過去のもの

近藤嘉宏 ピアノ名曲ベスト・セレクション
   2006.6.11 札幌コンサートホールKitara 大ホール

(第1部)
 ドビュッシー: 「月の光」 「夢」
 ラヴェル: 「水の戯れ」
 ラフマニノフ: 「クレムリンの鐘」 「ヴォカリーズ」
 アルベニス: 組曲『スペイン』より前奏曲
 グラナドス: スペイン舞曲集より「アンダルーサ」
 バラキレフ: 東洋風幻想曲「イスラメイ」

(第2部)
 ショパン: ノクターン「遺作」 ノクターン第10番 幻想即興曲 スケルツォ第3番
 リスト: 「ラ・カンパネラ」 「愛の夢」 超絶技巧練習曲第4番「マゼッパ」

(アンコール)
 ショパン:「ノクターン第8番」 モーツァルト:「ソナタ第10番2楽章」 ショパン:「英雄ポロネーズ」


 今年の私は遅咲きだ。
 どうしたどうした、6月になるまで一度も遠征しないなんてついにアタマがおかしくなったか?
 え?2時間のコンサートのために札幌まで行く方がアタマおかしいって!?
 そんなことはない!と反論したいところでありますが、、、今回の私は『そうかもな・・・』とやけに冷静に考え込んでおりました。
 それなのにどうして行こうと思ったか?
 今回は北海道や関東や関西から20人くらいのファンが一同に会するというスペシャル企画付(コンサート前日に大宴会あり)だったのです。私には会いたい人がたくさんいます。彼女たちに会いたい!!!近藤さんと話するより、近藤さんのことを彼女たちと語り合うのが楽しい!のですよね。あ、もちろん近藤さんと話すのも楽しいですけどネ♪
 しかしそれでも・・・行くと決めてからも『こんなこと、いつまでも続けてちゃいけない、楽しいことばかり求めていては堕落してしまう』などと自己嫌悪に陥ったりしてました。北海道はやっぱり遠い。1泊でも5万くらいはかかっちゃうもんねぇ。贅沢すぎだなぁ。

 前日の宴会はとーっても楽しかったです。
 「でもこんなことはいつまでも続けてちゃいけないのかなぁ」という気持ちは完全には消えず。こんな贅沢はこれで最後にしよう・・・仕事もいつまで続けられるかわかんないし、お金も貯めなきゃいけないし。。。

 もやもやと中途半端な気持ちで開演を迎えた私でした。

 トークなしでいきなり演奏が始まりました。
 最初はドビュッシーの「月の光」。甘いけどどこか寂しげな旋律が印象的な曲です。
 この曲、こんなに綺麗だったっけなぁ・・・
 もちろん、近藤さんが弾くこの曲はどこで聴いても綺麗なんですが、このホールで聴くと一段と輝きを増してるように思えました。うっとり。
 
 2曲目は同じくドビュッシーの「夢」。
 この曲。今回の「1番」でした。
 開演前に抱いていた中途半端な気持ちがどこぞやに吹っ飛んで・・・

 間違っていなかった。今日ここにやって来たこと、間違ってなかった!
 本当に来てよかった。あれこれ考え込み、迷う必要は全くなかったのだと心底思いました。
 演奏は、まさに「夢」そのものでした。最初はゆるやかに始まり、優しく響く中低音、それに徐々に重なり合っていく、なんともいえない高貴な感漂う高音。
 眠りから覚めたようで覚めないような、永遠に続くかのような夢のつづき。
 久しぶりに、泣けるほどに感動しました。本当に素敵でした。素敵というか『完璧』と言った方が近いかも。もぅなんと表現してよいのかわかりません・・・・・・。
 近藤さんがこの曲を演奏するのを聴くのは初めてでした。
 すでに5年の間ファンをやってる私。近藤さんの演奏の魅力はだいたい知り尽くしたかも、などと思っていましたが、まだまだ! 彼がこんな隠し玉を持っていたなんて。
 この曲を聴き、本当に「やられた!」としか言いようがなかったです。
 この時点で感じました、今日の近藤さんはなんだか違う。今日はすごい演奏会になりそうだ!と。

 ラヴェルもいいですよねー。近藤さんの弾く、印象派の音楽は本当に夢見心地になりますよね。あの美しい音色が細胞のひとつひとつにまでしみこんで身も心もひたひたに満たされるような気になります。

 ラフマニノフ「クレムリンの鐘」。
 前の3曲とはがらりと雰囲気が変わり、聴衆たちは夢見心地から覚め、別の世界へといざなわれ。
 クレムリン宮殿の鐘の音。その重厚な音に導かれて来た先にはもうひとつ、新たな扉が。それをおそるおそる開けると・・・

 スペイン。
 アルベニスとグラナドス。違う作曲家の2つの曲でしたが、不思議なほどにぴったり合っていて、ひとつの曲のように聴こえました。
 哀愁を帯びながらもそこかしこに情熱のかけらがちりばめられた曲たちでした。
 うっとりと始まったコンサートでしたが、徐々に昂揚感を増してゆきます。

 そして「イスラメイ」で最高潮に。
 ありったけの情熱をこめて弾かれるこの曲。
 聴いてる側はただただ息をつめて・・・この情熱の行き着く先には何があるのか?
 さまざまな音、光も影も入り乱れながら押し寄せてきて。
 まるで熱風の中にさらされているようだった。
 熱狂的なフィナーレを飾り、第1部は終了。

 イスラメイ、今まで「?」という印象しかなかったけど、ここへきてやっと少し理解できるようになってきたような気がした。
 言葉で言いあらわすまでには至らないけれど、近藤さんの伝えんとするところが体感できたような。
 それほどまでに熱く、底知れぬ何かが伝わってきた演奏でした。

 第1部での興奮冷めやらぬ状態で始まった第2部。
 優しくなだめるような、ノクターン。
 高熱が下がった時のような、あのすっきりとした開放感の中になおも少しだけ残るけだるい感じ・・・。
 今日のプログラムは計算されつくした感があります。完璧。そして近藤さんもすごく調子がいい。演奏も完璧。
 幻想即興曲もスケルツォも、熱くなりすぎず、でも淡々としてもいず。

 近藤さんの弾くリストはやっぱり「マゼッパ」が最高・最強だわ。
 ハンガリーの6番もかなりいいけど、やっぱりマゼッパ!!!
 ここへきてほんの少しお疲れの様子が見え隠れしてたような気がしましたけど、情熱で弾ききる!気迫溢れるマゼッパでした。
 あの曲特有のゴージャスさ、心の中がいろんな色・それもすっごく鮮やかな色で彩られた気分になります。 しあわせ♪

 アンコール。
 近藤さん、いつものようなリラックス感があまりないような感じ?
 なんだかアンコールというより『第3部』みたいでした。
 英ポロ、骨に響きましたねー、いやぁすごい、最後まで熱いわぁ。

