2006 Aircraft Accident Investigation Report

◆ この一覧表は、国土交通省航空局及び運輸安全委員会公表資料に基づいて作成しています。
※ 調査報告書は Ship番号をクリックしてJTSB-WEBをご覧ください。
No 発生日 発生場所 JTSB 型式 運航者 事故の概要
1 2006/01/04 茨城県水戸市 JR1435 アビアシュド式ミストラルJ−R532L型(超軽量動力機、複座) 個人  個人所属超軽量動力機JR1435(以下「同機」という。)は、平成18年1月4日(水)、レジャーのため、操縦者及び同乗者1名の計2名が搭乗して、茨城県水戸市の水戸森戸町FC場外離着陸場を16時25分ごろ離陸し、高度300ftの水平飛行に移ろうとしたところ、エンジン及びプロペラの回転が停止し、同場外離着陸場の西南西約1.2kmの水田に不時着しようとした際に、不時着予定地点の手前にある電話線に車輪を引っ掛け、その場で横転し水田に落下した。これにより同機は大破し、また、電話線支柱が傾き、電話線は切断されなかったが一部損傷した。
2 2006/01/10 関西国際空港から北西約6nmの海上 JA9532 ベル式212型(回転翼航空機) 海上保安庁  海上保安庁所属ベル式212型JA9532は、平成18年1月10日(火)、機動救難士の訓練のため関西国際空港を離陸し、関西国際空港から北西約6nmの海上において訓練実施中の14時45分ごろ、吊り上げられようとしていた機動救難士1名が重傷を負った。
 同機には、機長ほか乗務員4名、計5名が搭乗していた。
3 2006/01/22 松山空港の北約18km、高度約800m JA8669 ボーイング式767−300型 全日本空輸(株)  全日本空輸株式会社所属ボーイング式767−300型JA8669は、平成18年1月22日(日)、同社の定期589便として12時40分東京国際空港を離陸し、松山空港への降下中の13時54分ごろ揺れが発生し、客室後方ギャレーにいた客室乗務員2名が転倒した。同機は、松山空港に14時00分に着陸した。
 同機には、機長ほか乗務員7名、乗客279名計287名が搭乗していたが、客室 乗務員の内1名が重傷を負い、1名が軽傷を負った。
 航空機の損壊はなかった。
4 2006/02/08 長崎県壱岐市 壱岐空港滑走路02終端場外 JA3870 セスナ式R182型 有限会社ジャプコン  有限会社ジャプコン所属セスナ式R182型JA3870は、平成18年2月8日(水)、空輸飛行のため、岡南飛行場を12時37分離陸し、14時43分ごろ壱岐空港滑走路02に着陸しようとした際、横風が強く接地が大幅に延びたため滑走路をオーバーランして、機体は転覆した。
 同機には、機長及び同乗者1名計2名が搭乗していたが、2名とも軽傷を負った。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。
5 2006/03/05 茨城県守谷市 JE0108 エアコマンド式UR532型(ジャイロ・プレーン、複座) 個人  個人所属エアコマンド式UR532型JE0108は、平成18年3月5日(日)、レジャー飛行のため、茨城県守谷市高野の守谷稗島場外離着陸場を離陸し、近くの河こうや川敷上空を飛行中の15時50分ごろ、同場外離着陸場の南東約380mの河川敷に墜落した。
 同機には、操縦者1名が搭乗していたが、死亡した。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。
6 2006/03/12 茨城県猿島(さしま)郡五霞町(ごかまち) 超軽量機 自作航空機(飛行機、複座) 個人  個人所属自作航空機は、平成18年3月12日(日)、慣熟飛行のため、操縦者1名が搭乗して茨城県猿島郡五霞町の場外離着陸場を離陸し、場周経路周辺を飛行中の10時38分ごろ、同場外離着陸場から北東へ約400mの利根川に墜落した。
 搭乗者の死傷  操縦者 死亡
