Sugar Valentine at Our Sweet Home





甘い香りがすると思えば...チョコレート？なに、わざわざ溶かして作り直してるの？

ん、そう。あ、匂うか？ムウ、チョコ嫌いじゃないよね？

大丈夫、良い香りですし、けっこう好きですよ

良かった。瞬が、2月14日はチョコをあげる日だって教えてくれて

アンドロメダが？

うん...なんか、日本では手作りのチョコをあげる慣わしがあるんだって

へえ。日本にはいろんなイベントがあるんですね。皆にあげていたら大変でしょうに

いや...その...いっぱい種類はあるらしいけど...その...えっと...

？

「紫龍はもう一番好きなひとにしかあげちゃいけないんだよ」って、瞬が、それで...！

それで、わたしのために作ってくれているの？

/////

じゃあ、わたしがあなたの一番好きなひとなんですね

いまさら！...いらないなら、いいぞ。自分で食べるし

駄目です、それはわたしのです。早く作ってください

そんなにすぐ出来ないってば、あ、いまのあいだに固まってる。ん〜、湯煎の加減が難しくって、また温め直さないと

ふふ、人肌なら溶けるんじゃない

うっわ、ムウ...！

........ん、断然、美味しい。わたしはぜひ、こうしていただきたいな

ちょっ、汚れるし、せっかく俺が作っ...ぅ...んっ...ぁ...

それにこうしたら、あなたも食べられるでしょう、はい

/////

早く味見して？

//////////

美味しい？

........うん...甘くて...っ、おいしい......















あ、チョコが足りない。来年は、もっと作ってくださいね

............はい

毎日がバレンタインならいいなぁ