8、雲の種類と分布

雲にはできる条件や高さにより色々な種類があります。
国際雲分類表の内主な10種類をあげたものです。

                        (一般気象学より)

種類

名称

記号

温帯での高度(m)

温度

上層雲

巻雲

Ci
6000以上

−25以下
 

巻積雲

Cc
6000以上

−25以下
 

巻層雲

Cs
6000以上

−25以下

中層雲

高積雲

Ac
2000〜6000

0〜−25
 

高層雲

As
2000〜6000

0〜−25

下層雲

層積雲

Sc
2000以下

−5以上
 

層雲

St
300ないし600以下

−5以上
 

乱層雲

Ns
300ないし600以下

対流雲

積雲

Cu
600〜6000または以上

 

積乱雲

Cb
12000を超えることもあり

−50


低気圧や前線との位置関係は下の図の様になっています。
しかし、これは代表的な例で実際は複雑な組み合わせで有ったり、時間と共に
変化したりします。
時々、空を見上げて雲の種類を考えていると少しずつ分るようになって来ます。
最近では「スカイウォチング」と言って楽しむ人が増えています。

下の図の中の雲の名前をクリックすると写真が出ます。

巻雲
しばらく秋晴れが続いた頃に空の高い所にあらわれる雲です。
西の空に現れてだんだん空に広がって行く時は1日から2日後に天気は崩れる
可能性があります。

巻積雲
いわし雲と呼ばれる高い空に点々と浮かぶ美しい雲です。
太陽光が当たっても透き通るようで雲に影はできず、青い空に白い雲が浮かん
でいます。
この雲が現れて広がると翌日には天気は崩れて行きます。

巻層雲
空の高い所に薄い膜を拡げた様に広がります。
太陽光が抜けてくると太陽の周りに暈を作ったりします、これはこの雲は細か
い氷で出来ているため屈折して虹のような輪を作るためです。
この雲が空を覆うと翌日には天気が崩れて来ます。
「お日さまやお月様が暈をかぶると雨になる」と言われますが、その時の雲は
この巻層雲です。

高積雲
少し低い空に点々と浮かぶ雲で「ひつじ雲」と呼ばれているのがこの雲です。
太陽の光をあまり通さないので雲の下側に影が出来ます。
この雲が空に増え替わって層状の高層雲が広がってくると雨が降り出すのはも
うすぐに迫っています。

高層雲
この高層雲には高さや形により色々な種類がありますが、層状に全天を覆い太
陽光を余り通さないためにうっとうしく、だんだん雲が低く厚くなってくると
、いつ雨が降り出しても不思議でない状態です。

乱層雲
この雲は雨を降らす雲です。
地上近くまで霧がかかった様になり見通しは悪く暗くて、実際には上空の雲が
どんな状態になっているのかは分かりません。
すでに雨のまっただ中に入っています。

積乱雲
夏の入道雲と同じものですが寒冷前線に伴うものはハッキリとした姿を見る事
はあまりありません。
この雲の下では、時間的には1〜2時間と短いのですが、突風が吹いたり激しい
雨が降ったり、落雷があったりして大荒れになり注意が必要です。
ただし、梅雨前線や秋雨前線の様な停滞前線上では、次々と同じ場所で発生し、
一ケ所に長時間雨を降らす「集中豪雨」となり大きな被害をもたらす事が、度々
あり注意が必要な厄介な雲になります。

層積雲
温暖前線に先立って現れます。
積雲がかたまったり筋状になったりしています。

積雲
移動性高気圧に覆われて安定した天気の時青空の低い所にポッカリと浮かんで
います。
雲の底が平らで上部はムクムクと沸き上がりシュークリームの様な形をしてい
ます。
安定した状態にあらわれるので積乱雲の様に発達して悪天をもたらす事はあり
ません。


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