2000 Aircraft Accident Investigation Report

◆ この一覧表は、運輸安全委員会(JTSB)公表資料に基づいて作成しています。
 ※公表された航空事故報告書は、JTSB欄Ship番号にhyperlinkしています。

No 発生日 発生場所 JTSB 型式 運航者 事故の概要
1 2000/01/09 埼玉県北埼玉郡川辺町 JA22CT アレキサンダー・シュライハー式 Ka6CR型JA22CT 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 個人所属アレキサンダー・シュライハー式Ka6CR型JA22CT(滑空機、単座)は、平成12年1月9日(日)、慣熟飛行のため、埼玉県北埼玉郡大利根町の読売大利根滑空場から発航し、場周経路を飛行中、13時15分ごろ、北埼玉郡北川辺町の利根川左岸側の水田に墜落した。
 同機には、機長のみが搭乗していたが、死亡した。
 同機は大破した。

・原因: 本事故は、同機が、低高度において、低速度で不適切な旋回をしたため、失速に陥り、失速から回復することができず、墜落したものと推定される。
2 2000/02/16 札幌飛行場 JA8727 日本航空機製造式YS−11A型 エアーニッポン株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: エアーニッポン株式会社所属日本航空機製造式YS−11A型JA8727は、平成12年2月16日(水)、同社の定期354便として、函館空港から札幌飛行場への運航を実施し、札幌飛行場へ着陸しようとした際、接地点が伸びて滑走路内では停止できず、12時43分ごろ、滑走路末端を右前方にオーバーランし、過走帯右側のスノー・バンクに機首部等を衝突させて停止し、機体を損傷した。
 同機には、機長ほか乗務員3名、乗客37名(うち幼児1名)計41名が搭乗して いたが、乗客10名が軽傷を負った。
 同機は中破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が、降雪の中、雪で覆われた滑走路に着陸しようとした際、滑走路末端上空を通過した時の速度が高かったこと等により、接地点が伸び、やや高めの速度で接地した結果、滑走路上では停止できず、滑走路末端を右前方にオーバーランしてスノー・バンクに衝突し、その際、機体を損傷したことによるものと推定される。
3 2000/03/18 栃木県河内郡上河内町大字上小倉1247 JA97KD シェンプ・ヒルト式ディスカスb型(滑空機、単座) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA97KDは、平成12年3月18日(土)、レジャーのため、機長だけが搭乗し、栃木県小山絹滑空場を飛行機曳航で発航し、同県河内郡上河内町付近上空を飛行中、14時10分ごろ、水田に不時着した際、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  負傷無し
 航空機の損壊  中破

・原因: 本事故は、同機が飛行を継続するための高度が得られず、水田に不時着した際、畦に衝突し、機体を損傷したことによるものと推定される。
4 2000/03/27 群馬県利根郡片品村 JA9145 富士ベル式204B−2型 新日本ヘリコプター株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 新日本ヘリコプター株式会社所属富士ベル式204B−2型JA9145(回転翼航空機)は、平成12年3月27日(月)、人員輸送のため、群馬県利根郡片品村の大清水場外離着陸場から同村沼山荘場外離着陸場まで飛行し、沼山荘場外離着陸場で人員を5名降機させた。その後、同機は、帰投のため、大清水場外離着陸場に向けて離陸したが、離陸直後にエンジンに異常が発生し、沼山荘場外離着陸場付近の尾瀬沼岸辺に、10時57分ごろ、不時着した。
 同機には、機長、同乗操縦士、整備士計3名が搭乗していたが、機長及び同乗操縦 士が重傷を負った。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故の原因は、以下によるものと推定される。
(1)同機が離陸直後、エンジンのパワーシャフト@ボルトが破断したためエンジンが急激に停止し、不時着する際、メインローターが樹木に接触して破損し、ロー ターの回転速度も低下した。
(2)そのため、同機が雪面に接地の際、大きな垂直荷重が発生し、機体が大破するとともに、機長及び同乗操縦士計2名が重傷を負った。
 なお、パワーシャフト@ボルトが破断したことについては、同ボルトに製造工程で生じた異常組織(介在物)が存在していたため、ボルトの強度が不足していたことに よるものと推定される。
5 2000/04/07 長崎空港 JA3849 セスナ式T210N型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA3849は、平成12年4月7日(金)、レジャーのため、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗して、熊本空港を離陸し、10時49分、長崎空港B滑走路に着陸した際、胴体着陸となり機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷者無し
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、機長が脚下げ操作を行わなかったため、同機が胴体着陸となり、機体を損傷したものと推定される。
6 2000/04/10 佐賀県佐賀空港 JA727N ロビンソン式R44型(回転翼航空機) エス・ジー・シー佐賀航空株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxx

