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Developmental Orthopedic Disease (DOD)


成長に伴う異常(DOD)の中でも股関節形成不全が最も知られている。これは股関節の不安定により本来、主力であるべき関節液と関節臼による陰圧での骨頭保持力が失われ、円靭帯と関節包に過剰な力が加わるようになり股関節の変形が生じるようになる。股関節の不安定性は遺伝的要因が大きいといわれるが、正常犬同士の交配からでも20-40%の発生率が報告されている。治療法としては外科的手術によるものとリハビリによるものがある。リハビリ療法の基本的な考え方は体重を制限して、痛みが強く出ない程度の運動を一日に頻回行い6ヶ月以上継続することであり、これらにより目的とする結果が得られる確率が高くなる。罹患犬の4ヶ月令に避妊手術と同時に恥骨焼烙術を行うという方法も有効かも?と言われている。 イメージ