豊かさへの出発 | 選んだ道 | 待つことに耐える | 事実を越える |
あいさつ | 自分の世界 | 老い | 評価の基準 |
泣く・笑う | 信じる | 疲れ | 生き方 |
聞く | 共感 | ストレス | 働く |
試練より愛 | 友人 | 贈る言葉 | 素直に聞く |
家族 | 人生 | うさぎとかめ | ダメ |
ふれあい | きく | 過去と他人 | 個性 |
自分らしく | 自分の問題 | 戦争 | 勉強 |
人づきあい | 引き出し | 孤独力 | 育自 |
生きる力 | 対人関係 | 痛み | 休む訓練 |
好きなこと | 気楽にやれ | こころ | 体を動かす |
気持ち | 賢い人 | 道徳性 |
育ち方も、食べ物の好みも、生活の習慣も、すべてが違う男と女が、結婚したその日から、その後何十年も、朝から晩まで、いっしょに暮らすことになるのです。結婚を維持するためには、多かれ少なかれ、夫婦は互いに自分を犠牲にし、友達付き合いや仕事のチャンスをあきらめ、自分の意見を殺して、相手に合わせていかねばならないこともあります。夫婦は他人同士です。他人だからこそ、相手の嫌がることをしないように心がけています。人びとは、その中で成長します。(不明)
人は適正に基づいて職業を選ぶけれど、実際は迷った末に選択することが案外多い。人はどんな職業を選んだかでなく、選んだ道をどう生きるかが、大切だ。(赤司俊夫さん)
待たされることへの苛立ちが、人に心をむしばんでいる。待機の時間は、自分の時間であって自分の時間でない中途半端な時間と捉えられるのであろう。だが、待たされる時にこそ、自己と他者のずれが自覚される。むしろ待つことのない時間の中に組み込まれた人にとって、彼我の関係は見えてこない。(小川全夫さん)
事実か事実の周辺のことにしか興味を示さない人がいる。「事実」とはそんなに大切なものなのか。なぜそう事実にこだわるのか。事実以外のものにに夢を託すことが出来る、これは人間だけが持つ余裕というものではないのか。(不明)
あわただしい社会を口実に、単純なあいさつを失いがちである。「心のふれあい」「思いやり」「いたわり」…という言葉は知っていても、実際に行わなければ何もならない。それは“あいさつ”という“話し合い”からはじまる。
(山口正次郎さん)
おつきあいをして、ひかれる相手というのは、私と趣味や考え方が違っていても、自分の世界を持っている人ですね。自分にないものを持っている人とつきあうと得られるものがあります。自分の世界を持つことは、その人の人間的な魅力とも言えますね。(児童文学者:片岡 輝さん)
若い人が美しいのは、純粋の美しさであり、無知の美しさである。とすれば、老人には不純と知恵の美しさがあると考えるべきではないだろうか。
(詩人:田村隆一さん)
人間にとって大事なことは、自分で計画を立てて実行したことを自分で評価する、自己評価のモノサシを自分の中につくることです。評価の基準を自分の中につくると、外側の評価に一喜一憂することもなくなるわけです。
(波多野誼余夫さん)
泣くのは、今の生活に不満があるからだ。笑うのは昔の生活を思い出しているからだ。(不明)
相手が今何を思い、何を考え、何をしたいと思っているのか?いくら推測したって100%わかるはずもないし、また伝えることも不可能なことでしょう。相手の見えない部分、知ることのできない部分は、それなりに相手を信じて、詮索しないという割り切り方が必要になってくるのはないでしょうか。
(不明)
いつの間にか自然などというものから、遠く離れたところで生きていて、つまらぬことをわざわざ小難しく考えて、それで疲れたりしているのです。
(不明)
「今の自分が好きですか」と問われたら、いつも「イエス」と答えたい。そんな生き方をしたい。(不明)
自分を中心にすえて、いろいろと考え、行動する――話が合わないとしゃべる気にもならないなど、若さそのものです。無理にわからせようとしたり、いやいやしゃべったりするのではなく、相手の話をよく聞いてあげることです。(不明)
「つらい」「悲しい」「無力だ」などという「負」の感情を「そうだね」「そうだね」と、ただただ受け止めてあげること、いたずらに励まして、気持ちを別の方向に向けようとしないことだ。人の心は、悲しむことで弱くならない。共感してもらった悲しみは、その後、軽減さえする。そして、傷つき、痛んだ心が回復するのである。(不明)
人間が、ストレスに遭うと何かと考え込んだりするのは、仕方のないものです。しかし、問題を解決するために考えることと、ただ嘆き悔やむだけというのでは、大きく異なります。ストレスがあるならば。そのストレスの所在をちゃんとつきとめ、それに対しどういう対応をしたらよいか冷静に考えるならば、ストレスは我々にとって決してマイナスではありません。逆に程良いストレスは、好奇心や冒険心をかき立て、人間を生き生きとさせてくれるものです。(不明)