 私は今回2階席だったので、あんまり表情までは見えなかったけど、アンコール全て終わったあとの近藤さんの立ち姿がちょっとお疲れ気味のように見えました・・・でもグッタリとした感じではなく、心地よい疲労感をかみしめてらっしゃるような。
 あー、よかったなぁ。。。きっと満足のゆく演奏できた!って思ってるんだろうなと勝手に推測して喜ぶ私でした。彼の喜びは私の喜び←(危)。
 近藤嘉宏、札幌にて完全燃焼!!!
 ますます目が離せんわ。
 
 終演後はサイン会。
 今回は諸事情により、ほとんど会話できず。
 完全に作戦失敗しました。
 今日はきっとかなりお疲れだろうから、早いうちに並ぼうと思ってダッシュしたんですよね。近藤さんが疲れきってしまわないうちに並ばなきゃってね。
 やっぱアタシの相手するのって、疲れると思うんだよね・・・ゴメンね、近藤さん・・・しくしくしく。
 って一応思ったりなんかするんですけど、『思うだけ』なんだよね(爆)。
 開演13時半、終演は15時半頃。サイン会開始は15時40分くらいだったかな。でもさ、ホールの都合で「16時に閉める」だって!20分でサイン会!?できるわけねーじゃんよ。1000人以上の客が入ってるのに。
 当然サイン会は途中で終了、場所を楽屋口に移して再開された。楽屋口に移ってからはゆっくりと行われておりました。
 私は最初の方に並んだため、楽屋口でのサイン会には出られず。しくしくしく。
 いいもーん。言いたいことはしっかり言ってきたもんね。
 「ドビュッシーの『夢』がすごくよかったです!」って言いました♪
 近藤さん、「そうですか?よかった・・・」と、なにやら安心したような口ぶり?のよーな気がしましたです。
 そしてもうひと言話しかけようとしましたが、時間がないからダメとスタッフに止められてしまいました。友達から伝言を頼まれてたのですが・・・先にこっちを言うべきだったな、そういう意味でも作戦失敗。
 これからのサイン会はようく考えていっそう綿密に計画せねば。もうCDもほとんど買っちゃったしな、これからは毎回サイン会に出られないので・・・そろそろ新譜出してくれないと困るわ。あ、新譜にはドビュッシーの『夢』を必ず入れてよね。
 と願わずにはいられないくらい、『夢』はよかったです!
 今度はこの曲、神戸で聴けます!楽しみだっ!!
 他にもベートーヴェンの「悲愴」、ショパンの「バラード1番」、久々にリストの「ハンガリー6番」も聴けますよっ!!!
 皆さま、7月22日は神戸新聞松方ホールに行きましょう!
 え?まだ迷ってるって!?
 そういうあなた様、アタイのこのレポ、もう一度最初から読んでネ。

 >間違っていなかった。今日ここにやって来たこと、間違ってなかった!
 本当に来てよかった。あれこれ考え込み、迷う必要は全くなかったのだと心底思いました。
 
 それでは今回はこのへんで。ごきげんよう。   

近藤嘉宏 ピアノ名曲ベスト 2006
   2006.5.7 西宮市民会館 アミティホール(兵庫)

(第1部)
 モーツァルト:ピアノソナタ第8番 イ短調 K..310
 ショパン:舟歌 嬰へ短調 作品60 * ノクターン第20番 嬰ハ短調『遺作』 * スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39

(第2部)
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ(近藤嘉宏編曲)
 バラキエフ:東洋風幻想曲 『イスラメイ』
 リスト:愛の夢第3番  *  ラ・カンパネラ 嬰ト短調 * 超絶技巧練習曲第4番『マゼッパ』 ニ短調
 
(アンコール)
 ショパン:ノクターン第2番  英雄ポロネーズ

 3ヶ月ぶりの演奏会でした。この日が来るの、長かった・・・本当に長かったわ。

 昨年の秋に買った、この日のチケット。 しかし速攻で紛失。
 失意のもと、主催者に電話。
あ:「なくしてしまったんですけどぉ・・・どうなりますかね?」
主:「座席番号を覚えてらっしゃいますか?」
 覚えていますとも! だって最前列の鍵盤側を買ったんですから!
あ:「最前列のO番とX番です」
主:「少々お待ちください・・・えーっと、確かにこの席、売れてますね。でももしこのチケットを拾った人がいたら、残念ですがお座りいただけません。とりあえず、演奏会の2,3日前になったらもう一度お電話いただけますか?私、担当のNと申します」
 とっても感じのいい対応で。Nさんのお名前、メモらなくても半年以上ずっと忘れませんでしたから。

 そしてきっちり3日前、主催者に電話してみた。
 だあれも出ないじゃん!! GW中だからか!?
 どーする、どーする!? このまま当日になっちまうのか? と、慌てるも、冷静に考えてみれば演奏会の前日は土曜日だ。
 そして土曜日に再пBするとNさんが出てきた。
 そして結局は『とりあえず行く、開演ぎりぎりまで待ってその席に誰も来なければ座る』ということになりました。
 N氏:「明日はお天気が悪くなるみたいですが、ぜひお越しくださいね」
 おぉ、なんて完璧なビジネスマナー。私も見習わなくちゃ!

 幸い、座席には誰も来ず、買った席に座ることが出来ました。めでたし。
 しかし残念だったのはお天気。近藤さんは晴れ男だから、なんとか降らずにもつんじゃないかと期待していましたが・・・。朝から結構強い雨が降ってました。
 でもホールは満員なのだ!! 補助席も出てたしぃ♪ 
 この演奏会はダンナと行きました。
 ダンナ、満員の観客を振り返りながら、
 「今日もXXXXXXXXXX!」(都合により伏せさせていただきます)
 と、近藤さんに最大の賛辞を送っていた。雨が降っても・GW中でも、近藤さんの人気は不変不動なのサ♪

 颯爽と登場する近藤さん、本日のいでたちは燕尾&赤チーフでございました。
 やっぱり近藤さんには赤は似合わないよなぁと思いながらも、久しぶりの再会にニヤニヤしてしまうアタイでございました。あ〜〜〜、クラシックって窮屈だワ!直ちゃんのコンサートなら登場と同時に「キャーッ!」って言えるのになぁ。

 そして床からマイクがうぃぃぃぃぃんと出てきた。
 いつものようににこやかに挨拶&曲目解説する近藤さん。満員のホール、2階席まで見上げつつ嬉しそう。

 1曲目はモーツァルト。
 モーツァルトといえども短調の曲なので、ほんのりとした憂いが感じられる曲。
 いやぁ〜、3ヶ月ぶりかぁ、この間いろんなことがあったなぁ。「5月7日は日曜日だから確実に休日」だなんて思ってチケット買ったけど・・・まさかの部署異動で日曜日は思いきり繁忙日、今日はちと無理を言って休みをもらいました。
 人生、一寸先のことはわからんものよのぅ。
 と、いうわけで近藤さんの演奏は私の中では完全にBGM化してしまいました(汗)。でもこういう時間ってホントに贅沢ですよね。大好きな人の演奏を聴きつつ、自分の人生を振り返る・・・これからもいろんなことが起こるんだろうけど、こういう時間が持てればなんとかやっていけるよね。近藤さんに感謝☆

 次はショパン3曲。
 さらに私事ですが、3月からピアノを習い始めました。今までショパンってあんまり興味なかったけど、習い始めるとなぜだかショパンが気になってきた。フシギなものです。ショパンは聴くより弾く方が断然面白いに違いない。私も早く弾けるようになりたーい。ショパンの曲で一番弾いてみたいのはノクターン13番、次に2番、次がバラード1番、そして舟歌。
 結構好きなんです、舟歌。和音の響きがすごいステキだなーと思いません?幾重にも重なった、キラキラした音がふわふわとあちらこちらへ移動していく様子にうっとり〜。このキラキラさが近藤さんの持ち味よねーっ!
 でもこの曲、めちゃめちゃ難しいんですってね。そう言われてみるとそんな感じがする。
 やっぱりプロの人はすごいなぁとあらためて思ったのでした。難しい曲なんだろうけど、近藤さんが弾くとちっとも難しそうに聴こえない。「私だってちょっと頑張れば弾けるようになれるかも」なーんて思ってしまうんだよねー←大バカ者。
 近藤さんが弾いてても難しそうに聴こえるのは「ラ・カンパネラ」くらいか?