・概要: JA727Nは、平成12年4月10日(月)、体験飛行のため、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗し、佐賀空港内においてホバリング等を実施中、14時40分ごろ、いったん接地して再浮揚しようとした際、横転し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  機長 軽傷
 航空機の損壊  大破 火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が、いったん接地して再浮揚しようとした際、右スキッドが拘束された状態となり、ダイナミック・ロールオーバー現象が発生して横転し、機体を損傷したことによるものと推定される。
 右スキッドが拘束された状態になったことについては、同機が草の深い状態にあったホバリング・エリアにおいて接地及び再浮揚を実施したことが関与したものと考え られる。
 右スキッドが拘束された状態となって同機が横転したことは、同機の限界に近い風の下で、浮揚しようとした際の機長の判断及び操作が適切でなかったことによるもの と推定される。
7 2000/04/24 茨城県稲敷郡新利根町上根本字川向6301番地 JA3848 富士重工式FA−200−160型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA3848は、平成12年4月24日(月)、旅行のため、機長ほか同乗者2名計3名が搭乗し、富山空港から竜ヶ崎飛行場まで飛行し、同飛行場において連続離着陸訓練を実施した後、同空港に着陸進入中、12時45分ごろ、同飛行場の滑走路東端から約500m付近の水田に不時着し、搭乗者2名が負傷するとともに、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  機長 重傷 前額部裂傷及び下顎骨骨折
            同乗者1名 軽傷 顔面擦過傷
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、飛行中における機長による燃料切替弁の切替操作が適切に行われなかったため、同機が着陸進入中にエンジンへの燃料の供給が途切れて出力がなくなり不時着した際、搭乗者2名が負傷するとともに、機体を損傷したことによるものと推定される。
8 2000/04/24 三重県桑名郡長島町 JA7827 ヒューズ式269C型JA7827 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 個人所属ヒューズ式269C型JA7827(回転翼航空機)は、平成12年4月24日(月)、慣熟飛行のため、岐阜県羽島市の羽島場外離着陸場を離陸し、静岡県浜松市の大縄場場外離着陸場へ向け飛行中、電気系統に異常が発生し、三重県桑名郡長島町木曽岬干拓地に12時23分ごろ不時着した際、炎上した。
 同機には、機長ほか同乗者1名が搭乗していたが、機長が重傷、同乗者が軽傷を負った。

