海上自衛隊 阪神基地 サマーフェスタ   

                         

こんにちは。

今回は、海上自衛隊 阪神基地隊サマーフェスタに行ってきました。

開催日

7月9日10日⇒ 終了
7月16日(日曜日)、17日(祝日) 

メインは17日で、ミニコンサートや呉軍楽隊の演奏、遊覧船など
も催されるようです。

海自フェスタ  ← 詳しくはHPをご覧ください

(HP見たら、あとは読まんでもええなあ・・・そんなこと言わずに、我慢してお読みください。
HPには書いて無い、ちょっとした穴情報もありますから)

私が訪れた10日は、ランニングor自転車で行くつもりだったのが、無料シャトルバスに往復とも乗ってしまいました。

なにせこの日は異常に蒸し暑かったですから 言い訳ですが・・・

無料のシャトルバスはJR摂津本山駅から何本も出ています。 10分くらいで着きますよ。


 

基地内で「ハバタン」が迎えてくれました。 さぞ暑かったのでしょうねえ、すぐに飛んでいなくなりました。

入口では、簡単な身体の赤外線検査と手荷物検査があります。

ずっと以前に子供を連れて行ったことがありましたが、当時はこのような検査はなかったです。

今やテロ対策ですかね。

そういえば甲子園で野球観戦するときも必ず持ち物検査がありますね。

小学生を連れた家族、軍事オタク、水兵さんの彼女(笑)達が大勢来ていました。

 阪神基地隊  司令部

  

   

基地内に入ると、ドーンと軍艦が出現します。 この日は護衛艦2隻と補給艦1隻が繋留されていました。

まずは護衛艦「うみぎり」から
排水量 2,550トン
全長137m
全幅14.6m

  

護衛艦というのは、昔の旧帝国海軍では駆逐艦にあたります。

魚雷や、対潜水艦哨戒用のヘリコプターも搭載しています。

大きいというよりは、速度や旋回能力などの機動力を感じさせる船です。

 
ここはブリッジ(艦橋)の操舵室です。

だれも見学者がいないでしょう?

実は、写真右の甲板を見学していたところ、いくつかある扉のうちの1つが開いており、
立入禁止とかも書いていなかったので、いいのかな、と思い、ずかずかと入っていきました。
 

中に入ると、すぐに左写真にある艦長、副長、専任伍長の写真が・・・

その奥の、誰もいない急な階段をさらにドキドキしながら登っていきました。



どんどん昇って行き、振り返りざまに撮った1枚です。

いくつものハッチでくぎられています。


 

で、最後にたどり着いたのが、一番上の操舵室でした。
奥の肘掛け椅子が艦長席。

全てNOフラシュで撮影したので、少し暗いけど、かえって臨場感があるでしょう?

しばらくの間、レーダーやらいろいろと眺めていると、この部屋の床下の穴蔵で検査か何かをしていた自衛官の人が
ひょっこり首から上をだしたところに私がいたのでびっくりされていました。

やはり、この時はまだ立入禁止だったようで、やさしく「あの~、申し訳ありませんが、ここは見学できないんです」
と言われたので、陳謝して早々に退散しました。 でも少し得した気分です。

ここは司令塔で最重要ルームだから、誰もいないというのも不用心な気がしましたが・・

でも16日17日はここも公開されていると思います。

再び第1甲板に向かいます。


前甲板に、76mm速射砲があります。ちょうどもう1隻の僚艦も繋留していました。

私のカメラ、超広角レンズで写して、砲身がやっと収まりました。

ちなみに、戦艦大和の主砲弾は4600mmで。射程40km! いかに凄かったかが想像できますね。

 
76mmの弾丸です。                    こちらは旧海軍の戦艦長門主砲弾 400mmです!

砲弾に「ダイキン工業」とメーカー名が記載されていました。

ダイキンといえば、関西が誇る空調メーカーですよね。

それが大砲の弾も製造しているのですね!

その昔、ダイキン工業は、大砲をぶっ放したときに発生する高熱を冷却するための装置を研究していたとのことです。

その技術を蓄積して、エアコンなどの家電を製造するようになったんですって。

何事も、軍事がからむと、予算がたくさん出るので、技術は多方面に加速度的進化をするようです。

  

対潜ヘリコプターです。 外洋は海が澄んでいるので、潜っていても、上空から見ると潜水艦はすぐに見つかってしまいます。
潜水艦にとってヘリは正に天敵ですね。


続いて、補給艦「ときわ」

排水量8,150トン
全長167m
全幅22m

こちらは、排水量からいってもかなり大きく感じます。
イラン紛争などで海外(インド洋等)に派遣、実戦配備された艦艇です。




上部甲板

この船は補給艦なので、武装はしていません。

補給艦隊を組んで出航するときは、旗艦となるので司令部があり、艦長以外に司令官も乗船します。

司令官室が公開されていたので、ご覧ください。

  指令室入口


 
さすが、応接室もあります。

 
浴槽付きの風呂、トイレ、洗濯機まで完備。

一人ではもったいない・・・水兵さんも使わせてあげてね。

でも説明をしてくれた自衛官の方によれば、補給艦は燃料や物資を大量に積載するので、

イージス艦などの司令官室より狭いらしいです。

さてお腹もすいてきたので、早めの昼食ととることに。

 

名物は「海軍カレー」 
軍艦によって味付けはそれぞれ個性があるそうです。

 

一皿400円。

肉と野菜が溶けてなくなるまで煮込んであり、

非常にコクがあって、大変うまかったですが、2皿くらい食べないと量が全然足りません。



食べ終えた時にはすごい行列が・・・びっくりしました。 早く食べに行ってよかった。

屋外の階段の下まで、50m以上の行列ができていました。

(はっきり言って、そこまで並んで食べる価値はないと思いましたが・・・(^^; )

日本の軍艦では、昔から伝統的に金曜日の食事は必ず「カレーライス」と決まっていたそうです。

というのは、長期間洋上にいると、乗組員は今日が何曜日かとっさにわからない。

そこで、金曜日にカレーを出して、「ああ今日は金曜日かあ」 「一昨日カレー食べたから今日は日曜日だね」

なんて具合に、曜日の目安としたのだそうです。

 

お土産コーナー。 ミニタリーファンでけっこう繁盛していました。
ここでしか買えないものばかりです。私も記念に少し買いましたよ。

  

ということで、私は特にミニタリーファンというわけではないのですが、十分に楽しめた1日でした。

自衛官の方々は、皆さん非常に親切で、サービス精神たっぷりです。

でも訓練や、航海では非常に厳しい仕事のはずです。

不安定な国際状況の中、国防のため頑張っておられるなあと感じました。

頼もしいですね。

興味がおありの方は、17、18日がメイン開催日ですから、行ってみてはいかがでしょうか。

今回はここまでです。

ご覧いただいてありがとうございました。