 ノクターン遺作とスケルツォ3番。
 うーん、私、遺作はやっぱりどーも好きになれんわぁ・・・ちょっと前に近藤さんがラジオ番組でこの曲を「自分でリクエストしたいくらい好き」だと言っていたのにびっくりしたんです。
 えーっ、そんなに好きなんか!! どういうところが好きなんだろ・・・。でもこの曲、時々すごく良く聴こえる時があります。去年のサントリーホールで聴いたこの曲は心底シビれたもんなぁ。
 でも正直言うと、基本的に近藤さんにはこの曲は似合わないかなと思ったりします。勝手な思い込み、というか完全に私の好みの問題です、すみません。だってこの曲ってすっごいシンプルな音色の曲だから・・・ただでさえシンプルな演奏をする近藤さんが弾くとどうも物足りない・・・ような気がするの。あー、この曲弾くんだったらもっと他のん弾いてほしいなァ・・・なーんて・・・思ったりしないことも・・・ない・・・すみません。 
 スケルツォ3番はよかったです。なんとも言えない微妙な華やかさが。
 そう。近藤さんって繊細、というか・・・『微妙』なひとだよなァ(笑)。
 * 音と顔→ とっても透きとおってて形が整っている
 * 人柄と演奏→ 緻密かつ淡々とまとまっていて、その堅固な感じはややもすれば冷ややかにさえ思えるけれど、よーく観察すると微妙な遊び心というか、『ちょっとここらで色を出してみるとするか、でもちょっとだけヨ♪』みたいな思惑を感じる時がある。
 そういうところが憎いのですなァ。かの偉大なピアニスト、フランツ・リストが、演奏終了後にわざと自分のハンカチをピアノの上に置いていき、女性たちがそれを取り合いしているのを物陰で面白がって見ていた、みたいな?
 ときにはクールにときには優しく、閉ざしているようで開いているようで、同じ曲でも毎回微妙に違う感じで攻めてくることもあるし、全く油断ならないお人であります。そういうところも面白いんですよね、と私は思う。

 第2部。
 ヴォカリーズはもちろん、近藤さんの編曲のやつ。
 何年か前に初めて聴いた時から、この曲の印象は変わっていません。春の青葉に優しく降りかかる雨みたいな音の連なり。
 今日は雨が降っている。ホールの中にも優しい雨が降っていました。
 
 さて、お楽しみの「イスラメイ」。東洋風幻想曲、というタイトルがついていますが近藤さん曰く、「東洋風というわけでもない、幻想風でもない」と。でも「当時こういう曲想が『東洋風』だと思われていたのだなと考えると興味深い」と。
 現在では「東洋風」といえば神秘的でどこか妖しげで、というのが一般的印象だと思いますが、この「イスラメイ」という曲はそういう感じは全然しませんでした。ではどういう感じだったかというと、ちょっと破天荒な感じ? かなりスケールの大きな曲で、熱く弾きまくるという印象が強かったです。当時、「東洋人は熱い」と世間では思われていたのでしょうかね?
 去年、この曲を初めて聴いて、「???なんかよぅわからん、もう1回聴いてみたい」と思っていたので、今回は心して聴きましたが・・・うーむ、、、やっぱりよぅわからんかったです。最後、ガツンと強烈な終わり方をするのが印象的でした。←それだけかよ?とツッコミ入れないでネm(__)m  

 最後はリストを3曲。
 やっぱりリストはかっこえー。 毎度思うのですが「似合うよなぁ・・・」
 複雑な音の模様がカッチリと収まるべきところに収まっている、ジグソーパズルの最後のピースがきちっと合った時のような、近藤さんのリストは聴いてて爽快、気持ちがいい。そしてとっても男らしい♪
 これはもぅ黙ってついてゆくしかありませんぜ、ねえ、みなさん???
 
 満員の聴衆から割れんばかりの拍手を受けつつ、一旦袖に下がる近藤さん。

 そして毎度おなじみ、『近藤嘉宏・募金タイム』のお時間がやってまいりました。
 この演奏会、チャリティーコンサートなんです。主催の朝日新聞厚生文化事業団の社会福祉活動に役立てるための募金を募ってらっしゃいます。
 大きな箱を持って主催者登場。近藤さんは自分の入れるお金をちらりとこちら側へ向け、それが硬貨ではなくお札であることを強調。
 募金する近藤さんを見られるのは貴重です。皆様もぜひ見においでになって。

 そしてアンコール。
 椅子に座った近藤さん、「ノクターンを」と。
 ほんのわずかに客席がざわめき・・・ノクターンだけじゃわかんないヨー。何番なのさ。それが肝心なのよ、アタシたちにとっては、ねえ?
 近藤さん、我々の思いを察し、もう一度客席を向きピースサイン、じゃなくて「2番を」とキュートな笑顔で。
 フフフ、2番、ノクターン第2番。好きだなぁ、これ。
 うちにCD3枚あるけど(もっと聞き比べてみたい!けどカネもヒマもなし)近藤さんのノクターン2番が一番ステキ。
 今回もよかったわ〜。上品な甘さで。ホールの空気もピアノの弦も喜んでふるえてるって感じでしたもの。
 英ポロ・・・最後にこれ弾くのって大変だろうなぁ。やっぱりピアニストってすごいよねえと感心しました。←ブルグミュラーの23番「再会」、いつも途中で力尽きる私・・・右手の連打が苦しいの(T_T) 

 というわけで、久しぶりの演奏会、しかもとってもゴージャスなプログラム、満喫いたしました。最前列で!