長く働き続けることで、得たものは何だろう。多くの人との出会い、安定した収入や世間を渡る知恵というものだろうか。広く世間を見る目、自分で考えたり、自分のことは自分でする習慣。いろんな人たちの中で、どこまで自己を主張するのか、自分を抑えるかを判断する基準。自分にできること、すべきことを一生懸命やることが、やっていることを見せることが、後輩達へのメッセージである。(香月悠貴子さん)
親や周囲の愛を受けて、あるがままの姿を認められて育った人には、どんな試練にも耐えてそれを糧にする力が備わっているものです。もし試練に耐えられないとしたら、本人に耐える気がないのではなく、まだまだ試練に立ち向かうだけの生命力が備わっていないということです。どんな試練にでも立ち向かえる、耐えられる生命力をはぐくむのは、豊かな愛以外の何物でもありません。(金盛浦子さん)
人間は人と人の間で生きているわけです。自分の悩みを真剣に聞いてくれ、アドバイスしてくれる友人が見つかればそれは最高です。
(早瀬圭一さん)
わらわれてわらわれて反省するのだよ
しかられてしかられて偉くなるのだよ
たたかれてたたかれて強くなるのだよ(僧侶:波北影真さん)
人は単なる努力や、成長しようという意欲によってのみ成長するのではない。出会った人によって自分の価値観の低さや、思考力の幼さを教えられ、この人の価値観を受け入れなければならないと気づいたときに、初めて真に成長するのだ。(不明)
家族の条件は血のつながりではなくて、心のつながりなのだ。
(絵本作家:永田萌)
人生なんて振り返ってみれば、「あの時こうしておけばよかった」「やり直しがきくものなら…」の連続です。でもそれらすべて、そのつど自分が自分が選んだやり方だったのです。たとえ他者から「そうしろ」と言われても、結果としてそうしたのなら、それは自分で「そうした」のです。人生はやり直しができません。だからこそ人は一日一日を精一杯生きていくのです。やり直しはきかなくても「同じ不幸を繰り返さないように」努力することができます。(漫画家:里中満智子)
うさぎ型の人は、うさぎのようなペースで生きるのがいい。うさぎのような能力を発揮するだろう。かめ型の人、はかめのようなペースで生きるのがいい。かめのような能力を発揮する。(斎藤茂太)
「自分がダメ」なのではない。「そのときはダメだった」のである。そういうふうに考えてほしい。(斎藤茂太)
人とのふれあいは、自分の考え・思い・実感・本心を表明する勇気から起こる。自分の思いを声に出して話をしていくことで気分が発散し、ストレスを解消していく。(不明)
「きく」とは、相手の方に自分の気持ちを向けて、相手の伝えようとしていることを真摯にわかろうとすることである。(不明)
過去と他人は変えられない。変えられるのは自分の考えや感情だけ。
(不明)
クラスに友達が一人もいなくても、暗くても消極的でもまったくかまいません。いろいろな個性があるということだけなのです。明るく積極的な人間ばかりの世の中など平たんでひだのないつまらない世の中です。そんな人間ばかりではすぐに疲れ果ててしまいます。いろいろな種類の花があるように、いろいろな個性の人間がいるから楽しくうるおいのある世の中となるのです。(藤原 雅彦)
自分が生き生きと自分らしく生きていくこと、そして、そのために心も体大切にできることが健康なのです。(不明)
梅雨の時期、一寸したことでお互いのイライラがぶつかりやすい時期ですね。怒る前に、心の中で思ってください。今の問題は「自分の問題ですか?」、ひょっとして相手の問題ではありませんか。「心の中に四角い窓を描いてみてください。そこに横棒を1本引いてください。そこに自分の感情の基準ラインを設定し、その問題は基準線より上ですか?下ですか?」を先ずは確認してみてください。案外、自分の問題ではないときに怒っていませんか。(不明)
人は些細なことを目印にして人を区別し、差別し、そして断絶へと進む。誤解から無理解へ、そして対立へ。大きく言えばそれが宗教間の、民族間の、そしてきっとあらゆる戦争の源なのだ。だからこそ戦争は、実はそうした一人一人の「異者」に対する共感能力の積み重ねによって妨げるのだと思いたい。わたしたちに最後まで残される武器はきっとこの「想像力」だ。 (鈴江俊郎)
学生時代の勉強は、人が学び得ることのほんの一部であり、人としての勉強は一生続くものです。「有意義」というのは効率だけで測れるものではないことも勉強していってください。
(落合恵子)
人の欠点が分かるほど長く一緒にいないこと。地域のおつき合いでも、、職場でも、たとえ家族であっても、共通して言える事だと思う。急に好きになると、急に嫌になる事も多い。人間関係は、物足りないくらいが平穏でいいのではないだろうか。
