在阪局も大阪の敵なのか
秘密のケンミンSHOW
「47都道府県スター50人が故郷の(秘)常識大激白
!
!」 07年3月22日
各地の独特の習慣などの秘密を暴露しあって笑いあおうという番組である。
しかし、「47都道府県」と言っておきながら、「各ご当地代表ケンミン」を見ると東京代表だけがない。
つまり、東京だけが番組の対象になっていないのだ。
制作サイドの姿勢は、東京だけは高見の見物ということであり、笑いの対象にしないというものである。
これは同時に、東京は絶対的な標準であるというイデオロギーの表明なのだ。
東京は標準だから独特の習慣などはないというイデオロギーである。
対極的に、特別枠で【
大阪人爆笑生態10連発
】というコーナーがある。
「県民性に・・・笑うもよし」と言っておきながら、
東京だけを笑いの対象にしない制作サイドの意図が、分かりすぎるほど分かるではないか。
この番組での「笑い」は大らかな笑いではなく、嘲りの笑い、他を貶める笑いだと
制作サイドが自白しているようなものである。
実質的な制作は、東京の「ハウフルス」という制作会社だが、
放送は、大阪のよみうりテレビである。
われわれは、よみうりテレビに対しても、
「よみうりテレビは大阪の敵である」と言わなければならないのだろうか。
▼秘密のケンミンSHOW
演出 : 山田謙司(ハウフルス)
監修 : 菅原正豊(ハウフルス)
プロデューサー :
津田誠(ハウフルス)、中村元信(YTV)
チーフプロデューサー :
武野一起(YTV)
制作協力 : ハウフルス
製作著作 : よみうりテレビ
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