 サイン会にダンナを連れて行こうと思ったけれどあっさり拒絶されたのでひとりで行くことにした。
 今回はソナチネのCDを買ったけれど、サインは別のものに書いてもらうことにいたしました。
 別のものとは・・・じゃじゃーん、ガ・ク・フ、楽譜でーす。
 私もファン歴5年。「どーでもいい話をして近藤さんを困らせる変なファン」をそろそろ卒業し、いっちょまえに音楽の話などをふっかけてみたい。
 楽譜を差し出すと、「あ、習い始めたんですか?」と近藤さん。
 そして私は練習中の曲についてプロのアドバイスをいただく・・・と思いましたが結局できまへんでしたなぁ。
 3ヶ月前にお願いした指きりの効果をどうしても確認してみたくなり。
「これに私の名前を漢字で入れてください」
 そ、そー来たか、マジでやっかいだな、この女・・・と思っているのか近藤さん、楽譜の上にペンを置いたまましばし固まる。「忘れないでね」の約束は顔だけじゃ甘い、社長さんですらたくさんのファンの名前を覚えていらっしゃる、それに近藤さんはあれだけの楽譜を暗譜しているのだから、ファンの名前を覚えるくらい造作ないことに違いないのである。
 と、思いつつも「指きりしたのに!」と、ゴネる用意を万端にし、ひそかに楽しみにしていた私でしたが、思い出してくれたようでした。
 「覚えててくださったんですねー♪」と言うと、

 「一瞬、ヒヤリとしましたが・・・」

 この言葉から推測するに、
 ・・・やはり私、彼に怖がられているようである。(-_-メ)
 忘れたなどと言おうものなら怒られる!と思ったんだろーなぁ。。。事実そのとおりだけど!
 しかしこれからもアノ手コノ手、『サイン会の恥はかき捨て』でまいります。サイン会は『唯一の』交流の場でございますから!
 「次は札幌に行きます」と言ったら、

 「えッ!」

 ・・・・・・そないに退かんでものぅ〜〜〜(泣)。
 私だけやないで、北海道はもちろん、関東&関西のファン20人くらいでゾロゾロと参りますです、おたのしみに。

 しかし次はできたら音楽についての話をしよう。ノクターン2番にまつわる彼の思い出などを聞き出せたら聞いてこようと思う。
 でも・・・サイン会で音楽の話って、時間があまりに短すぎて。札幌と神戸と2回に分けて聞こうかなぁ。
 今、私、ノクターン2番を練習中でございます。。。無謀すぎです。練習すればするほどそう思えます。鍵盤を押さえて音を出すことはできても、曲を「作り上げる」までに到達できるのはあと何年もかかりそうです。
 これからは別の角度からも近藤さんを「師」としてあおごうと思います。

 あー・・・近藤さんのノクターン2番、ほんっとに綺麗だったなァ・・・。

 サイン会終了後、次回のチケット販売のお手伝いをしていたファンの方にNさんがどの人か教えてもらい、Nさんにお礼を述べて帰りました。とても素敵な紳士風の方でした☆
 今後はチケットの管理にはじゅうぶんに気を払おうと思います。以上。

森山直太朗コンサートツアー「君は五番目の季節」追加公演
   2006.2.26 滋賀会館 大ホール(滋賀・大津)

 直ちゃんのコンサートに行ってきましたぁ!!
 前回は平安神宮(屋外)だったので、双眼鏡でも見えないほどでしたが、今回は1階席をゲットしました。一番端っこだけど。

 ファンクラブ入っててもチケットは抽選。今回はネットのチケット屋で買いました。定価の倍以上の値がついてたけど(13000円くらい!)。
 もうこんなことはできんな。これからは抽選に当たらなかったら諦めるとしよう。

 滋賀会館て行ったことないけど、かなり古いホールだと聞いてました。大ホールの座席数は1172。意外と小さいです。

 連れはダンナ。ちょっと早いバースディプレゼントとしてチケットおごりました。
 ダンナも直ちゃんファンです。夫婦で音楽の趣味が合うと楽しいです。

 JR大津駅から徒歩5分くらい。開場時間過ぎてから行きましたが行列ができていてなかなかホールに入れません。小雨降る中じっと待つ。
 それにしても古いホールやなぁ・・・ホンマにこんなとこに直ちゃん来るん?
 ダ:「かーちゃん、ホンマに直太朗のチケット取ったんか?良子(ママ)と間違ってへんか?」
 あ:「ざわわ、ざわわ、ざわわ〜って? そりゃブルーやな」
 数分後、やっと中へ入れました。
 ロビーではグッズがいっぱい売ってました。本やCDはもちろん、ポストカード、マグカップ、携帯ストラップ、タオル、鏡、Tシャツ、パーカー、マフラー、うちわ、トートバック、饅頭。
 饅頭!?
 季節焼、という名がついてましたが普通のカステラ饅頭で、木の葉と小鳥のマークが焼き付けてありました。結構売れてたけど私は買いませんでした。
 買ったのはパンフレット。2500円もしたので迷ったんですけど、『全ての写真が、このパンフレットのために撮影されました。また4つの季節が直太朗本人の書き下ろし9篇の文章で綴られています』との宣伝文句に負けました。
 ダンナにお金を前借りして購入(ちょいとワケあって私、文無しになっていたもんで)。
 そしてもうひとつ。


 粗品タオル(500円)・・・こんなモンまで売ってました。
 どうでもいいですけど、気になるのはこの電話番号。
 03-3583-6555 をどう読んだら「せかいにはばたく」と読める?
 どうでもいいことですけど気になります。
 
 ホールの中に入るとこれまたレトロな感じで。でもなんだかとても雰囲気のあるホールでした。ホールというよりちょっとでかいライブハウス風です。
 開演時間を15分過ぎても始まりません。ポップスのコンサートにはよくあることなんでしょうか? 要領がわからずうろたえる我々。

 やっと開演。暗闇の中から人がぞろぞろ。しばらくしてキャーっと歓声があがる。どうやら直ちゃんが登場してきたらしい。暗いので我々にはわかりませんでした。
「いいなぁー、ポップスのコンサートって。近藤さんのコンサートもさ、近藤さんが出てきたら『キャーっ!』て言いたいワ」
 と、ダンナにぼやくが無視される。
 
 直ちゃん、最初の挨拶、、、
「耳の後ろが性感帯、森山直太朗です」
 客、一瞬退く。スベったなー・・・あいたたた。でもすぐに笑いが。よかったねぃ。そんなことはさておき、まずは1曲目は「レスター」。
 子守唄のような懐かしさが漂う名曲であります。この曲は子供からお年寄りまで人気のある曲だと何かで読んだことありますが、聴いててほっとします。なごみ系。
 次は「夏の終わり」 出だしの、ふぅぅぅぅぅ♪という声がとってもいい! 平安神宮の時も感動したのですが、今回も同様。 CDで聴いてた頃は特にそれほど好きでもない曲だったのですが、生歌聴いたら感動します(帰り道でダンナとこの「ふぅぅぅぅぅ」の感動話で盛り上がる)。
 ここまでは皆、着席で聴いてましたが、次からは観客総立ちでした。やっぱり立って聴くのね、ポップスは。
 で、歌った曲は順番忘れたけどこんな感じ。
 マリア、スキヤキ、風花、今が人生、太陽、刹那、例えば友よ、星屑のセレナーデ、12月、伝説、など。アンコールはさくら、君は五番目の季節、生きとし生ける物へ。
 スキヤキ、星屑のセレナーデは聴いてる側のお決まりの振り付けがあるらしく、見よう見まねでやってみる。特にスキヤキは「イエーイ、イェーイ、イェ〜ィ」って歌わなくちゃならないらしいわ。
 慣れないなぁ、こういうの。早く慣れなくては!
 星屑のセレナーデは大好きな曲なので聴けてうれしかった!
 ♪駆けずり回って骨折り損の 息咳切らしてくたびれもうけ 寝ても覚めてもあなたに夢中ぅ〜〜〜♪っと!
 舌かみそうになりながらも歌ってみた。直ちゃんの歌は本当に難しい。
 
