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◆カウボーイ ▼バーボン 30ml ▼牛乳 適量 □ビルド ◎ファッショングラス |
東京のあるお酒好きの方から「『カウボーイ』ってカクテル知っていますか?」というmailがありました。バーボンの牛乳割りとのことです。
う〜ん。ごめんなさい。知らなかったです。
だけど「カウボーイ」って名前的にはありですね。
バーボンのイメージから「アメリカ的なもの」と、牛乳のイメージから「牛」で「カウボーイ」ですかねえ。
…ということで、
まず「カウボーイ」ということでアメリカのカクテルレシピブックを2冊ほど調べましたが載っていませんでした。
◆次にサントリー(日本)のカクテルブックをみますと…、ありました「カウボーイ(Cowboy)」バーボン30ml、牛乳適量、ロックグラスにビルド(注ぐ)する。…と。
で、もしやと思い世界で一番権威のあると言われている「サヴォイ・カクテルブック(イギリス)」を見ると…。おぉ〜ありました。
◆「The cowboy(ザ・カウボーイ)」バーボン2/3、生クリーム1/3、をシェイカーでシェイクし、クラッシュアイスをつめたロックグラスに注ぐ…と。う〜んバーボンの方が量的には多いのですねえ(^_^)。
灯台もと暗しとはこのこと。
私の浅学を恥じつつ、以外にもスタンダードレシピだったのですねえ。(カクテルのhp作ってるのにそんなの知らないの? という意地悪なツッコミは無しで…(^_^;))
で、我が家に秘蔵されている世界のカクテルブックをみますと…、
◆タイのカクテルブックには載っていません(この本自体がアメリカの本のまんま翻訳くさいですが…)
◆韓国のカクテルブックには…、載っていました。
レシピはイギリスのレシピと同じみたいで、生クリームで作るみたいでした。
ネーミングの由来などは諸書に見当たりませんでしたが、たぶん前述したような由来ではないでしょうかねえ??
ウイスキーはアメリカではストレートで飲むイメージが定着し、日本ではロックで(まちがったオッサンは水割りで)飲むイメージが定着しすぎて、あまりカクテルのバリエーションがないので、ちょっと飲んでみたくなってきましたねえ、「The cowboy(ザ・カウボーイ)」。もちろん生クリーム使ったイギリス版のレシピで…(^o^)b。
牛乳割りのカクテルは、焼酎&牛乳で「ミルク・ボンバー」というおそらく和製の出所不詳のカクテルがありますが、これはおそらく、ブランデー&牛乳のカクテルが「ミルク・パンチ (パンチの効いた牛乳)」という名からの発想だと思います。
余談ですが「焼酎&牛乳」のカクテルはあの諸国漫遊の水戸光圀が食べた献立の中にも散見される(もちろん当時はミルク・ボンバー という名ではないですけど)古〜い(伝統ある?)カクテルなのですよ。
※ベースを、カルーア(珈琲のリキュール)に変えると「カルーア・ミルク」という甘口のカクテルになる。