-リアサスのマルチリンク移植-
車が悪いのか、乗り方が悪いのか、過去にリアのハブが折れる事数回。
ドライブシャフトのスプラインが飛ぶ事、数知れず。。。
どうにかならんもんかと考えておりました。
R31の足回りはセミトレーディングアーム式です。
その次に出たR32はマルチリンク式になっています。
という事は、セミトレーディングアーム式での一番良い足まわりは
R31用以上はないって事なんですよね。
つまり現状のセミトレのままの形状では純正流用などで
強化する事が出来ないって事になります。
つまり、リアサス周りの強化をしようと思ったらマルチリンク移植が
一番かな?という事で移植を試みてみました。
と言っても今回の作業はリンク先のリアルファクトリーMさんに
お願いしてるんですけどね^^;
もちろんボルトオンで取り付けなど出来るはずもなく
マルチリンク化に向けての問題点は・・・
@セミトレがついている場所とマルチリンクがついている場所が全然違うので
マルチリンクを付ける為の棒を新しく増設しなければならない。
@プロペラシャフトの長さが違う。
@サイドプレーキのワイヤーとブレーキホースの取り回し。
ステーを移設したりして、なんとかワイヤー、ホース共に上手くいきました。
@マフラーの形状が違うのでワンオフで作成。
@なるべくマルチリンク本体を車体に近づけて取り付けしたいので
車体側に加工が必要。
加工部分の一部ですが、アームが当たる部分を削って溶接しなおしてます。
@セミトレよりもマルチリンクの方がトレッドが広がっているので
今よりも浅リムのホイールしかはけない。
などなど、考えただけでもゾッとします(汗)
しかし、マルチリンク化によるメリットは絶大(なはず)で
@ドライブシャフトやハブなどの強化が可能。
@車高短にしてもキャンバーがつかない。
@マルチリンク用の車高長が使えるので種類が豊富
@足まわりの動きが変わるので、もっとリアがグリップするようになる(はず)
と言う感じでR31の、と言うかセミトレの弱点を見事に克服出来ます。
(だらかR32以降はマルチリンクになったんでしょうが)
現在、マルチリンクの移植はほぼ完了で、後はプロペラシャフトと
マフラーが出来れば完成なので、早く乗ってみたいですね^^
ジャッキアップした状態でもかなり上に足回りが来ています^^
ただ、やはり移植はかなり大変だったみたいで
もう二度とやりたくない作業だと言っておられました^^;
2006/4/28