 航空機の損壊  機体  大破
7 2006/03/12 板倉滑空場 JA2845 ダイヤモンド・エアクラフト式 HK36TTCスーパーディモナ型(動力滑空機、複座) 社団法人日本グライダークラブ  社団法人日本グライダークラブ所属ダイヤモンド・エアクラフト式HK36TTCスーパーディモナ型JA2845は、平成18年3月12日(日)、緊急操作等の慣熟と技量確認飛行のため、機長及び技量確認者の計2名が搭乗し、12時51分ごろ、板倉滑空場を離陸し、13時18分ごろ、同滑空場の滑走路に進入の際、滑走路手前の灌木等に機体が接触した後、滑走路上に接地後、かく座した。
 搭乗者の死傷  死傷者 なし
 航空機の損壊  機体 中破 火災発生 なし
8 2006/05/03 群馬県邑楽郡(おうらぐん)板倉町 板倉滑空場 JA2291 ロラデンシュナイダー式LS3−a型(滑空機、単座) 社団法人日本グライダークラブ  個人所属ロラデンシュナイダー式LS3−a型JA2291は、平成18年5月3日(水:祝日)、慣熟飛行のため、板倉滑空場を14時20分に飛行機曳航により発航し、同24分離脱した。約2時間半飛行後、板倉滑空場に着陸進入時に高度が低くなり、滑走路に斜めに進入した際、接地直前に左翼端を灌木に接触させ、水平方向に機首を反転させ、機体を損傷した。事故発生時刻は17時05分ごろであった。
 搭乗者の負傷  なし
 航空機の損壊  機体 中破
9 2006/05/03 兵庫県豊岡市 但馬飛行場 JA201X アエロモット・インドゥストリア・メカニコ・メタルールジカ式AMT−200型(動力滑空機、複座) 個人  個人所属アエロモット・インドゥストリア・メカニコ・メタルールジカ式AMT−200型JA201Xは、平成18年5月3日(水:祝日)、レジャーのため、新北九州空港に向け但馬飛行場滑走路01を離陸した直後、10時34分ごろ滑走路北側過走帯に墜落した。
 同機には、機長ほか同乗者1名の計2名が搭乗していたが、2名とも死亡した。
 同機は、大破し火災が発生した。
10 2006/05/25 大阪府 八尾空港 JA4321 ビーチクラフト式B36TC型 株式会社ノエビアアビエーション  株式会社ノエビアアビエーション所属ビーチクラフト式B36TC型JA4321は、平成18年5月25日(木)、訓練のため、教官と訓練生の計2名が搭乗し、八尾空港において連続離着陸訓練を実施中、接地後の滑走中に脚上げ操作をしたため、胴体着陸となり、滑走路灯に衝突した後、14時53分ごろ滑走路のショルダーにかく座して停止した。
 搭乗者の負傷  なし
 航空機の損壊  機体 中破  火災発生 なし
11 2006/06/24 長野県長野市 JA2475 PZL−ビエルスコ式SZD−51−1ジュニア型(滑空機、単座) 長野市グライダ−協会  長野市グライダ−協会所属PZL−ビエルスコ式SZD−51−1ジュニア型JA2475は、平成18年6月24日(土)、レジャーのため、長野県長野市にある長野市滑空場からウインチ曳航により発航し、飯縄山(いいづなやま)方面に向かって飛行中、12時55分ごろ飯綱(いいづな)高原スキー場第3駐車場に不時着した。
 搭乗者の負傷  機長 重傷
 航空機の損壊  機体 中破
12 2006/06/30 東京湾上空 JA8576 セスナ式560型 読売新聞東京本社  読売新聞東京本社所属セスナ式560型JA8576は、平成18年6月30日(金)、社用にて広島西飛行場を出発して東京国際空港へ進入中の17時50分ごろ、東京国際空港の東約15kmの東京湾上空で機体が動揺し、その際、搭乗者1名が重傷を負った。
 同機には、機長ほか副操縦士、社用による搭乗者3名、計5名が搭乗していた。。
