜜を摂取している今日この頃なんじゃが　少し厄介なのがボツリヌス菌、というバイ菌がこのハチミツの中に極微量ながら混入している事が厚生労働省の調査でも明らかになってきやがった！
この菌は腸の中で繁殖するんじゃが、子どもや大人の場合は腸の中でバイ菌を殺してしまえる！
しかしじゃ！乳児の諸君には　腸の中で殺菌する機能が完全に出来上がってない！

　ある調査によると９0のはちみつサンプルを調べたところ、9種のサンプルからボツリヌス菌の芽胞が認められたという（約10%）。乳児にこの芽胞を含んだハチミツが与えられると、大人とは腸の中の環境が違うので、腸内で菌が増え乳児ボツリヌス症という病気になってしまう。
やっかいな事に、この芽胞は熱にとても強く数時間沸騰しても生きているので、理論的には加工食品でさえ、はちみつを含んでいるものは乳幼児には危険だという事になる、他にコーンシロップなどにもまれに含まれている事がありぞよ！
乳児ボツリヌス症にかかると2～4週間の潜伏期を経て便秘ぎみで、ミルクの飲みが悪くなり、泣き声も弱々しく、ウトウトします。筋肉はゆるみ、マヒが進行すると呼吸不全となり死亡する事もあります。他に重症感染症、中毒、脱水、脳炎などと良く似た症状がでますが血液や髄液に変化は見れず、疑いをもたないと診断はむずかしいじゃろう。
　
とにかく予防が大切で生後一年ははちみつは絶対与えないで下さい。薬を飲まないからといって絶対ハチミツに混ぜたりしちゃいけないぞ！