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猫のユリ中毒


テッポウユリ・オニユリ・鹿の子ユリ・カサブランカ・スターギャザーなどの園芸品種のユリの摂取後30から120分で食欲不振と抑鬱状態になり、時には嘔吐する。嘔吐は数時間後にはおさまるが、それから2-3日後には腎機能低下による多飲多尿がみられるようになり、摂取量によるが5日程で死亡する。
飼い主の申告がなければ診断困難。血液検査により尿毒症が認められるので対症療法を行う。
毒性のあるユリでは花を含め葉一枚でもどの部分でも不可逆的尿細管壊死が起こるので注意が必要です。花瓶の水も中毒の原因になります。