・原因: 本事故は、同機が飛行中、電力供給が不能となったため、不時着した際、排気系統から引火して、火災が発生したことによるものと推定される。
9 2000/05/03 埼玉県志木市 超軽量機 ASC式トライスターD−472型超軽量動力機(単座) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JR7260は、平成12年5月3日(水)、レジャー飛行のため、操縦者1名が搭乗し、埼玉県浦和市秋ヶ瀬公園横を流れる荒川の北東側堤防上から離陸したが、強風に流され、対岸にある志木市秋ヶ瀬運動公園内のサッカー場に16時25分ごろ激しく接地した際、機体を損傷し、操縦者が重傷を負った。
 搭乗者の死傷  操縦者 重傷(腰椎圧迫骨折等)
 航空機の損壊  中 破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が、強風の合間をぬって離陸した直後、再び風が強くなり、「飛行規定」の風速制限を超えた可能性が考えられる強風下において、所定の場所への着陸が困難となって風下へ流され、操縦が困難なまま着地を強行したため、接地の際、機体を損傷し、操縦者が重傷を負ったことによるものと推定される。
10 2000/05/04 山梨県北巨摩郡双葉町 JA200X アエロモット・インドゥストリア・メカニコ・メタルールジカ式AMT−200型(動力滑空機、複座) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA200Xは、平成12年5月4日(木)、慣熟飛行のため、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗し、(学)日本航空学園双葉滑空場(以下「双葉滑空場」という。)の滑走路15から離陸したが、その後の上昇ができず、13時00分ごろ、滑走路南端から約240mの釜無川の中洲に不時着し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷者無し
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が、離陸直後から上昇できなくなり、不時着し、機体を損傷したことによるものと推定される。
 上昇ができかったことについては、離陸時に下降気流に遭遇したこと、背風を受けたこと及び着陸時に使用したスポイラーを「閉及びロック」位置にしないまま離陸を行ったことによる可能性が考えられるが、原因を明らかにすることはできなかった。
11 2000/05/04 岐阜県大野郡丹生川村飛騨エアパーク場外離着陸場 JA2438 グラザー・ディルクス式DG−600型(滑空機、単座) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA200Xは、平成12年5月4日(木)、慣熟飛行のため、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗し、(学)日本航空学園双葉滑空場(以下「双葉滑空場」という。)の滑走路15から離陸したが、その後の上昇ができず、13時00分ごろ、滑走路南端から約240mの釜無川の中洲に不時着し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷者 無し
 航空機の損壊  中 破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が着陸する際、進入高度が低下した際の機長の適確な対応操作が遅れたため、過走帯末端の手前の法面上部に衝突し、機体を損傷したものと推定される。
 なお、機長の適確な対応操作が遅れたことについては、機長が同型式機の操縦経験が浅く、同機の飛行性能に習熟していなかったことが関与したものと考えられる。
12 2000/05/11 八尾空港 JA3942 セスナ式172P型 大阪航空株式会社所属 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA2438は、平成12年5月4日(木)、慣熟飛行のため、機長1名が搭乗し、岐阜県飛騨エアパーク場外離着陸場(以下「場外離着陸場」という。)から飛行機曳航により13時38分ごろ発航し、15時50分ごろ場外離着陸場に着陸の際、離着陸地帯手前の法面に衝突し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷無し
 航空機の損壊  中破

・原因: 本事故は、機長が車輪止めを左乗降用ステップに掛けたまま離陸したため、その車輪止めが機体を叩くことによって異音が発生し、機長が、機体に異常があるのではないかと考え、直ちに不時着した際、機体を損傷したことによるものと推定される。
13 2000/05/24 妻沼滑空場 JA2432 アレキサンダー・シュライハー式ASK23B型(滑空機・単座) 立教大学航空部 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA2432は、平成12年5月24日(水)、慣熟飛行のため、機長1名が搭乗し、妻沼滑空場の滑走路14からウインチ曳航により発航し、15時04分ごろ同滑走路に着陸の際、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷無し
 航空機の損壊  中破

・原因: 本事故は、同機が、着陸の際、機長のファイナルアプローチにおける降下角のコントロールが適切でなかったため、滑走路手前の草地に接地後、刈り草の塊に衝突した際、左主翼を損傷し、さらにグランドループを発生して胴体を損傷したことによるものと推定される。
14 2000/06/03 宮城県栗駒郡瀬峰町瀬峰場外離着陸場 JA3908 パイパー式PA−28−181型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA3908は、平成12年6月3日(土)、慣熟飛行のため、機長及び同乗者2名計3名が搭乗し、茨城県の大利根場外離着陸場を離陸して瀬峰場外離着陸場に着陸後、離着陸地帯から誘導路に入る際、11時11分ごろ、離着陸地帯に接した斜面草地に逸脱し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷者無し
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が着陸後の駐機場へのタクシー中、機長の前方への注意が不足し、かつ、速度が速かったため、離着陸地帯から誘導路へ入る際、草地に逸脱し、機体を損傷したことによるものと推定される。
15 2000/06/17 北海道白老郡白老町 超軽量機 マーフィ式マベリックR503L型(超軽量動力機、複座) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JR1399は、平成12年6月17日(土) 、慣熟飛行のため、2名が搭乗し、白老町場外離着陸場を離陸したが、離陸直後に失速状態となり、14時15分ごろ、同離着陸場の離着陸地帯北側草地に墜落した。
 搭乗者の死傷  操縦者 軽傷  同乗者 軽傷
 航空機の損壊  大 破  火災発生無し

