高岡靜觀
Takaoka Jyokwan
(1830-1898)


字は源蔵。靜觀、また閑亭と号す。出石藩漢方醫なり。

漢方を修め、醫術を以て出石仙石侯に仕ふ。出石東條町に住す。 風雅にて余技に作陶す。其の陶、鉄分を含み茶褐色無釉の陶器なれば、 出石窯の白磁と趣を異なり、仙石侯より高岡窯と称せらる。 明治20年(1887)頃姫路東山窯の名工中川鷺脚を招き作陶す。
明治31年(1898)2月16日歿69歳。


『(兵庫県)出石町史』
『兵庫県下旧出石藩士族生計一覧表』
『日本諸窯總覧』
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