(中山庸子)
人づき合いでも、ささいな行き違いは、気にしなくてもいいんです。「そんなつもりで言ったんじゃないのに」と気を揉むのはやめましょう。弁解なんてしなくていい。こっちが忘れると、向こうも忘れるかもしれないし、別れていく人は別れていく運命だと思わなくちゃ。それに、70歳を過ぎると、「あの時、ああしておけば」と思うようなことはなくなるから、そんなに思い煩わなくていいんです。人生をより楽しく過ごすための秘訣は、絶対に、自分で自分を見捨てないことです。自分にはいいところがいっぱいあるんだ、と思うこと。誰かにボロクソに言われても、「あの人はそう言うけれど」という気持ちをなるべく早く持つことです。結局、最後に生き残るのは打たれ強い人です。でも、それは周りからいくら言われてもダメで、やはり自分で気を取り戻していかないと。そういうときに役立つのは、いかに多くの本を読んできたかとか、いかに多くの考え方を知っているかと言うことでしょう。引き出しは多ければ多いほうがいい。引き出しの多さは、人生の楽しみの多さにもつながります。
(田辺聖子)
孤独とは、現代をタフに生きていくために欠かせない、大切な能力である。
分かり合えない人とは、分かり合えないままでいいと認める 勇気をもつこと。
「自分はまもなく死ぬ」という事実を見つめること。
人生で本当に大切な何かを、見つめること。
この人だけは、自分を常に支えてくれる、というだれか、を 見つけること。
適度な社交術を身に付けること。
このような条件を満たすことで、孤独力が深まってくると,何より自分という相手が最高の対話の相手だということがわかるでしょう。 (心理カウンセラー・諸富義彦)
「生きる力」が強い人
挫折しても敗北しても、ニコニコと立ち上がって明日の楽しさに思いを馳せることができる人
毎日の暮らしの中に楽しさを工夫できる人
生まれつき強い人はどこにもいない
目的地に着くまでの車中の数時間は、人生から「降りている」時間になる。
どうにもならないときにはジタバタせずに、成り行きに任せてしまう。むしろその成り行きを楽しめるくらいの人間が、実は強い(不明)
対人関係を持つ限り、愛したり愛されたり、傷つけたり傷つけられたり、好かれたり嫌われたりします。その経験から私たちは考えや行動を修正し、成長していくのです。ですから、思い切って自由に行動しましょう。ときにはトラブルがあっても、人生はもっと楽しく色彩豊かな物になることでしょう。 (大阪大教授:三木善彦)
人の痛みに鈍感な人間を、正面から受け取っても仕方がない。
(落合恵子)
外側でどんなに強い風が吹き荒れようと、何万という本を読破しようと、あなたを育てることができるのは、あなたしかいない。いっとき、「自分探し」という言葉が流行った。意味はわかるけど、自分の外側に「自分」を探すことはできない。自分の中にこそ、「自分」は居るのだから。自分の内側の自分と真正面から向かい合うこと。まずは「あるがまま」の自分を受け入れること。それが「育自」のスタートであり、ゴールでもあると思う。とはいうものの…。それは決して容易ではない。あまり自分を追い詰めずに、時にはすてきな雲隠れをしたり、自分にごほうびをあげながら、深呼吸を忘れずに、「育自」の季節を深く豊かに生きていこう。 (落合恵子)
がんばる訓練よりも、休む訓練を、がんばるためには、じつは、「休む訓練」が必要なのです。(不明)
好きなことならやせ我慢もできるし努力もする。少々のことがあっても苦痛とも思わない。人生はどこでどうなるかわからない。後悔もするし、落ち込むこともある。それでもわたしたちが生きるのは、どんな人でも、必死に生きる姿が美しく見えるからだ。(不明)
気楽にやれ。いつか好きなことを見つければ、人生の希望もわくしやる気も出てくる。(不明)
かたよらないこころ こだわらないこころ とらわれないこころ ひろく ひろく もっとひろく これが 空のこころなり(不明)
体が疲れたときは体を休ませる必要がある。でも心が疲れたときは体を動かすと気分は体についてくる。行動によって気分は変化してくる。
(精神科医バーンズ博士)
気持ちは自分で伝える。ものにあたらない。気持ちはその時に伝える。あとになって相手を非難しない。これが信頼関係を築くのです。(海原純子)
賢い人とは多くのことを知る人ではなく、大事なことを知る人である。<たくさんのことを知っていいるからって賢い人とは言えない。本当に賢い人とは、人の気持ちが分かり、人として何が大切かをよく知っている人のこと。>
(アイスキュロス)
仏教の道徳性とは何か。それは大きくいって2つあります。1つはノーということ、つまりしてはいけないこと。もう一つはイエスということ、つまりやらなければいけないことです。(梅原 猛)