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改めて注目される「ツバメの巣」

燕か とは、アナツバメの雄が発情期に発達した唾液腺から分泌 される唾液を固めて約1ヶ月かけて作った巣のことです。 巣は海に面した断崖絶壁の岩場に作られるため、その巣の採取は 命がけの仕事です。 燕か の成分は、いろいろな糖鎖が付いたタンパク質です。 糖鎖は、人間の約60兆個ある細胞の表面にある産毛のようなもの で、ウイルスや細菌などから細胞を守る作用や、細胞どうしの認識 や相互作用に関わるアンテナの働きをしています。 近年、人間には糖鎖が大変重要であることがわかってきて、国も 27億円を投じて官民一体となって糖鎖の研究が始まっています。


糖鎖の役割
一般的には、1つの細胞の表面に500個〜10万個の糖鎖が付いているといわれています。 これらの糖鎖は、細胞同士のコミュニケーション、細菌やウイルス などの異物の認識、ホルモンや酵素が生体に作用する際の正確な 認識に深く関与し、生命活動に欠かせない大切なものです。
「糖鎖の3つの大切な働き」
1)外部からのストレスから体を制御する働き。
・自己免疫機能の正常化
2)自己と異物を見分ける働き
・細菌やウイルスの認識
・異常な細胞(癌細胞など)の認識
・ホルモンや酵素の認識
・アレルギーや過敏症に関係
3)傷口や細胞を修復する自己再生・修復機能を促進する働き。
・正常な細胞の維持

糖鎖を構成している糖質栄養素
  人の細胞表面に付いている糖鎖を構成しているのは、 グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシロース、 N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルノイラミン酸の8種類の糖質です。
この中で、グルコースとガラクトースは通常の食事で摂取可能です が、残りの6種類は食事だけでは困難といわれていますので、糖鎖 栄養素を補給してやることが必要と考えられます。

燕か に含まれる成分
  燕かの成分は
タンパク質   48.6%
糖質      23.4%
その他、水分22.9%、灰分5.0%、脂質と繊維質が各々0.1%
となっています。
燕かに含まれる主成分はいろいろな糖鎖が付いたタンパク質です。 このタンパク質を構成するアミノ酸は、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、 シスチン、フェニルアラニン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、ヒスチジン アスパラギンサン、グルタミンサン、グリシン、プロリン、セリン等で、非常にバランス 良く含まれています。
一方、燕かには通常の食事からは十分に摂ることが出来ないマンノース フコース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトミンサン、N-アセチルノイラミンサン等を バランス良く含んでいます。

漢方薬としての燕かの効果
漢方で燕かには「補中益気」の効果があるとされ、主に疲労回復、 肺結核、咳、胸のつかえや吐き気を治すのに使用されています。
日本では、高級中華食材として知られ、栄養補給、血液循環改善、 気力の充実、ストレスによる性的不能の改善、病後回復期の滋養食 として利用されています。
また、燕かには皮膚の若返りと美容の効果があるといわれ、中国では宮廷や上流階級の女性たちなど、ごく限られた人たちが美容と 若さを保つために好んで食していたと伝えられています。

「金燕精」は、燕か抽出物を99%、賦形剤1%を含有する顆粒状 の栄養補助食品です。
 
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