13 2006/07/04 島根県浜田市南東16km付近の上空 JA8499 ダグラス式DC−9−81型 株式会社日本航空ジャパン  株式会社日本航空ジャパン所属ダグラス式DC−9−81型JA8499は、平成18年7月4日(火)、同社の定期3514便として、新千歳空港を16時12分に離陸し、福岡空港へ向けて巡航中の17時45分ごろ、島根県浜田市南東16km付近、FL240において、機体が動揺し、客室後部通路を歩行中の乗客1名が体勢を崩し重傷を負った。
 同機には、機長ほか乗務員5名、乗客146名計152名が搭乗していた。
 航空機の損壊はなかった。
14 2006/07/15 静岡県静岡市清水区 三保場外離着陸場 JA203X アエロモット・インドゥストリア・メカニコ・メタルールジカ式AMT−200型(動力滑空機、複座) 個人  個人所属アエロモット・インドゥストリア・メカニコ・メタルールジカ式AMT−200型JA203Xは、平成18年7月15日(土)、慣熟飛行のため、富士川滑空場を離陸後、三保場外離着陸場で連続離着陸訓練を行い調布飛行場に戻る予定で、三保場外離着陸場に最初の着陸を行った際、左主翼翼端付近を離着陸地帯境界付近の背の高い雑草に接触させた後、離着陸地帯とショルダー相当部の境界付近で、14時40分ごろ左に反転してかく座した。
 搭乗者の負傷  死傷者 なし
 航空機の損壊  機体 中破  火災発生 なし
15 2006/07/26 茨城県筑西(ちくせい)市 JA9490 ベル式206B型(回転翼航空機) アカギヘリコプター株式会社  アカギヘリコプター株式会社所属ベル式206B型JA9490は、平成18年7月26日(水)、茨城県筑西市舟生(ふにゅう)において薬剤散布飛行中、07時48分ごろ、送電線に接触し、水田に墜落した。
 搭乗者の負傷  機長 重傷
 航空機の損壊  機体 大破  火災 発生なし
16 2006/08/01 埼玉県深谷市 超軽量機 該当なし(パラシュート型超軽量動力機、単座) 個人  個人所属超軽量動力機(以下「同機」という。)は、平成18年8月1日(火)、レジャーのため、操縦者1名が搭乗し、埼玉県深谷市営グランド(以下「市営グランド」という。)を離陸して飛行中、14時32分ごろ同市本田付近の電柱(北緯36度07分37秒、東経139度17分24秒)に衝突し、当該電柱に引っかかった。
17 2006/08/13 茨城県常総市 超軽量機 自作航空機(タイタン社製トルネードU型(推定)、複座) 個人  個人所属自作航空機(以下「同機」という。)は、平成18年8月13日(日)、レジャーのため、操縦者1名が搭乗し、茨城県守谷市の守谷場外離着陸場を05時55分ごろ離陸した後、雲上飛行となったので雲の隙間を探したが見つけられずに雲中を降下し、茨城県常総市伊左衛門新田の水田(守谷場外離着陸場から北に約15km、北緯36度04分28秒、東経139度56分09秒)に不時着した際、機体を大破した。
18 2006/10/19 福島県福島市ふくしまスカイパーク場外離着陸場 JA3743 パイパー式PA−28R−200型 個人  個人所属パイパー式PA−28R−200型JA3743は、平成18年10月19日(木)、レジャーのため、機長のみが搭乗して山形空港を離陸し、14時32分ごろ、福島県福島市大笹生(おおざそう)のふくしまスカイパーク場外離着陸場に着陸する際、機体を損傷した。
 搭乗者の負傷  なし
 航空機の損傷  中破  火災発生 なし

-----  2006年 航空重大インシデント一覧  -----

No 発生日 発生場所 JTSB 型式 運航者 重大インシデントの概要
1 2006/05/01 佐賀空港の東約30nm付近上空 JA4127 パイパー式PA−46−350P型 個人  本件は、航空法施行規則第166条の4第8号に規定された「航空機に装備された一又は二以上のシステムにおける航空機の航行の安全に障害となる複数の故障」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。
