世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし


                             


SPRING HAS COME !

気温もぐんぐん上がり、少々荒れ模様ながら、季節は春まっさかり。

芦屋ファンラン後の花見宴会も楽しかったですね。


今回は、隠れた桜の代表格、ソメイヨシノについて豆知識です。
(NHK「サイエンスZERO」を一部参考にしています)


日本の国花・・・桜、その中でも染井吉野という品種は国内だけでも数百万本あるそうです。

非常にたくさんのソメイヨシノが、一定の気温条件により、同時期に一斉に花開く!

皆さん、とても不思議だと思われませんか?

梅や椿やアジサイ、バラやチューリップも一定の場所と品種ではほぼ同時に咲きますが

桜前線のように一斉にと言う訳にはいきません。

何故でしょうか?

答えは、ソメイヨシノはすべてクローンだからだそうです。

つまり親や兄弟よりも瓜二つ、あなた自身が数百万人存在するのと同じです(笑)

元祖はもちろん日本ですが、紀元は江戸時代にさかのぼります。

1720年~1735年頃に東京の上野公園(当時の染井村)の植木屋が人工交配により作出した説が有力です。


ではどうして江戸時代にクローンが作れたのでしょうか。

それは、「接ぎ木」という技術です。

日本固有種のオオシマザクラとエドヒガンが親で、それを品種改良した結果ソメイヨシノが誕生しました。


この樹が日本人好みとなり、接ぎ木を繰り返して全国に広がったようです。

手軽に数多く作出できるために、村おこしにもなったようで、ある場所を桜の名所にするために、どんどん植えられて行きました。

だから全国各地に桜の名所が誕生したのですね。



全国桜百選にも選ばれている西宮市夙川。

約1700本もあるそうです。 素晴らしいですね。


今年はもう終わってしまいましたが、東北や北海道はこれからです。

見たりない方は足を延ばして見に行きましょう(笑)

本当に桜は季節感たっぷりですね。 春の心はのどけからまし。