櫻井勉
Sakurai Tsutomu
(1843-1931)


字は勉。但馬出石藩儒櫻井石門の長男なり。正四位勲三等。

天保14年(1843)但馬國出石に生れ、明治12年(1879)山林局長となり、我邦森林行政の基礎を築く。 のち福島縣知事、衆議院議員、山梨縣知事、台湾新竹縣知事、内務省神社局長を歴任し、年60歳で退官す。 気象通報を創始し、老後は出石に戻りて、地方自治や郷土史研究に尽力し『校補但馬考』を著す。 正四位勲三等を授く。昭和6年(1931)歿す。



「歴史を彩った出石の人物展」出石町立明治館
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