・原因: 本事故は、操縦者が不慣れな右席操縦であったため、適切な離陸操作を行うことができず、同機が浮揚直後に失速状態となり、墜落したことによるものと推定される。
16 2000/06/21 帯広空港 JA4218 ビーチクラフト式A36型 航空大学校 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA4218は、平成12年6月21日(水)、航空大学校帯広分校の操縦練習生が単独で搭乗し、連続離着陸訓練を実施していたところ、11時57分ごろ、離陸滑走中に脚が引込み状態となり、胴体下面で滑走しながら機体を損傷し、滑走路上で停止した。
 搭乗者の死傷  無し
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が、連続離着陸訓練の離陸滑走中に脚が引込まれたため、滑走路上を胴体下面で滑走し、機体を損傷したことによるものと推定される。
17 2000/06/29 長野県松本市 自作航空機 エンジニアリング・システム式GEN H-4型自作航空機(回転翼航空機、単座) 個人・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 個人所属エンジニアリング・システム式GEN H-4型自作航空機(回転翼航空機、単座)JX0076((財)日本航空協会識別記号)は、平成12年6月29日(木)、試験飛行のため、操縦者だけが搭乗し、長野県松本市大字南西原の当該機の製作会社社有地で、操縦者がホバリングへ移行する前の機体姿勢の安定を確認中、風にあおられて浮揚し、約40m北西にあった建物に接触して10時00分ごろ道路上に墜落した。
 同機には、操縦者だけが搭乗していたが、重傷を負った。
 同機は中破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が経験していない風速のもとで中立位置を確認する試験中、突風により浮揚し、操縦者が適切に回復操作ができなかったため、風下側に流されて建物に接触し、墜落して操縦者が負傷したことによるものと推定される。
18 2000/07/29 岡山県笠岡市カブト西町 ジャイロ エアコマンド式U−R618型ジャイロプレーン 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: エアコマンド式U−R618型ジャイロプレーンJE0138((財)日本航空協会識別記号)(複座)は、平成12年7月29日(土)、レジャー飛行のため、操縦者1名が搭乗し、岡山県笠岡市カブト西町の場外離着陸場を離陸し、同場外離着陸場付近上空を飛行中、13時20分ごろ、同場外離着陸場の西約700mの牧草地に墜落した。
 同機には、操縦者1名が搭乗していたが、死亡した。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が重心位置限界を超えて安定性を欠いた状態で飛行し、姿勢変化に対して適切な操縦操作ができなかったため、ローターで機首部前面を叩きローターの回転が停止し、揚力を失って墜落したことによるものと推定される。
 また、飛行空域付近に気流の乱れがあったことも姿勢変化に関与した可能性が考えられる。
19 不詳
(2000/05/22〜08/08までの間)
不詳 JA7920 ロビンソン式R44型 (回転翼航空機) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA7920は、平成12年8月8日(火)、レジャーのため、機長及び同乗 者3名の計4名が搭乗して、11時30分ごろ、愛知県長久手三ヶ峯場外離着陸場を離陸し、途中、三重県長島場外離着陸場で1回、及び岐阜県羽島上中場外離着陸場で2回、計3回の着陸をした後、13時05分ごろ、滋賀県大阪航空日野ヘリポートに着陸した。
 着陸後、同ヘリポートの整備士により機体の損傷が発見されたが、本事故の発生日時及び発生場所を特定することができなかった。 
 搭乗者の死傷  死傷者無し
 航空機の損壊  機体 中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が着陸の際、操縦者の接地操作が不適切であったため、地面に激しく接触して、機体を損傷したことによるものと推定される。
20 2000/08/09 群馬県利根郡月夜野町3625−1 JA7933 ロビンソン式R44型(回転翼航空機) 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA7933は、平成12年8月9日(水)、慣熟飛行のため機長ほか2名計3名が搭乗して、群馬県月夜野町の場外離着陸場から離陸しようとした際、15時15分ごろ、斜面にスキッドが接地して横転し、機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  死傷者なし
 航空機の損壊  大破  火災発生なし