 歌がひとしきり終わったところで、恒例の『ハイパーグレードウルトラスーパースライドショー』、上からスクリーンが下りてきた。金色のモールで縁取ってあったのがいかにも手作り風で笑えた。
 このコーナーでは直ちゃんがコンサート会場付近で写したおもしろ写真を面白おかしく紹介していくという企画。
 まずは「大津にやってきた喜びを撮影!」
 スクリーンは・・・小雨降る中、レインコートをまとって思いきりブルーな表情の直ちゃん@JR大津駅前。
 そしてさらにイナバウアー@大津駅前・・・。
 タクシー運転手に「比叡山が見えるスポットがあるから」と連れて行かれた先は・・・やっぱり雨で何も見えない・・・灰色の琵琶湖が写っているのみ。レインコートの直ちゃん、相当ブルーな表情。
 他には街で見かけた面白看板とか、神社の絵馬を鑑賞とか。
 神社の絵馬を鑑賞するのって面白いよね、私もよくやります。めっちゃ悪趣味だけど。
 レポるの難しいけど、めっちゃ笑いました。両目から涙出るほど笑った。この面白さはコンサートに行かねばわからんでしょう。

 休憩なしの2時間。
 観客は圧倒的に女性。でも年齢層かなり広めでした。
 
 一番心に残った曲は「君は五番目の季節」。この曲はコンサートでしか歌わないと思っていたけど、最近CDが発売になりました。
 直ちゃんの歌は@季節もの Aラブソング系 Bメッセージソング系に分かれるけど、どれもとっても素敵。
 君は五番目の季節はラブソング系。
 歌ってる直ちゃんの後ろのスクリーンに歌詞が出ました。詩を楽しみ、歌声を楽しむ。
 立って聴いてる人が多かったけど私はこの歌の時は座って聴きました。前の席の人が立ってたので前の席の背もたれにしがみつくようにして聴きました。

 春が来て 夏が来て 秋が来て 冬が来て
 今年もまた 君がやって来る 君は僕に訪れる 五番目の季節
 
 直ちゃん、ほんとに歌うまい。ずーっと聴いていたかったデス。

 アンコールでは「さくら」を。平安神宮の時はギターで弾き語りだったけど、今回はピアノの伴奏で。この曲はやっぱりピアノが伴奏でないとね!
 念願の「さくら」が聴けて大満足でした。

 拍手鳴り止まない中、客席は明るくなり、ホールのアナウンスが。
「本日はご来場ありがとうございました」
 あぁ、ホントに終わっちゃったのねー・・・もっと聴きたかったのになぁ。
 後ろ髪引かれつつ、でも感動を胸に抱きしめながらホールから出た。
 
 ダンナはトイレへ。私はロビーでぼんやり待ってました。
 するとホールの中から「キャーッ」という歓声が。
 なんや、なんや? とりあえず中をうかがってみようとしたらホ−ルのスタッフが慌てて扉を閉めようとするんです。
 トイレに行ったダンナには申し訳ないが、ホールの中に滑り込みセーフ。
 舞台には直ちゃんが。ギター持って立っていた。
 そして「生きとし生ける物へ」を。
 こういうアンコールはいつものことなのかなぁ? まだまだ要領を得ません。私もこれから修行を積まねば。

 終わったあと、ダンナと再会。
 ダンナ、2階のトイレに行ってたそうですが、このアンコールにはなんとか間にあい、2階席で聴いてたらしいです。よかったネ。
 ダ:「直太朗、アッチから出てくるって」
 ダンナ、出待ち情報をどこからかゲットしていた!

 その場へ直行ッ!!

 ホール横の駐車場出入口で待つ。女の子たちがいっぱい!
 ダ:「おい、かーちゃん、あおちゃんが待ってるって」
 あおちゃんとはダンナの妹の娘(2歳半)。妹夫婦は大津に住んでいるのでこれから呑みに行く約束をしてたのです。呑むからということでタクシーで会場まで迎えに来てくれたんですが、
 あ:「あっ、そぅ」←完全に聞き流し。アタイは今それどころじゃないわよ!
 しばらくしてワゴン車が出てきた。直ちゃん、青色のジャージ着てた。。。イマどきの若いヘンな兄ちゃんって感じでした・・・。でもかわいかったです。車の中、ちゃんと電気つけててくれたしね、ようく見えました。サービスいいわ♪
 
 私ってかなりミーハーです。もうご存知だとは思いますけど。

 次はいつ行けるかな。しばらく先だろーな。。。


近藤嘉宏 ピアノリサイタル
   2006.1.22 やまと郡山城ホール 大ホール(奈良)

(第1部)
 ショパン:ノクターン第8番 * ノクターン20番『遺作』 * エチュード『別れの曲』 * エチュード『革命』 * 幻想即興曲

 リスト:愛の夢第3番 * 超絶技巧練習曲第4番『マゼッパ』

(第2部)
 モーツァルト:ピアノソナタ第8番 イ短調 K..310

 ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番『熱情』

 1月、3度目の追っかけです。今年の近藤さんはひと月集中型(於・関西)のようである。個人的にはもすこしバラけて来てほしいけど・・・もぅ『寂しい』を通り越して何も感じなくなってきました・・・そう、それはまるで失恋の傷の痛みが少しずつ癒え、思い出になってゆくような・・・

 意味不明のつぶやきはこのへんでやめとこ。

 すいませんね・・・レポート遅くなりまして。気にはなっていたのですが、すでに1ヶ月以上も経ってしまいました。
 いろいろ悩みがあるんですよ・・・近藤王子への恋の悩み以外にもね。

 またもや話が違う方向へ。あっこのつぶやきコーナー、ご清聴ありがとうございました。

 さてこの日はあやうく遅刻しそうになりました。乗り継ぎ、ちゃんと調べたはずなのに失敗。走って走ってギリギリ間にあった・・・と思いきや、ホワイエでは高嶋社長と常連のファンの皆様が談笑を。あれ?あと1分で開演時間ですけど?
 駐車場が渋滞してたので開演をちょっと遅らせるとのことでした。
 とにもかくにも間にあってよかったです。

 前半はショパンから。遺作、別れの曲、革命等。おなじみのラインナップです。
 近藤さん、ノクターン13番はもう弾いてくれないのかなぁ。
 今回の座席は最前列!! でも右の方だったため、手も顔も見えず。手が見えないのは別にいいけど、顔の見えないのはどうも不満。仕方がないので足を見る。
 靴の底の材質はなんだろう?革かな、ゴムかなぁ?
 以前、ペダルが当たる部分の靴底がまあるく変色してたことがあり、大いに感心したことがありますが、今回は何もなかった。
 ということは、以前の靴底は革、今回はゴムだろうということで勝手に納得。
 ってか何を見てるねん!って感じですね。いやぁ、すみません。

 手も顔も見えなかったけど、右側は音がよいですねー。鍵盤側より弦側の方が音がよいというのは本当だと実感しました。
 鍵盤側で美しい横顔と指先を鑑賞するか、弦側で美しい音のシャワーを浴びるか。
 甲乙つけがたい魅力であります。あなたならどちらを選択しますか?

