ここでは、初めて水草水槽に挑戦しようと言う方を始め、何度やってもうまく行かない方やどうしようか迷っている方々の為に、あくまで私的な範囲ですが目安となるようなものを作成していますので、何かの参考になれば幸いと思います。
色々な底砂素材については「アクアな基礎知識」の中でも解説していますのでそちらを参考にして下さい。
まず、水草水槽において底床内に肥料分は必ず必要です。
全く肥料分を仕込まずに水草を植栽してもそれなりに育ってくれる水草も確かに存在しますが、多くは本来の草体とはかけ離れた貧弱なものになってしまったり、本来の色を発しない水草となってしまいます。
最悪な場合は溶けて無くなってしまったり萎縮してしまうものもあります。
水槽をセットしてすぐに某らの生体の飼育も始め、半年以上経過すれば与えた餌の残りや生体からの排出物などが底床内に蓄積されてゆき、それがバクテリアなどに分解されて水草に必要な肥料分となっていくことはありますが、まっさらな水槽で底床内に全く肥料分のない状態では葉面から栄養分をさかんに吸収するタイプの水草でなければその草体すら維持することはまま成りません。
必要とする肥料分はそれぞれのレイアウトスタイル、植栽する水草やその量によって違ってきますし、使用する肥料にも種類があります。
肥料分を含まないソイル系の底砂を使用した場合などは、もともとその土壌に含まれていた物質が肥料分となり問題なく生育する場合はありますがそれは一時的なことであり、ここでは例外とします。
よって基本的には幾分底床内には肥料分を仕込むことを前提としてこのページを作成していますのでご了承下さい。
上手な肥料分の仕込み方や底床ベースのお話は別の項にて取り上げます。
まずは水槽の大きさからの注意点をまとめておきます。
長期維持を希望するならクリスタリーノなどのセラミック底砂、大磯砂等の天然素材の砂利系(小粒なもの)、ソイル系底砂との複合底床仕様 が望ましく、短期維持ならアクアソイルなどの肥料分を含まないソイル系の底砂やプラントサンドのような肥料分を含んだソイル系底砂も使用できる。 ソイル系を用いた方が水草の育ちや根張りが良くなり、水景としての自然らしさを醸し出せる。
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ソイル系 | 大磯系 | 砂系 | セラミック系 | 難易度 | 備考 |
とにかく始めたい |
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底床内肥料を少なく |
いち早く安定させたい |
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底床内肥料を少なく |
安定に時間がかかっても長期維持したい |
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有茎草を多用しない |
色々と知識が必要な底床は無理だ |
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底床内肥料を少なく |
あまりメンテナンスが出来ない |
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有茎草を多用しない |
少しは経験がありメンテナンスもしっかり出来る |
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底床内肥料を十分に |
色々な水草に挑戦したい |
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底床内肥料を少なく |
南米水草水槽でアピストを・・・ |
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繁殖まではかなり難しい |
水草水槽でディスカスを・・・ |
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生体の状態を重視する |
色々とレイアウトを変えたい |
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水換えはまめに行う |
水草水槽でコリドラスを・・・・ |
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水草は少なく |
コケが出にくいようにしたい |
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底床内肥料を少なく |
難種や赤系の水草に挑戦したい |
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底床内肥料を十分に |
ソイル系 | ADAアクアソイルシリーズ・アクアプラントサンド・熱帯魚安心サンド・無印ソイル |
大磯系 | 南国砂・フィリッピン砂・ADAアクアグラベル
(パールサンド・バイオサンド・ピュアサンドも含まれるが角張っているのでお勧めではない) |
砂系 | ADAブライトサンド・ADAリオネグロサンド・ジャレコ山砂・ジャレコ川砂・サンディーゴールド・
サンディークリア・新田砂・田砂 |
セラミック系 | ADAアクアセラミック、クリスタリーノ、同パンタナル、同ザイール・焼き赤玉土 |