 個人所属パイパー式PA−46−350P型JA4127は、平成18年5月1日 (月)、私的な用務上の移動のため、長崎空港を14時19分に離陸し、松本空港に 向けて飛行中、14時40分ごろオルタネーター(発電機)が2個とも作動しなくな り、そのまま飛行を継続したが、機体電源を喪失したため、目的地を広島西飛行場に 変更して15時35分、着陸した。
 同機には、機長及び同乗者3名の計4名が搭乗していたが、負傷者及び機体の損壊 はなかった。
2 2006/07/05 串本VORTACの南東約60nm付近海上上空 JA8419 ボーイング式737−500型 エアーニッポン株式会社  本件は、航空法施行規則第166条の4第10号(当時。平成18年10月1日以降、施行規則改正に伴い11号)に規定された「航空機内の気圧の異常な低下」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。
 エアーニッポン株式会社所属ボーイング式737−500型JA8419は、平成 18年7月5日(水)、全日空の定期2142便として、7時24分に福岡空港を離 陸した。
 同機は、成田国際空港に向け飛行中、8時10分ごろ、串本VORTACの南東約 60nmの海上上空で、高度約37,000ftにおいて、客室与圧の低下を示す警報表 示があり、客室内酸素マスクが自動展開した。同機は緊急降下し、9時9分中部国際 空港に着陸した。
 同機には、機長ほか乗務員4名、乗客41名の計46名が搭乗していたが、負傷者 はいなかった
3 2006/11/10 名古屋飛行場滑走路上 JA4159 ビーチクラフト式A36型 個人  本件は、航空法施行規則第166条の4第1号に規定された「閉鎖中の又は他の航空機が使用中の滑走路からの離陸又はその中止」(*1)に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。
 個人所属ビーチクラフト式A36型JA4159は、平成18年11月10日(金)、 機長及び操縦練習生の計2名が搭乗し、名古屋飛行場を出発する際、誘導路W4で待 機を指示されていたが、14時15分ごろW4停止位置標識を越え滑走路に進入した ため、着陸許可を受けて進入中の到着便が、管制指示により着陸復行した。
 両機の搭乗者に死傷者はなく、航空機の損壊もなかった。
 (*1) 同条第1号の適用に際して、旅客定期便の到着機が先に着陸許可を得て進入中、停止線手前の待機を指示されていたJA4159が停止位置標識を越え滑走路に進入したことから、同機が離陸する意図であったと判断された。
4 2006/11/20 新千歳空港 JA8596 ボーイング式737−500型 エアーニッポン株式会社  本件は、航空法施行規則第166条の4第10号に規定された「発動機防火区域内における火炎の発生」に準ずる事態(同条16号)に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。
 エアーニッポン株式会社所属ボーイング式737−500型JA8596は、平成 18年11月20日(月)、同機による運航の共同引き受けをしていた全日本空輸株 式会社の定期729便として仙台空港を離陸し、21時13分に新千歳空港に着陸し た。スポットに向けて地上走行を開始し、補助動力装置を始動した後の21時16分 ごろ、補助動力装置に火災が発生したことを示す計器表示があったため、機体を停止 させて消火装置を作動させた。同計器表示が消灯し、客室内及び機体外部に火炎又は 煙がないことを確認した上で地上走行を再開し、予定していたスポットに到着した。 点検の結果、補助動力装置のタービン部に燃焼室を取り付けている金具が破断し、燃 焼室が外れて、その位置がずれていた。
 同機には、機長ほか乗務員4名及び乗客53名の計58名が搭乗していたが、負傷 者はなかった。
  
Aircraft Accident in Japan by SAKUMA Mitsuo/Former Aircraft accident investigator of JTSB