 私は前者を取るでしょう。えへへへ。
 次回は鍵盤側の前狙いでいきまーす。

 ショパンの次はリストです。
 近藤さんはリストが似合う。本当に似合う。
 マゼッパ、兵庫で聴いたときはなぜだかイマイチのような気がしたけど、今回は「これぞマゼッパ!これが聴きたかったのだ!」ツボにぴったりはまった演奏でした。超カッコイイ♪
 低音から高音まであますところなく・・・
 耳もとで囁くような、かと思えば有無を言う間もなく連れ去られていくような。
 この曲聴くと「近藤さんって男のヒトなんだなぁ」と実感するんですよね。
 ブラヴォー!と叫ぶより、キャッ☆と小声でひっそり感動をかみしめたい一品ですな。
 あらいやだ、思い出したら赤面しそうです。

 休憩を挟んで第2部へ。
 今回は珍しくモーツァルトの曲がプログラムされてました。モ−ツァルトなぁ、モーツァルトねぇ・・・と思ったけれど短調の曲だからか時々ふと哀愁漂っていい感じでした。
 でも基本的にはやはりモーツァルトっぽい感じ。やんわりとした陽だまりの中にいるような気分に。ちょっとだけウトウト。たまにはこういう感じもいいかもね。
 そして最後は「熱情」でした。
 昨年このホールで聴けるはずだった「熱情」、今回リベンジ! しかも昨年も私、最前列取ってたよな。
 遮るものが何もない最前列なので、おかげさまでたっぷり堪能しました。
 やっぱり近藤さんの弾くベートーヴェンはいいよなぁ!
 そういえば「月光」を長い間聴いてないような気がする・・・オールベートーヴェンコンサートの実現、まだかなぁ〜〜〜。

 アンコール、何曲かありましたが、忘れてしまいました。。。やっぱりレポートは早く書かないとダメだな。。。すいません。

 サイン会、CDは開演前にすでにほとんど売り切れ状態。教則シリーズの「ピアノ発表会名曲集」が5枚くらいしか残ってなかった・・・。
 これ、兵庫で買ったばかりなのになー。今回はサイン会見送るか、と思ったけど、5月まで会えないので買った。同じCD2枚買う趣味は私にはないんだけど仕方ないよなあ。
 2月、3月、4月とまるまる3ヶ月、関西でコンサートないって本当かしら? 実は隠してるんじゃないの?
 いつまでも現実を受け入れられない私です。
 今日も長蛇のサイン会、やっと順番回ってきた。
 あ:「5月まで会えないですね・・・」
 本来なら『5月まで近藤さんの演奏を聴けないんですね・・・』と言うべきなんでしょうが、まどろっこしいので大幅に省略してみました。
 近:「そ  ←(若干沈黙) そーですねぇ。ま、東京ではやるんですけどね」
 東京まで来い、と? うー・・・そう簡単にたびたび遠征はできまいよ。近藤さんのイジワルぅ〜〜〜♪
 イジワルなあなたには以下の作戦で。
 あ:「さみしい、さみしぃーーー」
 ゴネてみた。社長にウケた・・・。
 あ:「5月まで私のこと忘れないでくださいね」
 そして小指を差し出す。近藤さんは握手を求められたんだと思って手を差し出してきましたけど。
 違うっ!指よ、指ッ!
 「あれ?指か」と戸惑いながらも近藤さん、小指を出してくれたので間髪入れずに絡めました。サイン会はいつも長蛇、ゆっくりしてる時間はないのよ。そして念押し。
 あ:「私のこと、忘れないでくださいね」
 これは約束です、近藤さん。
 
 近藤さんと指きりげんまん、やっと実現。
 実はこのネタは2004年の4月に札幌でオールベートーヴェンコンサートがあった時に作ったネタでした。
「関西でもオールベートーヴェンやってくださいね」と指きりしようと思ったのでした。しかしあの時近藤さんはサイン会もなしに早々に帰ってしまわれたのです。それ以来「どこであのネタ使おうか」と考えておりましたのです。ちょっと強引な使いっぷりでしたけど、近藤さんが思いのほかウケてくれたのでやりがいありました。
 近:「よぅく覚えてますから〜!」
 周りで見てたファンの方々の笑いも取れ、爆笑うずまく中(?)退場した私でした。うれしかったでーす。

 帰り道、先に帰った友達からメールが。
「5月があっこさんのM-1グランプリ!」だそうです。
 そっか、、、また新しいネタ考えなくちゃ。幸い時間はたっぷり3ヶ月もあるしねぇ・・・(違)。

 ベートーヴェンでなくていいから月に一度くらいは会いたいな、あ、間違えた、『聴きたいな』か。
 ううん、会いたいわよー。だってアタシ近藤さんのことぜーんぶ好きなんだもん♪ 演奏はもちろん、人柄も笑顔も♪♪ 演奏と人物を使い分けるなんてことアタシにはできないワ。

 不器用ですから・・・。
  

ニューイヤーコンサート2006
   2006.1.15 文化パルク城陽 プラムホール(京都)

 ピアノ・近藤嘉宏  指揮・藤岡幸夫  管弦楽・関西フィルハーモニー管弦楽団

(第1部)
 チャイコフスキー: ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
 ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
(近藤さんのアンコール)
リスト: 超絶技巧練習曲第4番『マゼッパ』

(第2部)
 ヨハン・シュトラウス2世: トリッチ・トラッチ・ポルカ
 ヨゼフ・シュトラウス: ワルツ「天体の音楽」
 ヨハン・シュトラウス2世: シャンパン・ポルカ
 ブラームス: ハンガリー舞曲第6番
 ヨハン・シュトラウス2世: ワルツ「美しき青きドナウ」 * 新ピチカート・ポルカ
 レハール: ワルツ「金と銀」
 

 おととしも行った、関西フィルのニューイヤーコンサート。
 今年のソリストは近藤さんです♪

 私事ですが、1月29日に吹奏楽の演奏会を控えていたため、1月の毎週日曜は練習に行かねばなりませんでした。それに重ねて近藤さんの追っかけを月に3度。非常にハードスケジュールでございました。
 この日も夕方から練習。練習場はとても狭いため、楽器を置きっぱなしにすることもできず、この日はやむを得ず城陽まで楽器を持って行かなければならないことに・・・。
 うぇーん、しんどいよぅ・・・でも二者択一はできないのだった。『二兎を追うものは一兎をも得ず』と言うが、私は追えるものは全て追いたいのでーす!!

