9、なぜ雨は降る?

空気中の水蒸気(気体)が雲(液体)になり、成長して雨(液体)や雪(固体
)となって降ってくると言いました。
それはどう言う過程を経て降ってくるのでしょうか?
次の図を見て下さい。

これが雨や雪が降る過程です。
水蒸気を含んだ空気が何らかの理由で持ち上げられると飽和点に達し雲を発生
させます。
この高さを凝結高度と呼び雲の一番底の高さになります、これを雲底高度とも
呼んでいます。
熱帯の低気圧では気温が高いため雲は全て水滴の場合がありますが、日本のよ
うな中緯度の低気圧では上空は氷点下のため氷で落下を始めます。
落下をしながら衝突して成長行き、気温が0℃を超えると溶けて水滴となりま
す。
冬の様に地上まで氷点下の時は氷のまま落ちて来て雪やあられとなります。
溶け切れずに落ちて来た場合はみぞれとなります。
地上で雪となる温度は0℃ではなく3℃ぐらいと言われています。
これは氷が解ける時に周囲の熱を奪いながら落ちてくるためです。
湿度が低い場合はもう少し高くても雪になりごく希ですが、6℃でも雪が降っ
たという記録もあります。
ここで明らかになった事は雲が出来て雨や雪になるためには空気塊を満ちあげ
る力が必要となると言うことです。
その原動力になっているのが低気圧の中の上昇気流です。
低気圧については風の所でも少しお話しましたので、復習しておきましょう。


これは高気圧、低気圧の断面を示したものです。
高気圧の中心付近では下降流がありこのために地上では気圧が高くなっていま
す。
下降流の中では相対湿度が低くなり雲が出来にくく晴れていて天気は安定して
います。
これとは逆に、低気圧の中心付近では上昇流があり地上では気圧が低くなって
います。
上昇流では雲が発生しやすく雨が降ったりして天気は良くありません。
天気予報で「高気圧に覆われて良い天気が続く」とか「低気圧が接近して天気
は崩れるでしょう」などと言っているのはこのためです。


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