・原因: 本事故は、同機が離陸する際、機長による操縦操作が不適切だったため、ホバリングに移行させることができず、斜面に接地して横転し機体を損傷したことによるものと推定される。
21 2000/08/23 宮崎県西諸県郡須木村奈佐木 JA9131 川崎ヒューズ式369HS型(回転翼航空機) 西日本空輸株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA9131は、平成12年8月23日(水)、薬剤散布のため、機長1名だけが搭乗し、宮崎県西諸県郡須木村奈佐木付近を飛行中、07時05分ごろ、低圧配電線に接触し、不時着した際に機体を損傷した。
 搭乗者の死傷  機長 負傷無し
 航空機の損壊  機体 中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が薬剤散布飛行中、機長が配電線に気付くのが遅れ、配電線に接触したため、テール・ローター・ギア・ボックス取付部及びテール・ローター・ブレードを損傷し、更に、不時着を行った際、接地直前に、テール・ローター・ブレード等を立木に接触させ、テール・ブーム後端部を損傷したことによるものと推定される。
22 2000/09/16 富山県中新川郡立山町天狗平国見 JA6706 アエロスパシアル式SA330J型(回転翼航空機) 株式会社エースヘリコプター ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 株式会社エースヘリコプター所属アエロスパシアル式SA330J型JA6706は、平成12年9月16日(土)、物資輸送のため、標高約2,345mにある富山県中新川郡立山町天狗平国見場外離着陸場に最終進入中、08時48分ごろ、不意に高度を失って墜落した。
 同機には、機長ほか乗組員2名の計3名が搭乗していたが、機長を含む2名が死亡 し、1名が重傷を負った。
 同機は大破し、火災が発生した。

・原因: 本事故は、激しい乱気流の中で物輸を行っていた同機が、荷つり場へ最終進入中、ホバリング態勢へ移行しようとしたころ、急激な気流の変動を受けたため、不意に急激な沈下に陥り、激しく接地したことによるものと推定される。
 不意に急激な沈下に陥ったことについては、同機がホバリング態勢へ移行しようとしたころ、急激な上昇気流によりセットリング・ウィズ・パワーに陥って、対地高度が低かったことにより回復できなかったか、又は急激な下降気流や追風等に遭遇したとき、対地高度が低かったこと及び搭載エンジン特性上の出力の追随遅れにより回復操作が間に合わなかったことが考えられる。
 なお、同機が激しい乱気流の中で物輸を継続したことについては、機長が定められた運航基準等を遵守しなかったことにより、風向風速の変動に対する配慮に適切さを欠いて、物輸作業実施可否の判断を誤ったことが関与したものと考えられる
23 2000/10/22 山梨県南都留郡忍野村 超軽量機 ASC式トライスターD472型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: ASC式トライスターD472型超軽量動力機JR7249(日本航空協会識別記号)(単座)は、平成12年10月22日(日)、レジャーのため、山梨県南都留郡忍野村賀背の忍野場外離着陸場から離陸して飛行中、11時40分ごろ、同場外離着陸場に隣接する村道に墜落した。
 同機には操縦者のみが搭乗していたが、死亡した。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が飛行中、高速での降下旋回から、急激な引き起こし操作を行って強度限界を超えたため、右翼付根ノーズ・プレートが破断し、墜落したことによるものと推定される。
24 2000/10/22 大阪府堺市 JA00JN ロビンソンR44 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: JA00JNは、平成12年10月22日(日)、10時20分ごろ、レジャーのため、機長ほか同乗者3名計4名が搭乗し、機長が管理する船(大型プレジャーボート)から離船した。約20分のローカル飛行を行って帰投し、着船する前に同船の周囲をホバリング移動中、12時40分ごろ、同機の尾部が同船の舳先のフラグ・ポールに接触して破断し、飛行不能となり海上に墜落した。
 搭乗者の死傷  死傷者無し
 航空機の損壊  中破  火災発生無し

