たまに時間が出来たりすると、初めてお伺いするようなページをネットサーフィンしているのですが、どこへ行っても同じ様な内容で特色が無いように思う事もありました。
時には「これ、どっかで見たことあるよ・・・」なんて言うものも拝見させて頂いたこともあります。(パクリ物だといってるわけではありません・・・)
ふと、自分のホームページのことを思い出すと、「他人のことを言えたもんじゃないなぁ・・・」と思い、「私のページが無くてもきっとだれも困らないだろうし、よそのページに行けば同じ様な内容のカテゴリーもあることだからやめちゃおうかな・・・」と思いました。
(結構、更新しながら維持していくって言うのが大変なことだと実感している今日この頃です。)
「偉そうに、なに言ってやがんだぁ!」と思ったでしょ、私もそう思いました。
でも、行き着くところ自分のページよりも優れた所が1つでもあれば、それで事足りるんじゃないか!と言うことなんです。
私のホームページなんて、誰でもが知ってることの羅列と、独断と偏見による作文しかないわけで、こんなものが人様のお役に立てるわけが無いと思ったのです。(人様のお役に立とうと思って作ったわけではなく、単に好奇心だけで作成したのが始まりでしたが・・・)
そこで、人様のお役に立てるホームページとはどのようなものかを考えてみました。
うぅ〜ん、こりゃ難しいぞ!「お役に立てる」と一言で言っても色々ある。
お役に立てなくても、楽しませることは出来るか?いや、無理だぁ・・・自分が楽しみたい・・・。
と言うことはやはり男性である以上あっちの方が・・・・(んぅ〜、あっちってどっちなんだよ・・・・、えぇっ、そっちか??)
よく、アクセスカウンターの数字がそのホームページの人気を表すように言われていますが、うぅ〜ん、どうでしょうか?
それだけで判断できるものでもないように思えます。
私が思うに、本来のホームページの役割とは「情報の発信、提供」であると思います。
しかもその情報は正確なものでなくては成らない。ここが難しいところだと思うんです。
確かにコミュニケーションを楽しむためのホームページや自分の作品を掲載するようなホームページがあっても、それはそれで意味があり大切なことだと思います。
また、通信販売を目的とした商業的なホームページも、これからは大いに必要となってくると思います。
しかしながら、「正確な情報を発信し続けるアクアリウムのホームページ」となると、どのくらいあるでしょうか。
水草水槽を例に取ってみても、その作り方や維持の仕方などはいろいろな方法があり、実践されている方々によってそれぞれの方法論があると思われます。どれも素晴らしいものであり、美しい水景を作るためのいろいろな工夫があるように思われます。
このような方法論には「正解」という物はなく、どれもがそれぞれに成果を収めておられるものですから、すべて正確な情報となるでしょう。
一方、アクア用品や濾過理論を例に取りますと、どうやらこちらにはいろいろな正解という物は存在しないように思えました。
ある程度の幅はあるにせよ、似通った答えになるようです。
アクア用品に関しては、元々正確な情報など、どんな雑誌にでも載っているわけではなく、入手のしようがありません。
アクアメーカーがひたすらその製品の細かいデーターや製造方法を隠そうとする限り不可能であります。
よく言われることに「特許だから」とか「意匠登録されているので・・・」なんて言うばかげた返事が返ってくる場合もあるようで、挙げ句の果てには「国際特許だから・・」なんて言う言い逃れも出てくるらしいです。
元来特許とは国単位で存在するものであり、世界共通の特許制度なんて言うものは聞いたことがありません。
存在するすべての国に特許制度があるのかさえ分からない状態で、それを理由に情報を公開しないのは、ただ単に自己の利益を独占したいが為の言い逃れに思われても仕方がないように思えます。(おそらく先進数カ国で特許を取得したことを持って、その様に言うのでしょうが・・)
特許制度とはその様なことを助長させるための制度ではなく、優れた先端技術を公開することによって、それ以上の技術を開発する機会を万人に平等に与え、さらにその上を行く優れた技術を開発しようとするための制度であります。
したがって、発明技術を広く一般に公開する見返りとして、一定期間、その発明に対してその技術を独占し販売する権利が与えられるものだそうです。
特許が認められた技術のノウハウを内外に公開することによって、場合によっては類似品のどこに権利を侵害することがあるのか、などと言うことが明らかになる事もあるでしょうし、「新しく開発した」、と思っていたことが実はすでに特許登録されていた、と言うことも分かることとなります。
それをはき違えて、詳しい情報を公開しないと言うことは特許制度を悪用したもので、悪いいい方をすれば、公開しないのは独占販売状態を出来る限り維持し暴利をむさぼっているに違いない、と思われても致し方ないことのように思えます。
また、この業界には競合相手が少なすぎると言うこともあげられます。アクアリウムの世界が小さいと言うことかもしれません。
意図せずとも何かの製品が1社からしか販売されていないとすれば、それは実際、独占販売になってしまい、いかような価格設定をしようが、それしかないわけで、それを買わざるを得ない、と言うこともあるようです。
また、そう言った現状が、まことしやかに言われるうわさや間違った解釈や認識による評価を生み出している原因であるかもしれません。
そう言った現状を考えますと、「いかにして正しい情報を入手し、ホームページにおいて公開するのか!」と言うことは非常に困難なことになってしまいます。(そんな事しない方がずーーとらくで楽しいでしょうが・・・)
「私達が出来うることはどのようなことか?」決してやらなければならない仕事ではありませんが、趣味の上で楽しくアクアリウムをするにはいささか現状では環境が整備されていないように思います。
そうなると、同一の製品を使用した複数の方の意見を集計し、その製品の評価としはどうでしょうか。
評価する必要があるか無いかは別問題として、こまごまとした情報をお持ちの方がある程度集まればより正しい情報となると思えます。
また、ある部分の知識に長けた方がいらっしゃれば、「専門分野から見てここがおかしい」とか「間違っている」、「不可能だ」、などという判断が出来るのではないでしようか。
そのためには現在、個々にホームページをお持ちの方やそう言う専門的な知識をお持ちの方が集まって、一種のネットワークが出来上がれば素晴らしいことだなぁ、と思いました。
また、点在しているホームページも、個々の有意義なページと連結してホームページ同士のリンクではなく、1つのことに対して、ページ内容同士がリンクするような一大ホームページを形成するようなことが、情報を得ようとしている方々にとっては、非常に有意義な事ではないだろうかと思いました。
その様にいろいろな人々が集結することによって大きな力となり、あわよくばアクアメーカーを動かし、詐欺まがいの商品やボッタクリ商品を排除できる方法になるかもしれません。
また、アクアリウムにおける基本的な理論が確立することによって、もっと容易に誰でもが楽して楽しめるホビーとしての普及が可能になるのではないかと思いました。
「水草水槽の作り方」でのリンクによる相互乗り入れや「濾過について」「水質について」など、または、「ある特定商品について」などという形で相互乗り入れをするようなネットワークが出来れば、これこそ「有意義な正しい情報の公開」に近づける事ではないかと思いました。
一人では出来ないことがいく人もの同じ趣味を持つ者によって簡単に成されるかもしれません。
こんな空想はいかがでしょうか?