 というわけで重ーい楽器をひきずりながら電車を乗り継いで城陽へ。
 このホール、クロークはなく、スタッフの人にお願いして楽器を預かってもらうことにした。スタッフの人はご自分の手帳の1ページをひきちぎって手製の引換券を作ってくださいました。ありがとうございました。

 今回の連れはダンナ。近藤さんが演奏するショパン:ピアノ協奏曲第1番をどうしても聴いてほしかったのです。
「とにかくいいから。ダマされたと思って聴いてみぃ」
 と、半強制的に連行。「せっかくの休みやのに、勘弁してくれ」と日頃は優しいダンナも怒ってたみたいだけど、どうしても聴いてほしかったの。近藤さんの演奏、ていうより、この曲自体がすごくきれいで、ショパンのようでショパンでない、「ショパンだ」と思って聴くとちょっとビックリしてしまうような曲想。。。私自身、初めて聴いたとき(去年9月のサントリーホール)、すごく驚いて衝撃を受けたので、その感じをダンナにも味わわせてあげたかったのです。

「つらく悲しい時にそばにいてほしいと思うのではなく、楽しくてうれしい時にこそ一緒にいてほしい。それが本当の愛なのだ」 ***学生時代に読んだ何かの書物のウケウリ***

 ダンナは不機嫌だが、それでも連れて行くのが愛なのだ、そうだこれが愛なのだ!
 ・・・アタシ、そのうちほんまにダンナに捨てられるかもな。

 神妙なおももちで開演を待つ我々。
 藤岡さんの指揮で1曲目が始まった。
 オケもいいねえ。楽器が多くて音の奥行きがあって。ピアノだけの演奏会ももちろんいいけど、オケも本当に魅力的。
 
 待ちに待ったショパンが始まる。近藤さん、晴れやかに登場。
 いつ見てもステキ、先週も今週もステキ、だから来週も間違いなくス・テ・キ。
 アタシって本当に幸せモンやなぁ。。。

 この曲のオケバージョンは去年の9月にも別のホールで聴きましたが、今回はホールの状態にもよるのか、自分の心境にもよるのか、去年よりも優しく甘く響いてきました。すごぉくいい感じ♪
 近藤さんもいい感じ♪ 慣れた感じでなめらかに演奏。藤岡さん率いるオケともぴったり合ってました。
 藤岡さんが「近藤さんとは、このニューイヤーコンサートは2回目でして」とトークでおっしゃっていました。
 な、なにぃ?知らん、知らんぞ、アタシはこの組み合わせ、今日初めて見るぞ?
 それも当然、私が近藤ファンになるちょっと前のハナシでした。
 私がファンになるずっと前も近藤さんはいろんなとこで弾いていた・・・そう思うとなぜだか後悔にも似たような気持ちになる私です。

 ダ:「オレはオケバージョンの方がええな」
 ダンナ、私の留守中に6重奏のCDを聴きこんでいた事実が発覚!
 ダーリンよ、おまえもか!
 とツッコミ入れたくなったけど辛抱。
 私:「私はやっぱり6重奏の方が好きやけどなあ」
 ダ:「そんなことないわい。今日の演奏はよかった」
 なにはともあれ、関西フィルと近藤さんのコンチェルトにダンナが満足したということで私も嬉しかったです。
 たとえ半強制でも、連れてきてよかったわー。
 
 休憩中はふたりして樽酒(ニューイヤーなのでホワイエで樽酒の無料配布サービスがあった)を時間差で数杯いただき、大いに満足。樽酒なんてめったに飲めないしな、これだけでもこの演奏会に行く価値が・・・おっと、こんなことを書いてええんか。

 第2部は華やかにウィンナワルツのシャワーを浴びまくり。
 藤岡さん:「ドナウ川はね、実はあまり美しくない川なんですけど、愛する人と一緒に見たらとっても美しく見えるんだそうですよ」
 
 嗚呼!!!

 今年の秋の近藤さんとのウィーンツアー・・・アタシは行けないのよ、そんなこと言わないでよぅぅぅぅぅ!!
 近藤さんとドナウ川・・・見たいなぁ♪♪♪ きっととってもとっても美しく見えるに違いないワ!!

 近藤さんの目には「やっぱり汚いドナウ川」としか写らんやろうけど。
 チッ、おもんない〜〜〜。※「おもんない」とは関西弁で「面白くない」の意。

 それにしても藤岡さんて話も上手いし、情熱的な指揮だし。素敵でした。
 近藤さんともとても親しげでらして。今日はサイン会一緒にやるんだって。
 と、思いきや、近藤さん、今日は特別に急いで帰らなければならなかったようで、藤岡さんがサインコーナーにいらっしゃる前からひとりでサイン会。藤岡さんが出てきた頃には申し訳なさそうに帰ってしまわれました。
「えー、もう帰っちゃうの?寂しいなぁ」との藤岡さんの声に見送られつつ。

 残念!
 近藤さんが急いで帰っちゃうと寂しい・・・やっぱり遠くの人なんだな、って実感するから。近藤さん、もっともっと有名になってお金持ちになってください。そして関西にも家を建てて、1年のうち数日でもそこに住んで〜。
 な〜んて思ってしまいました←危。
 私は今回のサイン会はパスしました。先週も並んだし、来週も奈良があるので。

 と、今回は随分手短レポですがこのへんで。
 月に3度の追っかけはいろんな意味でキツイ・・・でもやっぱり嬉しいのだ!

 

近藤嘉宏・ニューイヤーコンサート
   2006.1.7 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)

(第1部)
 ショパン:ノクターン第8番 * ノクターン20番『遺作』 * エチュード『別れの曲』 * エチュード『革命』 * 幻想即興曲

 リスト:愛の夢第3番 * 超絶技巧練習曲第4番『マゼッパ』

(第2部)
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117

 ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番『熱情』

(アンコール)
 ショパン:ワルツ第7番 * リスト:『ラ・カンパネラ』 * ショパン:小犬のワルツ * リスト:愛の夢第3番

 今日は私の仕事初めならぬ『追っかけ初め』であります。
 ちなみに近藤さんは今日が『仕事初め』だそうである。

 彼の新年初仕事に立ちあえる!ブラヴォーッ!!!

 うぁ・・・コイツ、今年もハイテンションやな・・・
 へぃ、そーでございますですよ!どうぞみなさま、本年もあっこにおつき合いのほどよろしくお願いいたします。

 今日のおたのしみはなんといっても『熱情』と『マゼッパ』を聴けること。
 熱情は近藤さんが去年腱鞘炎になったので、それ以来聴ける機会がなくなってしまった。なので1年以上ぶりに聴くことになる。
 マゼッパは最後に聴いたのは3年くらい前?かな・・・私がファンになって間もない頃によく弾いてらした曲で、リストの「超絶技巧練習曲第4番」のこと。
 その名のとおり、超絶技巧っぽい曲です(楽譜は見たことないけど、弾いてるときの指の動きがすさまじい)。そして何より、この曲、超かっこええのである。また弾いてほしい!とずっと願っていた曲であります。
 
 今日は他県からの遠征組と合流。開演前にランチを。札幌2名、埼玉1名、山口1名。彼女たちに年末の東京でのディナーパーティの写真をたらふく見せていただいた。
 そして開場。芸術文化センターは阪急西宮北口とつながっているという、非常にアクセスが便利、そして新しくて素晴らしいホール。
 何が素晴らしいって・・・大ホール、全部「木」でできてるのよ。壁も天井もぜーんぶ木(マホガニー)!
 近藤さんが演奏前のトークで言っていたけど、「びっくりした」「今までは消防法の関係でこういうホールは作れなかった」とおっしゃってました。さらにご自身のブログでも「超豪華なホールで、近いうちにまた演奏したい」と絶賛。
 近藤さん、きっとこれから何回もココに来るね。やったっ!
 でかしたぞ、兵庫県!!