・原因: 本事故は、同機が、同船の周囲をホバリング移動中、機長が同機と同船のフラグ・ポールとの間隔の目測を誤ったため、同機の尾部が同船のフラグ・ポールに接触して、尾部が破断した結果、飛行不能となり、海上に墜落したことによるものと推定される。
25 2000/11/04 和歌山県伊都郡高野町 JA013B アエロスパシアル AS350B3 佐川航空株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 佐川航空株式会社所属アエロスパシアル式AS350B3型JA013B(回転翼航空機)は、平成12年11月4日(土)、木材搬送のため、和歌山県伊都郡高野町の西富貴南場外離着陸場を離陸した。同機は、同町大字富貴地蔵谷の荷吊り場(同場外離着陸場の北西約1.7km)へ進入した後、木材の吊り上げを行なうためホバリングに移行しようとして降下中、エンジンの制御系統に不具合が発生し、11時42分ごろ、近くの山林に不時着し、機体を損傷した。
 同機には、機長だけが搭乗していたが、死傷はなかった。
 同機は中破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機の荷吊り場への進入中におけるローター低回転を示す警報音の作動等により、機長が不時着をしようと決意して降下中、GOV警報を視認したが、非常操作を行う高度及び時間的余裕が無かったため、樹木に接触しつつ落下した際、機体を損傷したことによるものと推定される。
26 2000/11/09 岐阜県郡上郡高鷲村 JA7871 ロビンソン式R22Beta型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 個人所属ロビンソン式R22Beta型JA7871(回転翼航空機)は、平成12年11月9日(木)、空輸のため、経由地の高松空港に向かうため、岐阜県郡上郡高鷲村の上野場外離着陸場を離陸し、その直後、08時30分ごろ、同場外離着陸場の東約200mのゴルフ場敷地内に墜落した。
同機には、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗していたが、2名共死亡した。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が、最大全備重量でのOGEホバリング限界高度に近い地点から、最大全備重量を超えた重量で離陸したため、離陸後の旋回中に急速な降下に陥り、回復できないまま地面に衝突したことによるものと推定される。
27 2000/11/27 三重県鈴鹿市柳町 1001
(製造番号)
三菱式MH2000型(回転翼航空機) 三菱重工業株式会社 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: 三菱重工業株式会社所属三菱式MH2000型製造番号1001(無線局呼出符号JQ6003)は、平成12年11月27日(月)、試験飛行のため、機長、同乗操縦士及び計測員等4名の計6名が搭乗して14時21分ごろ名古屋空港を離陸した。
 その後同機は、試験飛行空域付近で試験飛行中、テール・ローター・ブレードが飛 散して操縦が困難となり、14時40分ごろ三重県鈴鹿市柳町の水田に不時着しよう として墜落した。
 同機が墜落した際、機長は死亡し、同乗者5名全員が重傷を負った。
 同機は、大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が試験飛行中にNo.10TRBストラップが疲労により破断したことを発端として、10枚のTRBからなるダクテッド・ファン部の主要な部分を失い、T/Rによるヨー・コントロール機能を喪失して操縦が困難となったため、制御できない急激な右旋転に陥って墜落し、機体を大破するとともに、機長及び同乗者が死傷したことによるものと推定される。
 No.10TRBストラップが疲労により破断したことについては、複合材製のTRBの開発に際して、限界使用時間を設定する際の荷重や温度環境の条件選定が適切でなかったため、疲労が予想よりも早く進展したこと、並びに同機は試験専用機であって量産機よりも過酷な使用条件であったが、TRBに対する点検項目の設定及び点検の間隔が適切でなかったこと等のため、疲労の進展に気付かないまま使用されたことが関与したものと推定される。
28 2000/12/17 埼玉県鴻巣市 超軽量機 スポーツアビエーション・エアクラフト式アベンジャー−R447L型 個人 ・事故種類: xxxxxxxxxxx

・概要: スポーツアビエーション・エアクラフト式アベンジャー−R447L型超軽量動力機JR1447(日本航空協会識別記号)(単座)は、平成12年12月17日(日)、レジャーのため、埼玉県鴻巣市大字原馬室字窪下2465−1の場外離着陸場付近上空を飛行中、11時24分ごろ、同市大字滝馬室2894の荒川河川敷の畑地に墜落した。
 同機には、操縦者だけが搭乗していたが、死亡した。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。

・原因: 本事故は、同機が低高度を飛行中、失速してスピンに陥り、回復できずに墜落したことによるものと推定される。

Aircraft Accident in Japan by SAKUMA Mitsuo/Former Aircraft accident investigator of JTSB