 第1部はショパン5曲。『遺作』がよかったです。
 ここのホールはしっとりした曲の方が合うのかな(と、この時は思った。あとで覆されましたが)。近藤さんが弾く『遺作』は、どこで聴いてもしっとりと上品に聴こえますが、ここで聴くと独特の丸みというか甘みというかそんな感じが加わって、優しい音色に聴こえました。
 次はリストを2曲。愛の夢はすっかりおなじみの曲。昔、近藤さんがこの曲を「弾きたくない。甘すぎて気持ち悪くなる」なーんて言っていたなんて嘘みたいです。近藤さんはこの曲の甘い旋律をさらっと弾かれるんだけど、味気ないなんて言葉は程遠く、大らかで飾らない「静かに優しく、遠くでそっと見守る愛」って感じなんですよね。
 普段の生活でもそんな感じの愛情を注がれているのかしら?いやぁぁぁぁん←意味不明。
 マゼッパは3年越の夢がかなって、久しぶりに聴くことができたのだけど、期待があまりに大きすぎたのか・・・おかしいなぁ、昔はもっと端正だったのになぁ・・・気負いすぎてるのか、ちょっと落ち着かない感じに聴こえてしまいました。
 
 うー・・・・ん、マゼッパがぁ・・・ちょっと残念な思いを残して終わった第1部でした。
 休憩時間、ひとりでウロウロ探検を。
 1階のホワイエ、2階に喫茶店がありました。そしていたるところにテレビモニターが。それには舞台の様子が写されていましたが、画面の下に『休憩中あとO分』と表示が出るので便利でした。
 
 そして第2部。ブラームスから。
 すっごいよかった!!!ショパンのノクターン第2番に匹敵するくらい『アタシの家で、アタシの横で弾いてほしい曲』にノミネートされました!おめでとう、近藤さん!←勘違い甚だし。何度も書きますが、アタシん家にはピアノはありません。
 どう表現したらいいでしょう・・・とっても優しくてあたたかくて、とっても寂しくて悲しくて。いろんな思いが交錯している曲でした。また聴かせてほしいな。
 そしてそしていよいよ熱情!
 近藤さんがベートーヴェンを弾く!!!私にとってこんなに興奮する出来事はなし!
 1小節目を聴いた途端に「コレや、コレコレッ!!」
 これが聴きたかったんやーっ!どんなに待ち焦がれたことか。
 あぁこの曲・・・去年は腱鞘炎でキャンセルになった曲・・・どんなに聴きたかったことか・・・。あれから1年経ったのね。長かったわ。。。
 でもさ。これほど『待ち焦がれる何か』があるって幸せだよね。待ってるときはつらいけど、それが実現した時の喜びはひとしおだよね。
 熱情は期待を裏切らない演奏でした。舞台から壁から天井から正真正銘の「近藤さんの熱情」が降り注いできました。手を伸ばしたら音が、音に込められた魂が掴めそうな気がしました。すぐそこに全てがあるような気がしました。それくらい力のある演奏でした。

 アンコールはショパンとリストを交互に。
 一番よかったのはカンパネラ!高音で硬い音が印象的なこの曲ですが、ホールの音響効果かな、薄ーく角が取れたような感じで・・・クリアで硬い感じをじゅうぶんに残しながらも独特な丸みのある演奏。そのバランスが絶妙でした。
 今まで聴いた近藤さんのカンパネラの中では今日のが一番よかったです!(以前にも『今日のが一番』って書いたような気がするけど・・・それだけ近藤さんの演奏が毎回進化してるってことだな)。

 今日は完売・超満員。1階席の後ろには椅子が出されてました。まさに『超満員』の演奏会。2006年の近藤さんは幸先のいいスタートを切られました。あぁ私もうれしいワ♪

 サイン会はまたもや大行列。並ぶのはイヤなので、しばらく待ってましたが、待っても待っても人が減らないの!
「おなじ人がぐるぐる廻ってるんじゃなかろーか?」と関東のファン友達はびっくりしてました。サイン中の近藤さんを撮ろうにも、黒山の人だかりでなかなかうまくいかない。「近寄れないほどすさまじい」関西のサイン会、一度皆様も体験してみてはいかがでしょうか。
 さて今日は何をしゃべろうか。。。やはり大晦日の川崎ネタでしょう。楽屋口で待ち伏せしてちょこっとだけ話したんですが、近藤さん、うちのダンナにも笑顔で挨拶してくれて。ダンナも何気に嬉しそうだったのですよねー。いつぞやは一生懸命話しかけても近藤さんの反応イマイチ・・・なんてことがあったので。
 列がようやく短くなった頃、我々はやっと並びました。
 そしてご対〜面〜。ウホウホホ♪♪♪
 簡単に挨拶をしたのち、シナリオどおりに川崎ネタを。
 あ:「ダンナも『行ってよかった』と言ってました。で、ダンナ喜んでましたよー。『近藤さんが笑ってくれた』って」
 近:「僕はいつも笑ってますけどね」

   

 すいませー・・・ん。
 そうでしたか、そうでしたよね・・・?(ちょっと異議あり)
 
 この話はさっさと切りあげることにしよう。惚れた男の前で亭主の話ばかりするのも野暮なこった。
 あ:「熱情、すっごいよかった!やはりあなたはベートーヴェンを弾くべきです、私はそう思います」
 近藤さん、ニコニコ♪「これからもちょこちょこ弾きますから。そんなに心配しなくても」
 うふふふ、『そんなに心配しなくても』だって♪♪♪ なんてラブリーなの、あなたったら。
 そして・・・
 あ:「宝くじ、どうでした?」
 と、毎年年末に近藤さんにプレゼントしてる年末ジャンボ宝くじの当否についてうかがってみた。
 近:「あー・・・末等がね」
 あ:「300円!?」
 近藤さん苦笑い・・・あーやっぱり・・・宝くじ当たる確率は落雷に当たって死ぬ確率より低いらしいけど、4年連続で末等だとは・・・やっぱそーなのねぃ。。。
 すみませーん、とその場をずらかった私でございました。

 写真撮影はいつもどおり、近藤さんのひとりショットをみんなで撮る、という形式で。最近はなかなかツーショット撮らせてもらえんなぁ。
 近藤さん、左端から少しづつ向きを変えてくださった。
 近:「なんだか(首振り)扇風機みたいですね」

 座布団1枚!
 夏になったら、、、首振りモードの扇風機を見るたびに彼のことを思い出しそうだ・・・なんて罪なお人。
 新年早々、演奏ばかりかギャグも冴えわたる近藤さんでありました。面白かったです。

 というわけでとっても素晴らしく&楽しい1日でした!
 今年も楽しく追っかけよーっと。また素敵なファン友達に出会えることも楽しみにしています。
 皆様よろしくね。